「六嘘」の著者が描く〈家族の嘘〉をめぐるどんでん返しミステリ
株式会社KADOKAWAのプレスリリース
★特設サイト https://kadobun.jp/special/asakura-akinari/kazoku1000km/
「伏線の狙撃手」として注目を集めるミステリ作家・浅倉秋成の新たなる代表作
浅倉氏の作品は、鮮やかな伏線回収が読みどころの一つですが、等身大の悩みを描き圧倒的な共感を生み出すリアリティにこそ、その真髄があります。
『教室が、ひとりになるまで』(角川文庫/21年1月刊)は、嘘を見抜く能力を得た主人公がクラスに隠された〈嘘〉を暴き、学内で起きた自殺事件の「ハウダニット」を解き明かします。現段階で浅倉氏の最大のヒット作であり、24年11月22日(金)に劇場映画化が決定している話題作『六人の嘘つきな大学生』(略称:「六嘘」/角川文庫/23年6月刊 ※嘘=正字体です)は、タイトルのとおり人生の大きな転換期である就職活動の〈嘘〉に切り込んだ物語です。
そして、最新作『家族解散まで千キロメートル』は、「高校」「就活」に続く人生の転換期ともいえる家族に隠された〈嘘〉が重要なキーとなる「フーダニット」の物語であり、集大成ともいえる作品になりました。
二度読み必至の仕掛けが潜む本作品にぜひご注目ください。
-
著者よりメッセージ
-
『家族解散まで千キロメートル』(略称:家族千キロ)について
◆あらすじ
〈家族の嘘〉が暴かれる時、本当の人生が始まる。どんでん返し家族ミステリ
実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――?
◆書誌情報
作品名:家族解散まで千キロメートル
著者名:浅倉秋成
発 売:2024年3月26日(火)予定 ★電子書籍同日配信予定
定 価:1,870円(本体1,700円+税)
頁 数:320頁
体 裁:四六判並製 単行本
装 丁: アルビレオ
装 画:kigimura
ISBN:9784041145647
発 行:株式会社KADOKAWA
初 出:本書は書き下ろしです
https://www.kadokawa.co.jp/product/322309001298/
-
著者プロフィール
浅倉 秋成(あさくら あきなり)
1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第十三回講談社BOX新人賞Powersを受賞しデビュー。19年に刊行した『教室が、ひとりになるまで』が第20回本格ミステリ大賞〈小説部門〉候補、第73回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編部門〉候補となる。21年に刊行した『六人の噓つきな大学生』は第12回山田風太郎賞候補、2022年本屋大賞ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞候補となる。22年に刊行した『俺ではない炎上』は第13回山田風太郎賞候補、第36回山本周五郎賞候補となる。
-
著者既刊2作品紹介
『六人の噓つきな大学生』
映画化決定!!圧倒的共感&衝撃のどんでん返しミステリ 面白すぎて累計40万部突破!!
※電子書籍含む
◆あらすじ
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
◆書誌情報
発売:2023年6月13日(火)
定価:814円(本体740円+税)
頁数:368頁
体裁:文庫判
ISBN:9784041134016
レーベル名:角川文庫
発行:株式会社KADOKAWA
https://kadobun.jp/special/asakura-akinari/rokunin/
≪受賞・ランクイン歴≫
・「ブランチBOOK大賞2021」大賞(『王様のブランチ』TBS系毎週土曜あさ9時30分より生放送)
・「2022年本屋大賞」ノミネート
・第5回未来屋小説大賞 第2位
・「第22回本格ミステリ大賞【小説部門】」候補
・『このミステリーがすごい!2022年版』(宝島社)国内編8位
・週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門6位
・「ミステリが読みたい!2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇8位
・『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング4位
『教室が、ひとりになるまで』
本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!新世代の青春ミステリ
◆あらすじ
北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。「全員が仲のいい最高のクラス」で、なぜ――。垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から信じがたい話を打ち明けられる。「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」“他人を自殺させる力”を使った証明不可能な罪。犯人を裁く1度きりのチャンスを得た友弘は、異質で孤独な謎解きに身を投じる。新時代の傑作青春ミステリ。
◆書誌情報
発売:2021年1月22日(金)
定価:748円(本体680円+税)
ページ数:320頁
体裁:文庫判
ISBN:9784041096857
レーベル名:角川文庫
発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000403/
≪受賞・ランクイン歴≫
・「第20回本格ミステリ大賞【小説部門】」候補
・「第73回日本推理作家協会賞 長編および連作短編集部門」候補