日本独自の文化“食品サンプル”に情熱を注ぐ職人の“夢のカタチ”！

食べ物の見本として本物そっくりに再現する食品サンプルは日本独自の文化。精巧な食品サンプルは海外からの観光客にも人気です。
そんな業界でリアルな食品サンプルを作ると評判の藤田真美子さん。バツグンのセンスと技術で食品サンプルを作る藤田さんの魔法のようなテクニックを紹介します。
お店に来たお客さんに「食べたい！」と思わせる食品サンプルを目指す藤田さん。情熱とこだわりの日々に密着します！

（内　容）
　レストランや喫茶店の店先に並ぶ食品サンプル。食べ物の見本ではありますが、なかには本物と見紛うほど精巧なものを見かけることも。私たちにとってはなじみ深い存在の食品サンプル。実は、日本独自の文化なのです。
千日前の道具屋筋商店街で食品サンプルを扱うお店では、海外からの観光客も興味津々。次々と手に取り、購入していきます。そんな食品サンプルをお店に卸しているのが「ふじたま工房」の藤田真美子さん。リアルな食品サンプルを作ると評判の職人です。

大阪市の野田にある「ふじたま工房」では、藤田さんがカヌレの制作の真っ最中。食品サンプルはそのほとんどが“ゾル”と呼ばれる塩化ビニルから作られます。本物から型取りし、オーブンで焼くと、本物にしか見えないカヌレが出来上がり！ブロッコリー作りでは三段階の着色がポイントです。藤田さんの魔法のようなテクニックを紹介します。

大東市生まれの藤田さん。印刷関係や漫画家のアシスタントなど、様々な仕事を経験した後、４０歳のときに食品サンプルの養成スクールへ。専門店に就職すると、抜群のセンスと技術で頭角を現し、２０１９年に独立。「ふじたま工房」を構えました。
藤田さんのリアルな食品サンプルに惚れ込み、仕事を依頼する飲食店も増えています。カフェからの依頼はコーヒーだけでなく、バウムクーヘンやメロンソーダ、どら焼きまで。驚きの技の数々を披露します！
お客さんに「食べたい！」と思わせる食品サンプルを目指す藤田さん。情熱とこだわりの日々に密着します。