「失語症」×「朗読劇」×「エンタメ」 =「言葉に架かる虹」 10月19日(土)公演決定‼

言葉を失ったプロ俳優たちが「失語症」改善のために 「エンターテインメント」に挑む‼ 

一般社団法人ことばアートの会のプレスリリース

昨年の第一回公演ではチケットがソールドアウトになった伝説の朗読劇! 
原作・脚本・演者全員まで障害当事者が担う「失語症朗読劇」が更なるパワーアップ!

  • キャラメルボックス主演級俳優

  • 2.5次元ミュージカルの主演俳優

  • 当事者インフルエンサーにして起業家

輝かしい実績を持ちながら障害当事者となった演者たちが、元宝塚歌劇団男役&当事者家族(女優)をゲストに繰り広げるエンターテイメントに期待!


イベント情報

日時

2024年10月19日(土)13:30~16:00(12時45分開場)

会場

きゅりあん(品川区立総合区民会館)小ホール

内容

第一部:朗読劇「言葉架かる虹」

第二部:トークショー

 「失語症者にとって朗読の効果とは」

  (医師・長谷川幹氏×文筆家・鈴木大介氏)

チケット代

3,000円(舞台鑑賞)/ 2,500円(アーカイブ配信) 

お問合せ先

一般社団法人ことばアートの会

Phone (03)6824-5450

担当者:粂川(くめかわ)携帯(090)2457-0077

https://kotoba-art.com/


一般社団法人ことばアートの会  代表  石原由理

東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。演劇の戯曲翻訳家として、文学座、東宝、梅田芸術劇場など多くの作品に携わってきたが、2013年に脳梗塞を発症し、失語症を発症。自らがリハビリ課題として効果を実感した「朗読」を同じ失語症者のために広めたいとの思いから、2021年12月より「失語症者のための楽しい朗読教室」を始める。2023年3月に(一社)ことばアートの会設立


言葉を失った者が挑む「朗読」という課題

事故や脳卒中などの後遺症として、話す・聞く・読む・書くなどの言葉の機能が失われる失語症という障害。言葉を失った、話せなくなった者が「朗読」に挑むなんて無理では?と思うのは、早計です。
たとえ健常者のようにはいかなくても、残された言葉の機能を駆使して朗読に挑むことは、非常に高度なリハビリ課題。同じ障害を抱えるメンバーとともに物語の解釈を楽しみながら挑むうちに、失われた言葉が取り戻されていく、非常に前向きな再生行為でもあります。

当会代表の石原由理は、2013年に脳梗塞の後遺症として失語症となりましたが、発症前は戯曲翻訳家として、数々の劇団に作品を提供してきました。そんな言葉のプロであった石原に降り掛かった、失語症という障害。翻訳をしようにも、中学生レベルの英語も理解できない。かつて自らが書いたはずの日本語の脚本を読むことも、言葉に関わる何もかもができない。すべてを失った石原は、一時はうつ病を発症し、数年に渡って引きこもり状況にも陥りました。そして、そんな石原にとって再生の救いとなったのが、朗読と、かつて愛し続けた演劇表現の世界でした。


「失語症」×「演劇エンターテインメント」

石原が目指すのは、いかにも障害当事者が演じている「福祉劇」ではなく、先入観なしで観客を楽しませ満足させる、真のエンタテインメント。それを障害を抱える当事者自身が実現することで、この「見えない障害」をより多くの人々に知ってもらえるのではないかと考えます。

演者となる、失語症を抱えつつ朗読に挑むことで回復を目指す5人の生徒たち(石原による朗読教室の生徒)、W主演である、演劇集団キャラメルボックス所属の西川浩幸(失語症)・ミュージカル『テニスの王子様』初代主人公・越前リョーマ役)の柳浩太郎(高次脳機能障害)。助演の坂田敦宏(障害発症後に20社を超える企業経営者に復帰)。そして、原作小説の鈴木大介と、代表で脚本・演出担当の石原由理。

わたしたちの誰もが、一度は人生の暗闇に落ち込んだ、重い過去を抱えます。けれど、障害を負った後も人生は続きます。わたしたちがその後もなんとか生き延びてこられたのは、暗闇の中に、小さな小さな光を見出すことができたからです。

石原は、メディアが前面に押し出すことの多い、障害を乗り越えキラキラ輝く強い当事者像を描くこと、つまり、回復ストーリーを、決して望みません。人生の途上で得る障害という、残酷な闇。その中で、人はどんな光を見出すのか。そのリアルを演じ、語り、人に伝えることができるのは、わたしたち当事者なのだと信じています。


メディア掲載情報(20社) 2024年7月現在

テレビ

NHK「おはよう日本」
ケーブルTVしながわ「三之助のとっておきの品川」

ラジオ

TBSラジオ「人権TODAY」

新聞

朝日新聞・読売新聞・東京新聞・神戸新聞・茨城新聞・静岡新聞・福井新聞・埼玉新聞・熊本日日新聞・高知新聞・河北新報・長野日報・日本海新聞・信濃毎日新聞・長崎新聞・東奥日報・徳島新聞   

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