特定非営利活動法人 Piece of Syriaのプレスリリース
「シリアをまた行きたい国にする」を目標に活動し、シリア及びトルコで5万人以上の子ども達に教育を届けてきたNPO法人Piece of Syria(以下「Piece of Syria」)は、2024年9月21日(土)にPEACE DAYと共催で、シリア人音楽家・考古学者と語る、「戦禍で失われる文化を次世代へ!シリア音楽と対話でつくる平和な未来」を開催いたします。
【日時】 9月21日(土)20:00-21:00
【イベント詳細・申込】 https://peaceday2024.peatix.com/
本イベントでは、前半に「文化遺産は対話の共通基盤であり、平和を築くツールである」という信念のもと活動している団体、Heritage for Peace の代表イスベル・サブリン氏をゲストに迎え、戦禍のシリアで文化を守る意義とは?どのような活動が行われているのか?についてお話を伺います。後半には、シリア人音楽家フセイン・ハッジ氏によるシリアの伝統音楽を披露します。
■イベントの概要
【タイトル】【PEACE DAY× NPO法人Piece of Syria】戦禍で失われる文化を次世代へ!シリア音楽と対話でつくる平和な未来
【日時】9月21日(土)20:00 〜21:30
【参加方法】Zoom(100名限定)
【参加費】無料
【申込・詳細】 https://peaceday2024.peatix.com/
【登壇者】
Heritage for Peace 代表 イスベル・サブリン氏
Heritage for Peaceの議長兼共同創設者。シリア人考古学者で、文化遺産管理を専門としており、シリアの認定国家観光ガイドとしても活動。2005年からスペイン国立研究評議会(CSIC)のシリア・スペイン語チームのメンバーを務める。2011年からはスペイン国立研究評議会のInstitución Milá y Fontanalsの研究員として、紛争中の文化遺産の保護に関するプロジェクトや研究従事。現在、中東や北アフリカからの難民や移民との異文化対話のツールとして文化遺産を使用する社会プロジェクトであるAbuab Initiativeを主導しています。
シリア人音楽家 フセイン・ハッジ(メモ・サイード)氏
トルコのイスタンブールを拠点とするシリア出身のミュージシャン。1998年からクルド音楽の曲を書いているほか、アラビア語、英語、トルコ語の曲も書いた経験がある。2018年に音楽士の修士を取得。2019年にはシリアのクルド人ミュージシャンに関するドキュメンタリー映画「DÛMAN」を制作、監督した。2015年には、さまざまな文化的背景を持つミュージシャンが参加するODEnsemble(オルタック・ドゥー)を設立。難民と音楽に関する学術研究と並行して、難民との音楽ワークショップを開催するなど、文化交流にも熱心に活動。2019年のアルバム『Every Child is a Prophet』では、ノルウェー、ゴラン高原、シリア出身のミュージシャンとコラボレーションし、ギリシャ諸島の難民の窮状を描いた。現在は、音楽史の博士課程をとるための研究に勤しんでいる。
中野 貴行(NPO法人 Piece of Syria代表理事)
2008-10年、青年海外協力隊としてシリアで活動。2015年から難民になったシリア人、シリア支援団体を訪ねて中東・欧州10カ国を訪問。2016年、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指して、シリア支援団体Piece of Syriaを設立。トルコのシリア人NGOと協働し、シリア国内避難民、トルコのシリア難民への教育支援を実施。2020年よりケニアでJICA専門家として働く妻の随伴家族としてケニア在住。2023年、ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出。「好きな場所ではたらく」(お仕事ノンフィクション編集部編、岩崎書店、2023年)
■ Piece of Syriaの今までとこれから
Piece of Syriaは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指し、2016年に設立し、2021年にNPO法人化した、教育支援・平和教育を実施するシリア支援団体です。「支援が届きにくい地域に住むシリアの子ども達への教育支援」として、シリアの幼稚園・小学校、トルコ南部のシリア難民向け補習校を運営し、現在まで3000人超の子ども達に教育を届けてきました。また2023年2月のシリア・トルコの大地震の際は、900世帯にテント・食料の配布、現金給付を行いました。そして「シリアの今と昔」を伝えながら、平和について考えるきっかけを作る講演・写真展などを、日本全国の学校や地域、オンラインで実施しています。
現在、10月31日(木)までクラウドファンディングを実施しています。
シリアは今、国連が「戦争開始以来、最大の人道危機」と呼ぶほど深刻な状況にあります(※)。ニュースでシリアの話題を見ることは少なく、戦争が長引く中で国際社会からの支援は大きく減少しています。そうした状況に加えて、昨年の地震による被害により、支援の必要性はさらに高まり、「支援が必要なのに、報道も支援も減っている」というギャップが最大化し、【見えにくい人道危機】に直面しています。(※2024年6月 安全保障理事会)
私たちは、目の前の問題解決だけでなく長期的な視点で「シリアをまた行きたい国」にすることを目指して、シリアの人たちが自分たちの力で復興・平和づくりをする土台である教育支援の活動を、さらに成長させるために目標金額1,000万円に挑戦します。集まったご寄付は、シリア幼稚園運営費・トルコ補習校運営費の一部として活用します。
━━【プロジェクト詳細】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
忘れ去られそうなシリアに未来を。教育支援で平和をつくる挑戦!
https://readyfor.jp/projects/syria2024
【目標金額】1000万円(All or Nothing)
【公開期間】10月31日(木)23時まで
【資金使途】シリアの教育支援事業・文化保護事業など
#教育がつくるシリアの未来
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団体SNS・HPリンク一覧
https://lit.link/pieceofsyria
【イベントに関する報道関係者からのお問合せ先】
担当:坂田実緒子(特定非営利活動法人Piece of Syria ファンドレイジング担当)
Eメール:contact@piece-of-syria.org