アンドリュー・スコット主演でチェーホフの古典を一人芝居にした『ワーニャ』の公開記念イベントをTOHOシネマズ日本橋にて公開初日に開催しました。本作はアンドリューの熱演が大絶賛され劇場公開中です。
カルチャヴィル合同会社のプレスリリース
アンドリュー・スコットの熱演が話題のナショナル・シアター・ライブ『ワーニャ』の公開初日(5/24)にTOHOシネマズ日本橋にて開催した公開記念トークイベントの動画が完成しました。当日は、ゲストにロシア文学・演劇研究がご専門の東京大学教授・楯岡求美先生をお招きし、司会進行役を本作の字幕翻訳を手がけた映像翻訳家・柏木しょうこさんが担当しました。
今回の『ワーニャ』はよく知られている「ワーニャ伯父さん」からシンプルに「ワーニャ」となっていて、このタイトルについて柏木さんがどんな意図があったのか質問すると、楯岡先生はそもそもロシア文学の登場人物の名前が長いということや幼少期と大人になってからの呼称が変わっていくということを説明しながら、この「ワーニャ」が持つ意味、そして「ワーニャ」という名前だけでチェーホフがその人物について伝えたい要素がたくさん詰まっているということを解説してくださいました。本作は人物名が原作から変わっていることもあり、字幕を担当した柏木さんは、それに伴う鑑賞のポイントを説明してくださいました。
また、楯岡先生は本作を一人芝居にしたことの素晴らしさを、今の忙しない時代を生きる私たちの状況に寄せる内容になっている点に触れて、より共感しやすいチェーホフになっていると絶賛しました。
そのほか、なるほど!と思える内容が盛りだくさんのトークイベントでしたので、ぜひ以下のリンクより、トークイベント全体をお楽しみください。
NTLive『ワーニャ』5/24開催トークイベント
(東京大学・楯岡求美先生x映像字幕翻訳家・柏木しょうこさん)
NTLive『ワーニャ』は現在、TOHOシネマズ 日本橋とシネ・リーブル池袋で続映中です。お早めに映画館でお楽しみください。
★★★★★
アンドリュー・スコットの一人芝居の演技はベスト・オブ・ザ・イヤーだ
(iNews)
★★★★★
マスタークラス!
(Evening Standard)
★★★★★
文句なしに最高の演劇
(Broadway World)
★★★★
アンドリューに魅了される
(Telegraph)
★★★★
素晴らしい
(Independent)
【作品情報】
邦題:『ワーニャ』
原題:Vanya
上映予定時間:1時間57分(休憩なし)
脚色:サイモン・スティーヴンス(作 アントン・チェーホフ)
演出:サム・イェーツ
デザイン:ロザンナ・ヴィズ
主演:アンドリュー・スコット
(過去出演作:映画『パレードへようこそ』(英インディペンデント・フィルム・アワード最優秀助演男優賞受賞)、『1917命をかけた伝令』『007スペクター』『SHERLOCK /シャーロック 忌まわしき花嫁』、ドラマ『シャーロック SHERLOCK』(2012年英国アカデミー賞テレビ部門 最優秀助演男優賞受賞)、『Fleabag フリーバッグ』『ダーク・マテリアルズ 黄金の羅針盤』『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』
舞台『プレゼント・ラフター』)
ストーリー:
イワン(ワーニャ伯父さん)は、一族の財産と事業を管理することに人生を費やしてきたが、その努力はほとんど顧みられることがなかった・・・。
アンドリュー・スコットは本作で、2番目の妻ヘレナ、引退した教授アレクサンダーとその娘ソニア、未亡人となったワーニャの母モーリーン、恋敵の田舎医者マイケル、乳母マリア、そしてエリザベスとリアム、そして主人公を演じる。
チケット完売した公演をライブ撮影した『ワーニャ』は、2024年に映画館のみで上演される。
鑑賞料:一般3000円、学生2500円(要・学生証の提示)、障害者2500円
日本公式HP http://www.ntlive.jp
【ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)とは】
舞台の本場、英国のナショナル・シアターが英国で上演された話題の舞台を厳選し、世界の映画館で上映する企画です。こだわりの撮影技術により、舞台上の空気感と鮮度はそのままに、臨場感あふれる映像でスクリーンへお届けします。感情の揺らぎをとらえるクローズアップから、趣向を凝らした美術セットを隈なく楽しめる舞台のワイドショットまで、NTLiveなら映画館のお客様の誰もが現地の劇場のベストシートでご鑑賞いただく観劇体験が可能です。