白井貴子が20年思い続けた地元神奈川でのライヴがついに実現!『FLOWER POWER 2024』再現ライヴ&SDGカーニバル開催

株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ レガシープラスのプレスリリース

撮影:斉藤みき 

1月20日、白井貴子&THE CRAZY BOYSの<『FLOWER POWER 2024』再現ライヴ&SDGsカーニバル>がKT Zepp Yokohamaで行われた。昨年11月1日に、最高傑作と誉れ高い1984年のアルバム『FLOWER POWER』が実に38年ぶりにアナログ・レコードで復刻され、この発売記念として行われたものだ。このレコードは、リマスターでブラッシュ・アップされたサウンドと、白井自身による入魂の長文ライナーノーツが付くなど、こだわりの仕上がりとなっている。同様に今回のライヴも、タイトルに<SDGsカーニバル>とあるように、白井が音楽と共に長年に渡って活動してきた自然と環境問題に関する様々な展示が会場のロビーで行われるなど、白井ならではのこだわりに満ちたものだった。

撮影:斉藤みき  

ライヴは二部構成で、第一部は『FLOWER POWER』再現ライヴだ。SEと共にメンバーが登場し、1曲目の「It Must Change」、最大のヒット曲「Chance!」と続くと、お客さんはいきなり総立ちで拳を突き上げる。80年代には”学園祭の女王と呼ばれた白井だが、客席までその時代を再現したかのようだ。黒いタイトなアウターにスリムジーンズと膝丈ブーツの白井は、まるでクリッシー・ハインドのよう。曲間で「ようこそ、白井貴子&THE CRAZY BOYS、FLOWER POWER 2024へ!」と白井が挨拶し、ライヴは走り出した。 

撮影:斉藤みき 

メンバーは、本田”ホンチ”清巳(g)、南”ナンチ”明朗(g)、片山”ポッポ”敦夫(key)、河村”カースケ”智康(ds)、という80年代当時からのメンバーたち。そして一昨年に亡くなった春山”ハルボー”信吾(b)に替わって加入した岡部晴彦(b)には、奇しくも同じ”はるちゃん”というニックネームが与えられた。アルバムの曲順通りに演奏は進み、5曲目には平和への祈りを込めて「Foolish War」が演奏された。シンプルだが重厚、メッセージがストレートに心に届く名曲だ。驚くべきは白井のヴォーカルで、声のトーンや歌い方、MCのタイミングまで当時とほとんど変わらない。バンドもアルバムのもつスケール感を見事に再現していて、キャリアを積み重ねた余裕とシブ味がほのかに加わっているのは、理想的な進化といえるだろう。 

撮影:斉藤みき 

第二部は、前日に誕生日を迎えたばかりの白井を祝って、自然発生的にお客さんが「ハッピー・バースデイ」を歌うサプライズからスタート。そして、白井の環境活動の話へと続く。小さな活動の中から、自然との共生やそこに生きる人々とのつながりが生まれ、その中で奏でる音楽がある。ただエコが大事という話ではないのだ。ここで歌うのはそういった人と人の繋がりの中で生まれてきた歌たち。本田のギターで歌った「倉田小学校校歌」は予定になかったアドリブだろう。 

撮影:斉藤みき 

後半はバンドでの代表曲を披露。ライヴ終盤の定番曲「今夜はIt’s All Right」では、お決まりの”今夜は今夜しかないのさ”のコール&レスポンス。白井は「年を重ねるとこの言葉が真剣に響く」と嘯くが、同様にそれなりの年齢層のはずのお客さんたちが、驚くほどよく歌って腕を振り上げ、今の一瞬を全力で楽しんでいるのが伝わってくる。きっと次の日は筋肉痛だろう。本編の最後は、きたやまおさむと作った「涙河」で締めた。演奏終了後はお客さんと記念撮影。「未来へ咲かそうフラワーパワー!」の掛け声でシャッターを切った。白井が言う〝エコとロックのハイブリッド〟が結実した一夜だった。

