株式会社NHK出版のプレスリリース
子どものころ「なんでだろう?」と思ったこと、たくさんありましたよね。解決しないまま大人になった謎や、忘れてしまった疑問もあったはず。現役の(?)子どもたちは幸せです。ラジオで科学の専門家たちが答えてくれるのですから。今回は「恐竜」の“ダイナソー”小林快次先生や、「昆虫」の“まう山先生”こと丸山宗利先生たちの、真摯かつユーモラスな回答を集めました。子どもたちの柔軟な発想と科学の最先端が出会う、スリリングな2冊です。
「恐竜の研究者になりたい」と、自分の子どもがいい始めたら、どう答えますか? 「勉強して大学に行く」、たしかにそれもひとつの答えかもしませんが、「NHK子ども科学電話相談」の人気回答者・小林快次先生はいいました。
「大事なのは、勉強を楽しくする方法を覚えることなんだよね」
英語も国語も、生物も嫌いだったという小林先生が、なぜ恐竜の研究者になれたのか。それは「勉強を目的ではなくて、手段にするっていうか。好きなことがあると勉強が楽しくなるから」「好きなことをね、今がんばっていることを続ければ、自然と研究者に近づいていく」ということなのだそうです。
「ハチはどうして黒いものをおそうの?」という質問はときどき耳にします。それに対する「野生のクマはハチの巣や蜜や幼虫を食べるので、ハチはクマのように黒いものは敵だと認識しているから」という一般的な答えには、丸山宗利先生がもう一声。
「ハチが黒いものをさそうとするのは、おこっているときだけなんです」
怖いスズメバチも、巣を壊そうとしたり、誰かが怒らせたりしていない限り、黒い髪の毛だからといって人間を刺そうとはしないとか。
回答者には、一部で“弟子ナソー”の愛称が定着しつつある田中康平先生(小林先生の元教え子です)や、昆虫飼育のプロフェッショナル清水聡司先生と害虫相談のエキスパート久留飛克明先生の関西弁コンビも。みなさん、子どもたちの疑問にやさしく回答してくださっています。
『恐竜スペシャル!』は、子どもたちと先生方のハイレベルなやり取りに、恐竜ファンの子どもたちならきっと夢中になるはず。もちろん、恐竜初心者の読者にも楽しめる内容です。
『昆虫スペシャル!』は、虫たちの生態をとおして、生命の不思議や尊さを感じてもらえる一冊です。
どちらも小学校の朝の読書にもおすすめ。もちろん大人にもお楽しみいただける科学読み物です。
【こんな質問が載っています!】
『恐竜スペシャル!』
- ティラノサウルスのオスとメス、どっちのほうが強い?
- 恐竜をペットにすることはできる?
- いん石が落ちなければ、恐竜はどんな姿になったかな?
- 竜盤類でも鳥盤類でもない恐竜が見つかる可能性はある? など
『昆虫スペシャル!』
- カブトムシがクワガタムシよりも重いのはどうして?
- 17年ゼミはどうして17年がわかるの?
- 食べられる昆虫にはどんなものがあるの?
- 昆虫には心がないって聞いたんだけど、本当? など
「子ども科学電話相談」は、毎週日曜日午前10:05からNHKラジオ第1で絶賛放送中。
夏休み中は「夏休み子ども科学電話相談」を放送予定です。
■商品情報
『NHK子ども科学電話相談 恐竜スペシャル!』
出版社:NHK出版
発売日:2020年6月20日
定価:本体980円+税
判型:四六判 並製
ページ数:128ページ(内カラー32ページ)
ISBN:978-4-14-011366-0
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140113669/
■商品情報
『NHK子ども科学電話相談 昆虫スペシャル!』
出版社:NHK出版
発売日:2020年6月20日
定価:本体980円+税
判型:四六判 並製
ページ数:128ページ(内カラー32ページ)
ISBN:978-4-14-011367-7
URL:http://www.amazon.co.jp/dp/4140113677/