劇作家で演出家の鄭義信(チョン・ウィシン)、今年2月に上演し、大好評を博した『泣くロミオと怒(いか)るジュリエット』を緊急出版

株式会社レプロエンタテインメントのプレスリリース

ジャニーズWESTの桐山照史さんが主演を務め、柄本時生さんらが出演し、大好評を博すも、コロナ禍で一部公演中止(東京公演:2/8~2/26のみ実施、大阪公演:全て中止 ※1)となった、舞台『泣くロミオと怒(いか)るジュリエット』(作・演出 鄭義信 チョン・ウィシン)が、6月12日(金)に書籍として緊急出版されることが決定いたしました。

『泣くロミオと怒(いか)るジュリエット』は、数々の演劇賞や映画賞に輝く、弊社所属の、劇作家で演出家の鄭義信が生み出した、最新版のロミオとジュリエットです。

差別、困窮、情報に翻弄される人々……
鄭義信は、 シェイクスピアの大古典に
きわめて現代的なモチーフを込めた。
すべての困難を、2人の愛なら乗り越えられるのか?
笑いと詩情が横溢する物語でありながら、そこにはリアリズムがある。
不安が煤のように降りかかる今、読まれるべき一作。

再演希望の声が高まる傑作を体験できるのは、本書のみ。
「再起」と「希望」の物語を是非ご覧ください。

<書籍概要>
6月12日(金)全国発売(株式会社リトルモア刊)
本体2000円+税
四六判/194ページ/並製/絵・阿部海太/ブックデザイン・宮川隆
ISBN978-4-89815-524-0

-あらすじ-
とある戦争から5年後の、とある工場街。愚連隊「モンタギュー」 と「キャピレット」の抗争が、暗い街の空気をさらに不穏にしていた。元モンタギューのメンバーだが、今は更正してカストリ屋台を引いているロミオは、幼馴染と繰り出したダンスホールで、田舎から出てきたばかりのジュリエットに出会い、人生初の恋に落ちる。しかし ジュリエットは、敵方キャピレットのリーダーの妹だった。2人の出会いはほんの短い間に、周囲の運命まで一変させることになり……

■鄭義信コメント
ロミオは泣き濡れている。ジュリエットは怒りまくっている。時代は嵐に向かっている。僕たちは嵐に向かって叫ぶことはできるのだろうか。
「演劇は不要、不急の代物なんかじゃない!」
今こそ、今だからこそ、もっと生きることの喜びを!もっと愛を、希望を、勇気を!そして、もっと演劇を!

■担当編集者コメント
東京公演の中止が決定した3月下旬、すぐ出版を決めました。鄭版ロミ・ジュリが埋もれてしまうことはあまりにも惜しかったからです。その後、演劇界はどんどんと苦しい状況に陥りました。鄭さんはこの出版が、被害の警鐘とファンドの立ち上げなど再起に動き出す人たちの一助になればとも、あとがきに書いています。

■鄭義信
 

チョン・ウィシン。1957年7月11日生まれ。姫路市出身。脚本家/演出家/映画監督。
1993年に『ザ・寺山』で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出して、同年、『月はどっちに出ている』の脚本で、毎日映画コンクール 脚本賞、キネマ旬報 脚本賞などを受賞。1998年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報 脚本賞、日本アカデミー賞 最優秀脚本賞、第一回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭 最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。『焼肉ドラゴン』では第8回朝日舞台芸術賞 グランプリ。第12回鶴屋南北戯曲賞。第16回読売演劇大賞 大賞・最優秀作品賞。第59回芸術選奨 文部科学大臣賞。韓国演劇評論家協会の選ぶ2008年、今年の演劇ベスト3。韓国演劇協会が選ぶ、今年の演劇ベスト7など数々の演劇賞を総なめにした。2018年には自ら監督を務めた、映画『焼肉ドラゴン』が公開された。近年では『パーマ屋スミレ』『赤道の下のマクベス』『すべての四月のために』『泣くロミオと怒るジュリエット』と話題作を生み出している。2014年春の紫綬褒章受賞。

公式HP:https://www.lespros.co.jp/artists/wishing-chong/

<会社概要>
社名:株式会社レプロエンタテインメント
公式HP:https://www.lespros.co.jp/
お問い合わせ先:https://www.lespros.co.jp/contact/

※1:当初公演は、2月28日~3月4日まで東京公演(於・Bunkamura シアターコクーン)、3月8日~15日まで大阪公演(於・森ノ宮ピロティホール)で予定されておりました。

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