“ちがいを知り、惹かれあう”ボーダレスな無料音楽フェス『ひときわ音楽祭2023』開催の様子を綴ったニュースレターを発刊

株式会社人と音色のプレスリリース

自閉症のピアニスト「小柳拓人」、側弯症の高校生ダンサー「NaNaKa」、ヒップホップシーンを牽引する韻踏集団「韻踏合組合」など障害の有無にかかわらず多数の豪華アーティストが出演

株式会社人と音色(所在地:兵庫県神戸市、代表:武藤 紗貴子、以下人と音色)は、若者カルチャーのメッカ・アメリカ村の商業施設  心斎橋BIGSTEPと共催で2023年10月29日、ボーダレスな無料野外音楽フェス『ひときわ音楽祭』を開催しました。本音楽フェスでは「ちがいを知り、惹かれあう」をテーマに掲げ、パフォーマンスをとおして、ちがいに⽿を傾ける体験を多くの⽅に届け、お互いのちがいや障害を乗り越えること⾃体を楽しめる社会を⽬指しています。アーティスト同士のコラボステージでは、総勢9組41名のアーティストが会場を沸かし、500名を超える来場者に力や感動を与えていました。詳しくは当日の様子についてまとめたニュースレターをご覧ください。

■ひときわ音楽祭2023 レポート映像はコチラ(映像時間 35:21)

ダイジェスト映像(2:01) https://youtu.be/ZtI2NtTcQQA?si=rwNQu1uKNZTYg39y

  • ひときわ音楽祭2023

日程: 2023年10月29日(日)12:00〜18:00

場所:心斎橋ビッグステップ(大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目6−14)

料金:入場・観覧無料

主催:株式会社人と音色、心斎橋ビッグステップ

協力:株式会社アドヒップ、世界ゆるミュージック協会

イベントページ:http://big-step.co.jp/event/detail/105

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000074945.html

出演:【MC】中島ヒロト(FM802) / しまだあや【MUSIC】BAGDAD CAFE THE trench town / 韻踏合組合 / ⼩柳拓⼈ / ミッチュリー / 多⽥駿介 / ツナガリバンド Guest . AQUVI【DANCE】DIVERz / FILA SHINSAIBASHI BIGSTEP STAFF CREW/ SHAFT BLAZE / Stay dench! (⼤阪暁光⾼校ダンス部) 【LIVE PAITING】⻄岡弘治(アトリエコーナス)【ブースショップ】世界ゆるミュージック協会 / ヘンとネン / Thai Food Lounge DEE 心斎橋本店

  • イベントレポート

■さまざまなちがいをもつアーティストのステージ

障害の有無や年齢、音楽のジャンルにとらわれず様々なアーティストがステージに登場し、ときには音楽に魅了されてステージと客席が一体となり盛り上がる、まさにその空間はインクルーシブそのものでした。それぞれの魅力がかけ合わさるコラボステージも多数あり、思わず観客席から飛び入りで一緒に踊る子どもたちも。

自閉症のピアニスト ⼩柳拓⼈自閉症のピアニスト ⼩柳拓⼈

DEAF、隻腕、側弯症など様々な特性をもつ DIVERzのステージDEAF、隻腕、側弯症など様々な特性をもつ DIVERzのステージ

ヒップホップシーンを牽引する韻踏合組合のステージに飛び込んで一緒にダンスする女性に盛大な拍手がヒップホップシーンを牽引する韻踏合組合のステージに飛び込んで一緒にダンスする女性に盛大な拍手が

発達に特性のある子どもたちの音楽教室に通う生徒たちのツナガリバンドのステージ発達に特性のある子どもたちの音楽教室に通う生徒たちのツナガリバンドのステージ

ダウン症のマリンバ奏者 多田駿介とピアニカ奏者 ミッチュリーのコラボステージダウン症のマリンバ奏者 多田駿介とピアニカ奏者 ミッチュリーのコラボステージ

アーティストのことをもっと知るステージサイドトークアーティストのことをもっと知るステージサイドトーク

■自閉症のアーティストによるライブペインティングや、楽器体験ブースも

アトリウムエリアでは、アトリエコーナスから西岡弘治さんのライブペインティング。2015年「アール・ブリュット展」(プラハ)への出展、2010年「大阪府主催公募展『現代アートの世界に輝く新星』発掘プロジェクト」優秀賞等、国内外で評価される”楽譜を模写する”スタイルの作品が目の前で描かれていました。また通り沿いには誰でも楽しめてすぐに演奏できる「ゆる楽器」の演奏体験ブースを設置。「インスタコード」や、あるひとりの自閉スペクトラム症の男の子のために人と音色とソニー・ミュージックエンタテインメントとが共同開発した「電車ベース」など、さまざまなゆる楽器を通して、子どもから大人まで合奏を楽しむ様子がみられました。

