楽曲化される小説「白山通り炎上の件」(有手窓 著)は、ソニー・ミュージックエンタテインメントと2023年に共催した新人文学賞の大賞受賞作。賞の選考委員長は作家の金原ひとみ。書籍には受賞作全7作を収録。
河出書房新社のプレスリリース
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、単行本『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』(税込予定価格1,397円)を2024年11月11日に発売いたします。本書は、創刊90周年を迎えた文芸誌「文藝」と、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営するmonogatary.comが共催して、2023年に実施した新人文学賞【文藝×monogatary.com コラボ賞】受賞の全7作品を収録した小説集です。
また、小説を音楽にするユニットYOASOBIが、結成5周年を迎えて原点回帰。本賞大賞受賞作「白山通り炎上の件」を楽曲化する最新曲のタイトルが「New me」であることを本日発表。
YOASOBI/monogatary.com × 雑誌「文藝」× 審査委員長・金原ひとみ ――奇跡のコラボで生まれた新人文学賞受賞作の書籍『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』発売にぜひご注目ください!
●『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』収録作品
大賞作
「白山通り炎上の件」 有手窓 ★YOASOBI新曲「New me」として楽曲化
優秀作
「サイボーグになりたいパパゲーノ」 東旺伶旺
「放浪する顔面」 佐加島テトラ
佳作
「青い木と遺棄」 目榎粒子
「グリーンベルベットの背骨」 青井井蛙
「タイポグリセミア」 本條七瀬
「さよならの海」 冬村未知
●「白山通り炎上の件」小説作品と、著者・有手窓について
主人公は、東京で働く20代の女性会社員。
不条理まみれの職場で毎日を過ごし、静かに怒り燃え続けています。
そんなある日、マッチングアプリで出会った相手は、謎の殺し屋。
2人で疾走し、敵と共に闘い、東京の街を駆け抜けた先に、
誰も見たことのない、爽快な景色が現れて――
作者の有手窓(ありて・まど)さんの「受賞の言葉」にある一文をご紹介します。
「この作品を書いたときにあったのは、怒りでした。大人なら無視して一人前なんて言われるような事に対しての、それでもふとした瞬間思い出すたび確実に自分の何かを削ってくる、喉に刺さった小骨のような怒り。それを無視なんかするものか―― そんなささやかな抵抗が出発点でした。」
いま社会で働く大人にも、人間関係でいろんな悩みを抱える学生の方にも、
世代、性別、職業などの垣根を越えて、この小説を読んでいただきたいと願います。
一生懸命怒り、悩み、考え、戦い抜いた先には、手に入れたかった世界が待っている。
そう信じることができる、元気と勇気があふれ出すエンターテインメント小説です。
●カバーデザインについて
単行本『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』カバーデザインを本日公開!
人気アニメーター/イラストレーターのHavtzaが装画を手がけた。
装幀はブックデザイナーの野条友史(buku)が担当。
Havtza
https://www.instagram.com/havtza/
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●新人文学賞【文藝×monogatary.com コラボ賞】とは?
河出書房新社が刊行する季刊文芸誌「文藝」と、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する原稿募集プラットフォーム・monogatary.comが、「文藝」創刊90周年とYOAOSOBI結成5周年を記念して実施した新人文学賞。芥川賞作家・金原ひとみを選考委員長に迎え、「KAIKO」をテーマに短編小説を募集。総数879作の中から大賞以下7作を選出した。
●新刊情報
『New me ―文藝×monogatary.com小説集―』
著者:有手窓 東旺伶旺 佐加島テトラ 目榎粒子 青井井蛙 本條七瀬 冬村未知
仕様:四六判/並製/256頁
装画:Havtza
装幀:野条友史(buku)
税込予定価格:1,397円(本体1,270円)
発売日:2024年11月11日
★電子書籍も同日から販売します。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。
ISBN:9784309039213