レコード専門店「HMV record shop 渋谷」内のギャラリースペース「Bankrobber LABO(バンクロバーラボ)」にて
株式会社ローソンエンタテインメントのプレスリリース
レコード専門店「HMV record shop 渋谷」内に、2023年5月11日(木)にオープンしたギャラリースペース「Bankrobber LABO(バンクロバーラボ)」。レコード専門店の枠を超え、これまで様々なアーティストによる展示を開催、オープン当初よりたくさんのお客さまにご来場いただき、ご好評をいただいております。
このたび、「Bankrobber LABO」の企画展として、2024年7月18日(木)~2024年7月29日(月)の期間、写真家 中村照夫氏による展示”『NY Groove 24』Photo by Teruo Nakamura Exhibition”
を開催いたします。
ジャズ・ベーシスト、プロデューサーとして活躍する中村照夫氏は、日本人ジャズメンとして前代未聞の全米チャートTOP10入りを果たすなど、まさにレジェントともいえる存在。今回は、中村氏のもう一つの顔である写真家としての魅力に迫ります。本展では、中村氏が撮影し、数々のレコードジャケットを飾った、ニューヨークの情景を切り取った作品を展示いたします。作品から溢れるCOOLなグルーブを感じてください。
お客さまに音楽の楽しみ方の1つとしてレコードを提案してきた「HMV record shop」が目指す「文化(カルチャー)の”情報発信地”」として、今後も「Bankrobber LABO」を通して、様々なアートやカルチャーを発信してまいります。
【開催概要】
『NY Groove 24』Photo by Teruo Nakamura Exhibition
■開催期間:2024年7月18日(木)~2024年7月29日(月)
■会場:Bankrobber LABO(バンクロバーラボ)
■所在地: 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町36-2 HMV record shop 渋谷 2F
■営業時間:11:00~21:00 ※HMV record shop 渋谷の営業時間に準ずる
■入場料:無料
▶Bankrobber LABO 公式ページ:https://www.hmv.co.jp/news/div/230421155/
▶Bankrobber LABO 公式Instagramアカウント:@bankrobber_labo
『NY Groove 24』の開催を記念したオープニングイベントの開催も決定!
中村照夫氏によるこれまでの音楽作品を、ご本人がDJプレイいたします!
開催日時:2024年7月19日(金) 18:00~20:00
2024年7月20日(土) 15:00~17:00
出演:中村照夫氏<DJ>
入場料:無料
そこにはいつもビートが息づき、スピリチュアルなメロディが流れ、予測できないスリルに溢れている。こんな紹介さえも陳腐に聞こえてしまう。それが中村照夫という男である。1964年から単身渡米。50年にわたりニューヨークに住み、ジャズファンでなくとも名前を聞けば驚くようなミュージシャンたちとセッションを重ねてきたベーシストであり、およそ40枚のジャズレコードを制作してきたプロデューサーである。加えて、中村氏は変わりゆくニューヨークの街を中心に、生活に密着した視点で捉えた、膨大な数の写真作品を残してきたフォトグラファーとしての顔も持つ。
2017 Isetan New York Week より引用 文・川畑豊
中村照夫(Teruo Nakamura) プロフィール
1942年3月1日 東京・神田に生まれる。日本大学芸術学部中退後、1964年5月に単身ニューヨークへ。レジーワークマンに師事し、スティーブ・グロスマンやレニー・ホワイトをはじめ、若手ミュージシャンとの交流を経て、ロイ・ ヘインズのバンドでプロデビュー。その後、スタンリー・ターレンティンのバンドにレギュラー参加するなどベーシストとしての腕を磨き、1973年に初リーダー・アルバム『ユニコーン』をリリース。また、自己のバンド”ザ・ライジングサン”を結成し、アルバム制作やライブ活動を精力的に行い、全米ジャズ・チャートでトップ10入りし、1979年には日本人ジャズメンとして初めてカーネギー・ホールへの出演を果たす。”ザ・ライジングサン”のアルバムの中の曲「Steppin’ With Lord」 という曲は26万人にアクセスされ、現在も多くの人に聞かれている。その後もベーシストとしてだけではなく、他のアーティストの作品のプロデュースにも携わる。
2009年12月には、PONYCANYON RECORDをディストリビューターに、自身の『Cheetah』レーベルもスタート。
また、大規模コンサートのプロデューサーとしても活躍。14年以上にわたり、エイズ患者救済を目的としたコンサートを日米で開催した。
<プロデュースした代表的なコンサート>
・1991年~92年:『リバティージャズ・フェス』(観客動員数10万人)
・1994年:ニューヨーク タウンホールでの、ユニセフのための『JAL ジャズ・コンサート』(秋吉敏子、菊地雅章、日野皓正、増尾好秋などが出演)
・2009年:『マウントフジ・ミュージックフェスティバル』
写真を撮る事になったきっかけ “New York Groove”
レコードをプロデュースしている時にアーティストの写真がアルバム・インナー用に必要になる。最初はカメラマンを雇っていたが時間的にも経済的にも制約があり、まどろっこしいので自分でカメラを購入してアルバムのインナー用に撮り始めた。そのうちにカメラが好きになった。
その時の感動が撮れない写真は意味が無いと思う。その時の感動が撮れていれば、その写真は時間が経つと時間の公証に成る。その時の空気を切り取る事が出来る。そこが好きな部分。
写真は絵とも音楽とも違う。絵には作者の創造が入り込む。音楽はその時の空気を撮る事は出来ない、 録音はライブとは違う、写真はその時の時間を輪切りにする事が出来る。音楽は刹那的でその時にいないとその空気を体感する事は無理なのです。
Special Thanks To:,
Fumihiko Oizumi, Katsumi Masuda,
Yoko Saito, kensuke Hidaka, Izumi Okamoto,
Yoshiharu Muto, Kenji Hasegawa, Miku Chomaru, Hiroshi Tanaka,
Tomohiko Takeuchi
…ヒロユキマツヤマ, Mitsunori Sakamoto,
KEF, PONYCANYON RECORD, HMV record shop
Frame by Senbi
永福町