芸術鑑賞のチケットサブスクサービスを提供する「株式会社recri」に出資

ユナイテッド株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 執行役員：早川 与規、証券コード：2497、以下「ユナイテッド」）は、株式会社recri（本社：東京都港区、代表取締役：栗林嶺、以下「recri」、読み：レクリ）へ出資いたしました。

■recriの事業について

recriは、ユーザーの好みと予定に合わせて、舞台や展覧会のおすすめチケットを毎月届けるサービス、芸術鑑賞の定期便「recri」を提供しているスタートアップです。

芸術鑑賞が初心者の人や趣味を探している人に、その人に合ったおすすめのチケットを毎月届けることで、ユーザーの嗜好にあった芸術との出会いや新しい楽しみを提供します。それと同時に、「新しい顧客にリーチできない」といった興行主の課題を解決します。

recriのサービスにより、興行主の新規顧客獲得に寄与しつつ、ユーザーの芸術鑑賞へのハードルを撤廃しながら新しい時間の過ごし方の提供を実現します。

■ユナイテッドによるrecriへの出資の背景

働き方改革やAIにより、個人の可処分時間が2021年43.8時間/週から2030年49.1時間/週に増加すると予測されています*1。そのため、可処分時間を埋める手段の重要性が増しています。一方で趣味のない大人が増えている状況や普段芸術鑑賞に慣れていない人にとって舞台観劇や展覧会など芸術鑑賞に対する心理的ハードルの高さがあります。

また興行主は、従来のポスターやチラシなどのアナログな集客方法が主となっており、観客の高齢化、新規顧客へのアプローチの難しさ、空席の発生といった集客・採算における課題があります。

「recri」は、ユーザーへ専門家の作品解説や複数の選択肢を提示することで心理的ハードルを下げ、興行主へプッシュ型の販売チャネルを増やすことによる集客や収益性の向上を実現します。2021年にサービス開始し、すでに国内の多くの興行主が登録しています。

recri代表の栗林氏は、クリエイターや映像の監督業としての経験を活かし2020年に同社を創業しました。「感性溢れる、刺激的な世の中を」をミッションに掲げ、エンタメや芸術をより身近なものにするための仕組みをつくるべく事業を推進しています。

ユナイテッドは、recriのサービスが、興行主の集客における課題を解決しながら、ユーザーに感性と刺激に溢れた新しい時間を提供すると考え、この度の出資を決定いたしました。

*1 国土交通省「「働き方」について」

■今後の展望

recriは、今回調達した資金でサービス開発を進めていく予定です。ユナイテッドとしても、recriの事業拡大とさらなる成長に向け支援してまいります。

ユナイテッドは今後も、有望なビジネスモデルを持つベンチャー・スタートアップ企業への投資を積極的に行ってまいります。

■ユナイテッド株式会社 投資事業について

ユナイテッドは「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する。」をパーパスに掲げ、投資事業、教育事業、人材マッチング事業の3つをコア事業としています。

投資事業においては、インターネットビジネスの黎明期から20年以上に渡って数々のベンチャー・スタートアップ企業に投資を行い、投資先企業の成長・EXITに寄り添ってまいりました。

現在は国内のシード～アーリーステージのベンチャー・スタートアップ企業を主な投資対象としております。投資はすべて自己資金で行っているため、柔軟かつスピーディーな意思決定が可能です。

投資後には、長年の事業運営・投資経験により培った事業・組織運営ノウハウの提供、及び資金調達・EXIT支援等を行っております。加えて、ハンズオン支援部隊であるUVS*2が事業戦略立案から実行に至るまで、事業成長のための一気通貫の支援を行います。

*2 UVS（UNITED Venture Success）：キャピタリストチーム、バリューアップチームメンバーによって構成されるハンズオン支援部隊

 

■出資先概要

■会社概要