撮影:斉藤みき 

セットリスト

【第一部】

1. It Must Change

2. Chance!

3. Shining Dance

4. Checkしてしまった!!

5. Foolish War

6. MY Glory Road

7. Japanese-Girls & Boys(inside song)HAPPY NEW YEAR

8. Back Again

9. 遥かなる想い-it must be changed

10. Talk To Me

【第二部】

1. Mama

2. 竜馬の夢

3. 花は咲いている

4. Good Wishes

5. Theme for Next Gate

6. Time Limit

7. Stand Up Boy

8. Make Up

9. PRINCESS TIFFA

10. 今夜はIt’s All Right

11. Rock Tonight

12. 涙河(NAMIDAGAWA)

ENCORE

1. Theme for Next Gate 2022

2. Chance!(Long Ver.)

<リリース情報>

2023年11月1日(水)発売 アナログ盤

白井貴子&THE CRAZY BOYS 『FLOWER POWER』

品番:MHJL-255 価格:4,070円(税込)

SIDE A -Green Side-

1.It Must Change

2.Chance!

3.Shining Dance

4.Checkしてしまった!!

5.Foolish War

SIDE B -Growing Side-

1.My Glory Road

2.Japanese -Girls & Boys

3.Back Again

4.遥かなる想い~It must be changed

5.Talk To Me

『FLOWER POWER』は彼女の5枚目にして自らのバンドTHE CRAZY BOYSをしたがえての初のアルバム。短編映画の斬新な手法で話題となったシチズンリビエールCMのヒット曲「Chance!」をはじめ、長年力を入れてきた環境イベントでも頻繁に歌われ、彼女の生き方を象徴している楽曲「My Glory Road」「Foolish War」などを含む、全10曲収録。

アイドル歌手全盛の時代に全曲白井貴子が作詞・作曲を手掛け、バンドメンバーと共にヘッドアレンジ&プロデュースを行い、ベスト10入りした記録は「日本の女子ロック史上初!」といっても過言ではない。更には85年『FLOWER POWER』リリース前後より、年間200本以上のライブを敢行!7000人を動員した伝説の「渋谷LIVE INN10日間連続ライブ」、日本武道館・新宿厚生年金会館5DAYS・西武球場とライブを成功させ「ロックの女王」と呼ばれるまでになる「熱狂」を生み出してゆくきっかけとなったアルバムだ。

また当時のアルバム、ポスター、ツアーパンフなど白井のアートワークを全面的に手掛けていたのは、イラストレーターの安斎肇氏。そのデザインを守りながらも今回輝きを増したサウンドに合わせ、レコードレーベルを朱色から鮮やかなピンクに一新!かつて「CBSソニー」のロゴのあった場所には彼女のドレードマーク「ロックンロールエンジェル」がシンボリックにはためいている。時代の変遷を経てたどり着いた場所は懐かしくて新しい!白井貴子本人による全曲セルフライナーノーツは今だからこそ語れるエピソード満載。また彼女のファン世代の代表として音楽ファンに絶大な影響力を誇るFM COCOLOの「加美幸伸氏」によるコメントも必読!

白井貴子プロフィール

シンガーソングライター。1984 年、『Chance!』のヒットを機に「ロックの女王」と呼ばれ、日本の女性ポップロッ クの先駆者的存在となる。98 年、ロンドンに移住。帰国後、音楽活動再開。第 61 回全国植樹祭神奈川大会の歌『森へ行こう』、ESD ユネ スコ世界会議の歌『僕らは大きな世界の一粒の命』を作詞・作曲。

2016 年、白井貴子「北山修/きたやまおさむ」を歌うアルバム『涙河』リリース。2019 年、 京都佛立ミュージアムにて初個展「母 TSUNAGU 未来展」開催。

2022 年「Cheer Up RV Fes.」with 白井貴子「茅刈り PEACE MAN CAMP」を長野県小谷村にて開催。神奈川県環境大使。環境省3R推進マイスター。文科省 ESD オフィシャルサポーター(2012 年〜14 年)。2023年5月14日「母の日」に白井貴子、初著書『ありがとうMama』と新曲「Mama」を発売(MV同時発売)。介護世代の人たちを中心に大きな共感を生んでいる。 

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