障害のある人も ない人も 一緒に楽しめる劇場を!帝国劇場の建て替えに向けたオンライン署名 2万筆の署名簿提出と記者会見のお知らせ

NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークのプレスリリース

 今年4月より障害者差別解消法の改正により、合理的配慮が事業者も義務になりました。それに伴い、社会におけるバリアの解消やアクセシビリティに関する議論が進んでいます。しかし、私たちの街にはまだ多くのバリアが残っています。特に観劇やコンサートといったイベントでは、劇場設備やサービス面で障害のある当事者が十分な配慮が得られず、楽しむことができないという現状があります。

 おりしも、東京都千代田区にある帝国劇場が2025年をもって休館、建て替え工事が行われる予定です。この改築に伴い、観賞に障害のある当事者を含む舞台ファン、関係者、支援者などが集まり「We Need Accessible Theatre!(ウィー・ニード・アクセシブル・シアター)」という団体を立ち上げました。そして、障害のある舞台ファンの声を聞き、誰もが楽しめる劇場を作って欲しいというオンライン署名を行っています。現在、5月3日時点で、2万筆以上の賛同が集まっています。また署名活動とあわせて、障害ある観客が楽しむために劇場に求めることについてアンケートを実施しました。

 

▶️オンライン署名:劇場をアクセシブルに 鑑賞に障害がある人もない人も一緒に楽しめる劇場を作ってください!!(https://www.change.org/AccessibleTheatre

この度、帝国劇場を運営する東宝株式会社に署名簿を提出、

5月10日(金)15時より、記者会見 を行う運びとなりました。 

記者会見へのご参加、もしくは会見の録画視聴を希望される報道関係の方は、

下記の連絡先にご所属とお名前をお伝えください。

◯記者会見の詳細

【日時】2024年5月10日(金)

     15:00~16:00  記者会見 @厚生労働省記者クラブ会見室

                       (千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎第5号館 9F)

    ※手話通訳・文字通訳有

【 連絡先 】

 We Need Accessible Theatre!事務局 アドレス: wnatgroup@gmail.com

<署名発信団体「We Need Accessible Theatre!」からのコメント>

  障害のある人もみんなで一緒に素晴らしい舞台芸術を楽しみたい!そんな声が広がっています。あらゆる人が一緒に舞台を楽しむためには、ソフト(作品)面の観賞サポートだけではなく、ハード(建物)面が整備されることも非常に重要です。2025年に建て替えが予定されている帝国劇場は、日本の舞台芸術を牽引し続けてきた劇場です。建て替え後に障害のある観客も含め多くの観客が楽しむ劇場になること、観劇体験が進化することは、きっと今後50年、100年の日本社会の在り方を象徴し、牽引していく、ポジティブな効果をもたらすのではないでしょうか。舞台芸術がより多くの人々にひらかれていくために、観賞に障害のある舞台ファンの声をお聞きいただけることを願っております。

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