【BS-TBS】現役引退してもなお、人生をかけて ”空手道” を極めたい東京オリンピック・空手女子「形」の銀メダリスト、清水希容さんが語るSDGsな未来とは・・・

「Style2030 賢者が映す未来」8月18日(日)午前10:00~10:54 放送

株式会社BS-TBSのプレスリリース

写真右から清水希容、龍崎孝、上村彩子(TBSアナウンサー)

BS-TBSで毎月1回放送中のレギュラー番組「Style2030 賢者が映す未来」(第3日曜日午前10:00~10:54)。

8月18日(日)の放送は、ゲストに空手家の清水希容(しみずきよう)さんを迎える。放送後にはYouTubeで前後編に分けて配信。(前編は8月25日(日)、後編は9月8日(日)公開)

「Style2030」は、ホストの龍崎孝(ジャーナリスト)が、様々な分野の第一人者の方をゲストに迎え、SDGsの達成期限である「2030年」に向け、私たちはどう思考をリセットし、どう暮らしを変えていけば良いのかを語るトーク番組。ゲストにはSDGs17の目標から2つをトークテーマとして選んでもらっているが

今回、清水さんは「すべての人に健康と福祉を」と「ジェンダー平等を実現しよう」を選んだ。

今年5月に現役引退を発表した清水希容さん。その提言とは…

9歳から空手を始め、技の正確さや力強さを競う「形」で世界選手権2連覇、全日本選手権で7連覇を達成。2021年に行われた東京オリンピックでは「女子形」で銀メダルを獲得するなど、多数の大会で活躍してきた。今年5月に「空手家として生涯をかけて技術を磨く」と引退を発表。

そんな清水さんの提言は「生涯鍛錬」と「『ママアスリート』と呼ばない社会へ」。

現役を引退してもなお“生涯空手家”

今年5月に電撃で引退を発表した清水さん。「時間をかけて技術を磨きたい」という思いが引退を決めた理由のひとつだと話す。何かをするにしても人より時間がかかるといい、出来なかったら出来るまでやり続けるという。先生から「才能が無いタイプ」と言われたにも関わらずオリンピックの大舞台に立てたのは、完璧を求める努力の積み重ねがあったからだそうだ。その努力の根底には、幼いころに見た先輩の形があるといい、「先輩のようにかっこよく、きれいな形ができるようになりたい」と練習に励んだ。

清水さんはこれからについて「これまで理想の形を求めて稽古してきたが、まだ達成できていないので、引退後は空手に向き合い、自分の理想を超えるために鍛錬する。」と話した。

ジェンダー問題を空手の世界から提言していく

空手は男女共に競技人口が多く、女性はしなやかさ、男性は力強さとそれぞれの特性をいかせるジェンダーレスな競技だという。しかし、30歳を境に出産か競技継続かの選択を迫られる人が多いそうだ。「男性の場合は子供が生まれても競技が続けやすい環境が整っているが、逆の場合はどうか?」と仲間内で話題になったという。“ママアスリート”とメディアが取り上げるのに対し“パパアスリート”という言葉が無いことにも言及し、「出産後の復帰が当たり前になれば、“ママアスリート”という言葉はなくなるのでは」と述べた。

ホストの龍崎は「この問題は普通の生活にも通じる」と述べ、清水さんは「幅広く、誰でも復帰できるような環境が増えてほしい、自分が何かのきっかけとして活動できれば」と語った。

清水希容さん 収録後コメント

SDGsは、自分との接点を見つけるのが難しいので距離を置いてしまいがちですが、収録で実際に話してみて“健康と福祉” など意外と身近(なテーマ)で、自分にもできることがあるのではないかと感じました。最近、アスリート界でもジェンダーの問題が課題に挙がるので、(この問題に)向き合っていかないといけないと感じています。女性アスリート問題についてもSDGsの観点から考えることができると気づいたので、これからの社会貢献活動にもつなげていきたいです。

清水希容さん 略歴

空手家。1993年、大阪市出身。小学3年生から空手を始める。

高校3年時の全国高校総体で優勝。世界空手道選手権(2014年・2016年)2連覇、ワールドゲームズ2017で初出場初優勝を果たす。全日本選手権では2013年から2019年まで7連覇を達成。空手が初採用された東京2020オリンピックで銀メダルを獲得。

今年5月に引退を表明し、5月19日に行われた実業団の大会で現役最後の演武に挑んだ。ミキハウス所属。

番組情報

番組名:「Style2030 賢者が映す未来」

放送日時:毎月第3日曜 午前10:00~10:54   ※清水希容さん出演回は8月18日(日)放送

出演:龍崎 孝(ジャーナリスト/流通経済大学教授)上村 彩子(TBSアナウンサー)

ゲスト: 清水希容(空手家)

内容:2021年の東京オリンピック「空手・女子形」で銀メダルに輝いた清水希容さん。

今年5月の引退発表は大きな話題になりました。

世界の舞台で戦い続けた清水さんが語る「オリンピック」とはー。

そして、9歳から始まった空手人生は「生き方」「考え方」にも大いに影響があったといいます。現役を引退してもなお、「人生をかけて“空手道”を極めたい」という清水希容さんが語るSDGsな未来とは・・・

制作:TBSスパークル

製作:BS-TBS

番組ホームページ  https://bs.tbs.co.jp/culture/Style2030/

番組公式X @2030_style( https://twitter.com/2030_style )

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