書籍『坂本図書』に続き、第二弾として『長電話』を復刊、予約受付開始
株式会社バリューブックスのプレスリリース
本のよりよい循環をめざす株式会社バリューブックス(本社:長野県上田市、代表取締役:鳥居希 以下、バリューブックス)は、昨年3月28日に71歳で亡くなった坂本龍一氏の意思を継ぐ形で設立された一般社団法人坂本図書の理念に賛同し、同団体による本にまつわる出版・販売などの活動をサポートしています。
昨年発売された書籍『坂本図書』に続き、第二弾として、自社の出版レーベルであるバリューブックス・パブリッシングより、『長電話』を復刊、予約受付を開始します(発行:一般社団法人坂本図書、発売:バリューブックス・パブリッシング)。
『長電話』は、1984年に坂本龍一主宰の出版社《本本堂》から最初に出版された、 作曲家・ピアニストの高橋悠治と坂本龍一の対話を収録した一冊です。
長電話で語られる内容は音楽や芸術の枠を超え、多岐に渡り、二人の軽妙な会話から飛び出す言葉の数々は大きな示唆に富むものでした。事実、この本は“長電話“という手法も含め、多くのアーティストに影響を与えることとなり、絶版である今では幻の名著と呼ばれるに至っています。
今年8月末に、書籍『坂本図書』に続き、第二弾として『長電話』を復刊します。
「遠い島の宿の離れた部屋に閉じ込められて、声だけが聞こえてくる。
こんな本はもう作れないし、話す相手ももういない。」
ー高橋悠治
[対話の話題] *一部抜粋
長電話、大好き/手紙と電話/イタヅラ電話/ “電話声” /顔は見たくない/電話というメディア/ウォークマン/スリー・コード/ジェイムズ・ブラッド・ウルマー/ブルース/ロックンロール/黒人の音楽・白人の音楽/プレスリー/過激なパーティ/パンク坊や/カンヌで/赤信号の渡り方/日本のビアホールで/コンピュータ料理/YMOの散開/ソロ活動/休養活動/ヴィジュアルなコンサート/パフォーマンス/目立ちたがり/見守られる不快/ピアノがなかった/シンセサイザーとピアノ/『アヴェクピアノ』の譜面/コピー/楽器の音/ピアノをやめようと思った/新しさと古い自分/なんか違う生き方/『テクノデリック』/線の時間・輪の時間/夢の時/メカスの「日記映画」/違う見方・違う生き方/現代音楽・コンピュータ・未来/時代のファッション/小説家の時間/自由ということ/西洋人の不器用/ドラッグ/健康な音楽/水牛楽団/ささやかな音楽・骨太な音楽/お客の熱い期待/乗りたくない/いい気分/気持ち悪い/聞かれること/演技と作曲/お客を選ぶ/作曲とアレンジ/批評すること/書くことの失敗/言葉の不自由/昭和軽薄体/真面目・不真面目/歌い始め/歌と声/歌と言葉/コラージュ的録音技術/ディジタルなリズム感アナログ音楽のディジタル写像/コンピュータの音楽/ランダムネスのコントロール/社会の経済的余裕/都合のいい考え/詮索好き/一人ザル/主義主張/武道館で音楽が成立する時代/カラワンにカラワンの歌を返す//連帯ということ/割り切れないこと/表現と主義主張/運動/正義は勝つか/終末論/如月小春/埋め尽くされてる物への反感/ラロトンガで/したたかさ/高橋悠治/そろわないための工夫/自閉症の気分/サイン/そういう仕事/作曲にかける時間/国家か企業か/CM表現/アメリカの桁/仕事の断り方/お金の話
予約時限定バリューブックスオリジナル特典付き!
石垣島の思い出写真と『長電話』復刊版オリジナルステッカー
バリューブックスにてご予約いただくと、予約特典として、今回の復刊作業の過程で見つかった石垣島での『長電話』制作時の貴重な写真と、『長電話』復刊版オリジナルステッカーがついてきます。
同時に、その予約・販売に伴う書店利益分は「一般社団法人坂本図書」に還元されます。 (バリューブックスでのご予約の締切は、2024年8月29日(木)正午までとなります。また上記購入者特典の配布は予告なく終了する場合があります。あらかじめご承知おきください。)
※予約締切:2024年8月29日(木)正午
※特典は本と一緒にお送りします
※特典対象は、バリューブックス予約でのご購入に限ります
※特典の写真とステッカーは、1冊につき1枚ずつお付けします
※写真は全6種類です。ランダムでおつけします。写真はお選びいただけません。
▼事前予約は以下のURLから▼
https://www.valuebooks.jp/bp/VS0058950724
・書籍情報
書名 『長電話』
ISBN 978-4-910865-08-9
著者 高橋悠治、坂本龍一
デザイン 日本デザインセンター 色部デザイン研究所
発行 一般社団法人坂本図書
発売 バリューブックス・パブリッシング
発売日 2024年8月30日(金)
価格 3,080円(税込)
頁数 225ページ
判型 四六判
バリューブックスは「坂本図書」をサポートしています
「坂本図書」は、あるひとの心を動かした「本」という文化資本を共有するための事業です。2017年より、坂本龍一が進めていた構想を引き継ぐ形で、2023年から一般社団法人坂本図書が運営しています。バリューブックスは、一般社団法人の理念に賛同し、同団体による本にまつわる出版・販売をサポートしています。
バリューブックスは、一般社団法人坂本図書の理念に賛同し、同団体による本にまつわる活動をサポートしています。一般社団法人坂本図書が刊行する書籍の出版や、この都内某所の図書スペース「坂本図書」が行う古書その他の物販の流通などを担っています。
またこの度、復刊する『長電話』のバリューブックスのウェブサイトにおける予約・販売に伴う書店としての利益分を、一般社団法人坂本図書に還元します。
「坂本図書」
ウェブサイト: https://sakamoto-library.com
Instagram:https://www.instagram.com/sakamoto_library/
X(Twitter): https://twitter.com/sakamotolibrary
書店のみなさまへ
バリューブックス・パブリッシングの本は、「一冊!クラブ」直取引代行を通じて、書店さまの店頭にお届けします。ミシマ社の本のお取り扱いがある書店さまであれば、同様のルートで注文ができます。卸正味は70%となります。
▼一冊!クラブの詳細に関してはこちらからご確認ください▼
https://1satsu.jp/club/
「一冊!取引所」(https://1satsu.jp/)より、ウェブ注文をご利用ください。新規口座開設も簡単です。電話・FAXのご注文は、ミシマ社が窓口となって承ります。
▼書店さま向け書籍紹介ページ▼
https://1satsu.jp/item/18004/
バリューブックスは、本書を販売してくださる書店さまとの連携にも積極的に取り組んでいます。フェアやイベントの開催をはじめ、どんなことでもお気軽にご相談ください。
本件に関する問い合わせ
バリューブックス出版担当 神谷(s.kamiya@value-books.jp)