横浜みなとみらいホール「プロデューサー in レジデンス」 第3代プロデューサーにヴァイオリニスト・石田泰尚氏の就任が決定!

公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団のプレスリリース

©Norizumi Kitada Universal Music

横浜みなとみらいホール(横浜市西区)は、「プロデューサー in レジデンス」の第3代プロデューサー(2025-2026年度/2025年4月1日より)に、ヴァイオリニストの石田泰尚氏をお迎えします。「プロデューサー in レジデンス」は、横浜みなとみらいホールが2021年度より取り組む独自の事業です。レジデンス・プロデューサーとなる演奏家とホールが企画制作から連携することで、企画性の高い事業の提供を目指すものです。気鋭のヴァイオリニスト 石田泰尚氏と共に、横浜発のオリジナルの事業をお届けしてまいります。

■石田氏就任のねらい

全国区で絶大な人気を誇り、演奏家からの信頼も厚い石田泰尚氏は、2001年に神奈川フィルハーモニー管弦楽団のソロ・コンサートマスターに就任(現・首席ソロ・コンサートマスター)、2014年に弦楽アンサンブル「石田組」の旗揚げ公演を横浜みなとみらいホールで行うなど、横浜の地域性、そして当ホールの響きや特徴を最も理解するアーティストと言っても過言ではありません。

こうした背景を鑑み、横浜みなとみらいホールでは、石田氏と共に、地域に根ざした創造性豊かな事業を制作し、地域の文化拠点としての役割を果たしていきたいと考えます。

■石田泰尚氏より就任にあたって

横浜みなとみらいホールの開館が1998年、僕が神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任したのが2001年ですので、ほぼホールの歴史と共に歩んできました。神奈川フィルのコンサート以外にも石田組の旗揚げ(2014年)、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(2018年)、ピアノ・トリオ全曲演奏会(2020年)、コロナ禍のバーチャルコンサート(「横浜WEBステージ」/2020年)などチャレンジングな場を与えてくれたホール関係者の方々には感謝しかありません。昨年50歳となり演奏家のキャリア的には折り返し地点を過ぎました。今度はお世話になった方々に恩返しをする番だと思い今回の大役をお受けしました。

まず取り組みたいのは若い人たちの育成です。それもプロの演奏家を目指すような人たちではなく一般の中学・高校の弦楽合奏部、オーケストラ部を対象にしたクリニックを実施し、音楽の楽しさを知ってもらいたいと思います。

もう1つは石田組の組員をフィーチャーした企画です。石田組は今年結成10周年を迎え、毎回本当に素晴らしいプレイヤーが集まってくれています。組員たちをもっと知ってもらうためのリサイタルシリーズなどが出来ればと思います。

そしてこれは実現できるかどうかわかりませんが指揮者、メンバー、プログラムなど全て自分で選んだオーケストラコンサートを開催出来ればと思います。もちろんコンサートマスターは僕です。

横浜みなとみらいホールは音響だけでなくロケーションも最高でアフターコンサートも楽しめる場所がたくさんあります。全国の皆さん、横浜でお待ちしています!

石田泰尚

©Norizumi Kitada Universal Music

プロフィール

神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。結成時から30年参加するYAMATO String Quartet、自身がプロデュースした弦楽アンサンブル“石田組”など様々なユニットでも独特の輝きを見せる。2018 年には石田組がNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼び、2019年にはEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2020年4月より京都市交響楽団特別客演コンサートマスターを兼任。2022年に初の著書となる「音楽家である前に、人間であれ!」を刊行。5月~9月にかけてミューザ川崎シンフォニーホールにて無伴奏から協奏曲まで様々な編成で演奏する「石田泰尚スペシャル 熱狂の夜」を開催。2024年は「石田泰尚スペシャル 熱狂の夜 第2章」、11月10日に石田組で日本武道館公演が予定されている。最新アルバムは2024年4月にリリースされた『石田組 結成10周年記念 2024・春』。

使用楽器は 1690年製 G.Tononi、1726年製 M.Goffriller。

■事業概要

目的:演奏家がホールと連携し、企画制作から実施までに携わることで、自身のプロデュース力を高めるとともに、ホールが制作するコンテンツの創造性を高める。

配置期間:2か年(期間:2025年4月~2027年3月)

人材: 国内外から高い評価を受ける日本人ソリスト

就任アーティスト:石田泰尚(いしだ・やすなお)

名称:横浜みなとみらいホール プロデューサー 2025-2027

■「プロデューサー in レジデンス」歴代プロデューサー

初代プロデューサー 藤木大地(カウンターテナー/2021-2023年)

第2代プロデューサー 反田恭平(ピアニスト・指揮者/2023-2025年)

★各プロデューサーの活動を公式WEBサイト内「プロデューサーの部屋」で紹介しています。

https://yokohama-minatomiraihall.jp/enjoy/producer_main.html

横浜みなとみらいホール(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

横浜みなとみらいホール(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-3-6 
☎代表:045(682)2020(9:00-18:00) pr_mmh@yaf.or.jp
https://yokohama-minatomiraihall.jp

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