自閉症のアーティスト西岡弘治 氏のライブペインティング自閉症のアーティスト西岡弘治 氏のライブペインティング

世界ゆるミュージック協会の楽器体験ブース世界ゆるミュージック協会の楽器体験ブース

電車ベースの開発モデルとなった男の子がステージに立ち、合奏を披露しました電車ベースの開発モデルとなった男の子がステージに立ち、合奏を披露しました

参考:オリジナルゆる楽器開発『電車ベース』 https://hitoto-neiro.jp/services/train-bass/

  • 参加者・アーティストの声

障がい関係なく周りの目も気にせずに一人一人がしっかりと輝いていてとても有意義な時間でした。私達が出演したのは、「ダイバーズ」です。色んな特性を持つ当事者たちの表現が一つに重なり、他の人とは全く異なる世界観を届けた。それぞれの想いを持って活動しているので、これからも皆さんどうぞ応援よろしくお願いします。(出演 DEAFダンサー KAZUKI氏)

初めてMCとして参加させてもらって、一番率直な感想は「最高に楽しかった!」です。そこには笑顔しかなかったです。自分もずっとラジオというメディアで音楽を扱っていますが、あらためて音楽が持つ、皆を笑顔にする力を確認することが出来ました。また皆で笑いたいです。( MC 中島ヒロト氏(FM802))


街と一体となったオープンで賑やかな会場に個性溢れる出演者、イベントに遊びに来た人だけでなく道行く人も思わず足を止めるパフォーマンス。出演者も参加者も、温かさと笑顔いっぱいのイベントでした!今後の開催も楽しみにしています。(一般参加者 20代 女性)

  • イベントを終えて

武藤紗貴子(人と音色 代表)

「ひときわ音楽祭」2回目となる今年はカルチャーの発信地である大阪心斎橋ビッグステップとの共催での開催となりました。この音楽祭のテーマの「ちがいを知り、惹かれ合う」という言葉に込めた『ちがい』というものを知ることの楽しさや、互いの知らないところに目を向け合う面白さ、そしてそれが混ざったときに生まれる感動のシーンが沢山生まれた音楽祭になったと思います。

これからも、このカルチャーの発信地から、ちがいに耳を傾けることや、ちがいの面白さを広げていくことができたら嬉しいです!

木村奈央(BIGSTEP 広報担当)

ビッグステップでは初の「ひときわ音楽祭」を終えて、大きな事故やトラブルなく全て終えられたことが何よりだったと、これは毎回イベント開催を通じてまず出てくる感想であります。今回においては特に、初めてということ、多数の演者の方がいらっしゃること、扱う機材等も多いこともあり多少の不安はありました。でも本番ではその不安をかき消す、会場全体の熱量。これがもうとにかくすごかった。月並みな言葉にはなってしまいますが、本当にいいイベントでした。

  • 主催・共催

株式会社人と音色

人と音色は「ちがいに、耳を傾ける。」をテーマに、ひとりひとりの「ちがい」と向き合う教育研究チームです。学校や家庭、地域の習い事教室などあらゆる場所が子どもたちにとって「安心して挑戦できる場所」となるように、障害児教育の専門家として地域の人びとと力をあわせ「挑戦のユニバーサルデザインに向かって活動しています。https://hitoto-neiro.jp/

心斎橋ビッグステップ

大阪市中央区西心斎橋1丁目にある複合商業施設。飲食店やファッション、雑貨などの店舗のほか、映画館やアメリカから買付けた100台以上ものピンボールアーケード、1,300面以上あるカプセルトイショップ、屋内型スケートボードパーク、ライブハウス、アトリエ、フィットネスクラブなどの様々な施設が集まる。1993年3月6日にグランドオープン、2023年で30周年を迎えた。

HP:http://big-step.co.jp/ Twitter:https://twitter.com/bigstepweb
Instagram:https://www.instagram.com/bigstep.amemura/
Threads: https://www.threads.net/@bigstep.amemura 

TikTok:https://www.tiktok.com/@bigstep.amemura

  • 参考:株式会社人と音色による、ちがいに耳を傾ける活動実績

◯特別支援教育の視点を取り入れた、
たったひとりのための楽器開発プロジェクト「電車ベース」

世界ゆるミュージック協会に参加している株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントと共同で、発達に特性のある子をターゲットにした新しいゆる楽器の開発に取り組み、自閉スペクトラム症のある小学生の男の子をターゲットに、継続的な音楽レッスンや密着取材からヒントを得て、たったひとりのための電子楽器を開発しました。(2023年6月19日 リリース)

https://hitoto-neiro.jp/services/train-bass/

◯音楽を食べて体感する実験イベント「味覚音楽」

音楽を「耳で聴く」だけでなく「見る」「さわる」「感じる」など、全身で音楽空間を体感し、そのときの感情を料理(味覚)で再表現する実験的なイベント。音楽を味覚へ変換するプロセスのなかで、参加者それぞれの多様な認知や思考、異なる感覚の面白さに注目しちがいのもつ面白さに気づくことができるインクルーシブな体験イベントです。(2023年11月10日 実施)

https://hitoto-neiro.jp/services/mikakuongaku2023/

  • 本件に関する報道関係者からのお問合せ先

人と音色 プロデューサー 武藤崇史 メール : pr@hitoto-neiro.jp

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