「映画人が映画人に贈る」日本映画批評家大賞。今年も19組の素晴らしい顔ぶれが揃いました。
一般社団法人日本映画批評家大賞機構のプレスリリース
2023年公開映画作品の中から、映画批評家たち選考員が独自の視点で選定した、今年の日本映画批評家大賞の各タイトルを発表いたします。
また、33回目をむかえる日本映画批評家大賞の授賞式典開催のお知らせも発表させていただきます。
1991 年に水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子といった当時第一線で活躍した映画批評家たちによって設立された、映画人が映画人に贈る賞として日本では他に類をみない映画賞「日本映画批評家大賞」。
2023 年公開の日本映画作品のなかから、映画批評家たち選考員の独自の視点によって厳密に選定した、今回の日本映画批評家大賞の各タイトル・受賞者が決定しました。
バラエティ豊かな日本映画作品のなかから、映画のプロの目線で厳密に選定された日本映画批評家大賞の各タイトル。2023 年公開作品の中で最も優れた映画作品に贈られる「作品賞」から、きらりと光る才能の片鱗がうかがえる各「新人賞」、卓越した映画技術が光った各「技術賞」や、作品・個人のみならず映画に貢献する映画事業から劇場や文化拠点まで幅広く授与対象とする「特別賞」、往年の功績を称えるとともに、さらなる活躍を期待する「ゴールデン・グローリー賞」、「ダイヤモンド大賞」など、本年度は17 賞19 組に授与。
日本映画批評家大賞のタイトルには、女流映画評論家の第一人者であった南俊子賞(新人男優賞)、小森和子賞(新人女優賞)、編集技師の名匠・浦岡敬一賞(編集賞)、北九州市の映画・芸能資料館設立者である松永武氏の名前を冠した松永文庫賞(特別賞)、日本映画の伝道師・水野晴郎賞(ゴールデン・グローリー賞)、日本映画批評家界の巨匠・淀川長治賞(ダイヤモンド大賞)、など、賞タイトルに名前を冠し、映画を愛し貢献した映画人を表敬しています。
映画批評家ならではの視点で選ばれる各賞に、映画ファンならずとも熱い注目をいただき、今年で33 年の歴史を数えるに至りました。本年度より選考委員に新メンバーも加わり、さらに新しい風が吹きこむバラエティに富んだ受賞作品・受賞者が揃いました。
受賞対象一覧(17 賞19 組/ 敬称略)
各受賞作品の選考理由は、日本映画批評家大賞公式HP よりご確認いただけます
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作品賞:『ほかげ』(塚本晋也監督)
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監督賞:荻上直子監督『波紋』
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主演男優賞:東出昌大『Winny』
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主演女優賞:筒井真理子『波紋』
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助演男優賞:磯村勇斗『月』
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助演女優賞:新垣結衣『正欲』
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ドキュメンタリー賞:『ライフ・イズ・クライミング!』(中原想吉監督)
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アニメーション作品賞:映画『窓ぎわのトットちゃん』(八鍬新之介監督)
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新人監督賞:金子由里奈監督『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
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新人監督賞:工藤将亮監督『遠いところ』
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新人男優賞(南俊子賞):アフロ『さよなら ほやマン』
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新人男優賞(南俊子賞):黒崎煌代『さよなら ほやマン』
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新人女優賞(小森和子賞):花瀬琴音『遠いところ』
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脚本賞:上田誠『リバー、流れないでよ』
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編集賞(浦岡敬一賞):今井大介『#マンホール』
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撮影賞:芦澤明子『スイート・マイホーム』
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松永文庫賞(特別賞):八丁座
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ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):木野花『バカ塗りの娘』
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ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):小林薫『バカ塗りの娘』
『第33回日本映画批評家大賞 授賞式典』の開催概要
5月22日(水)には東京国際フォーラム ホールC にて、「第33 回日本映画批評家大賞 授賞式」を開催いたします。
今年は「進化し続ける力」をメインテーマに授賞式を行い、映画愛が深く、軽妙洒脱な語り口で知られる松尾貴史氏をメイン司会に、各受賞者をお迎えします。授賞式の観覧チケットは、4月10日(水)12時より販売いたします。
会場:東京国際フォーラム ホールC(千代田区丸の内3-5-1)
日時:2024 年5 月22 日 (水) 18:00 開場
18:30 授賞式開始 (20:30 終了予定)
メイン司会(敬称略):松尾貴史
観覧チケット:4 月10 日(水)12:00 よりイープラスにて販売スタート
https://eplus.jp/japanmovie_criticsaward33/
料金:4000 円 (全席指定/先着順)
日本映画批評家大賞について
日本映画批評家大賞は、「映画批評家による、批評家だけの視点で選出する、他に類をみない映画賞」として、この上ない愛情を邦画に注ぐ映画批評家たちが作り上げた歴史ある映画賞。この賞は発足から独自のスタンスを貫き、映画業界から大きな支持をいただいています。
1991 年、今はなき「金曜ロードショー」でナビゲーターを長く務めた水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子等、 当時第一線で活躍していた現役の映画批評家たちの提唱により誕生。映画批評家たちが選出する映画賞は、カンヌ国際映画祭、NY 映画批評家協会賞、香港国際映画祭、全米映画批評家協会賞など、各国映画祭にて権威ある賞として位置づけられています。日本映画批評家大賞は、日本初の、現役映画批評家による映画賞として発足し、今年で33 回目を迎えました。
日本の映画文化と映画界の向上を励ます大いなる想いのもと、映画批評家による映画のプロフェッショナルとして独自の視点で選考し、功を残した人たち、やがて次の時代に大いなる飛躍を遂げる人たちや文化事業や文化拠点、さらには映画界に多大な足跡を刻んだ大先輩方に賞をお受け取りいただくことにより、新たなる発展を遂げる映画を育てる牽引をにないます。
本年度より新たな選考委員が加わり、新しい風とともにバラエティに富んだ受賞作品・受賞者に各賞を授与いたします。
第33 回日本映画批評家大賞 選考委員(敬称略)
島敏光(批評家代表)
※以下50 音順
伊藤さとり
新谷里映
中村梢
松崎健夫
安田佑子
主催:一般社団法人 日本映画批評家大賞機構事務局