数々のパゾリーニ戯曲作品の日本初演、構成・演出を行なった日本の現代演劇を代表する演劇人の一人川村 毅氏(ティーファクトリー主宰)が「ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死」のリーディングを制作しました。
株式会社OFFICE球根のプレスリリース
「パゾリーニの夏」は舞台公演、パネルディスカッションを経て日本語訳リーディングへ。
イタリア首相官邸・記念官庁の助成金を受け、ピエル・パオロ・パゾリーニを
広く日本に紹介する一大イベント「パゾリーニの夏」の第一弾として
8月2日、イタリア文化会館にて
演劇集団フンダシオン・エピカ ラ・フラ・デルス・バウス(Fundación Épica La Fura dels Baus)
によるジャン・マリア・チェルボ氏作『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』の来日舞台公演が開催されました。
舞台の興奮冷めやらぬうちに第二弾
「パゾリーニの夏」〜Polivocale(いくつかの声)〜
パネルディスカッションが東京国際クルーズターミナルにて開催されました。
そして第三弾「パゾリーニの夏」はリーディングという形で幕を閉じました。
角川武蔵野ミュージアム内の本棚劇場にて
川村 毅氏(ティーファクトリー主宰)演出による
『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』日本語訳リーディングが制作されました。
<公開スケジュール>
2024年10月3日(木)から配信上映
配信YouTubeチャンネル :https://youtu.be/joSxTTo1lJc
「ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死」リーディング
数々のパゾリーニ戯曲作品の日本初演、構成・演出を行なった日本の現代演劇を代表する演劇人の一人川村 毅氏(ティーファクトリー主宰)が「ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死」のリーディングを制作しました。
新たな視点を通して知るピエル・パオロ・パゾリーニの世界を数々のパゾリーニ作品の日本初演、構成・演出を行なった日本の現代演劇を代表する演劇人の一人、川村 毅氏の演出によりリーディングが上演されました。来日公演で上演された同作品の初邦訳版です。出演は、これまで氏の演出によるパゾリーニ作品日本初演連続プロジェクトに参加したベテラン舞台俳優たち。
この角川武蔵野ミュージアムの本棚劇場という本棚に囲まれた幻想的な空間と
「パゾリーニの夏」を象徴するニコラ・ヴェルラート氏の絵の前で行われるリーディングのシチュエーションは新鮮です。
このリーディングでは、イタリアでのパゾリーニとは、また一味違う日本語で語られる物語や日本人ならではの動きやしぐさ、別の角度から見たパゾリーニを感じて頂けるでしょう。
舞台をご覧いただいた方には新たな視点でのパゾリーニを理解することができると思います。
また初めてパゾリーニに接する方にとっては親近感あるものとして没入し、パゾリーニの世界を広く、深く、知って頂けることでしょう。
そして『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』日本語訳リーディングの全編がYouTubeにて10/3から配信上演されます!
『ピエル・パオロ・パゾリーニの四つの死』日本語訳リーディング
作:ジャン・マリア・チェルボ
翻訳:石川若枝
演出:川村毅
出演
手塚とおる
笠木誠
谷部央年
福士惠二
大沼百合子
江戸伝内(糸あやつり人形 一糸座)
キャストプロフィール
■演出
川村毅 Takeshi Kawamura
劇作家、演出家、ティーファクトリー主宰。1959年東京生まれ。1980年より劇団「第三エロチカ」(DAISAN EROTICA)を率い劇作・演出を行う。その舞台はTheatre der Welt Essen 1991をはじめ世界各国の国際演劇祭より招聘を受ける。2002年自身の戯曲プロデュースカンパニーとしてティーファクトリーT Factoryを設立、以降活動の拠点としている。2003年初演 作・演出した『AOI/KOMACHI』は2007年ミラノ ピッコロ座でイタリア語訳リーディング上演されている。http://www.tfactory.jp/
2003年『オルジァ ORGIA』
2011年『豚小屋 PORCILE』
2012年『騙り。 AFFABULAZIONE』
2012年『文体の獣 BESTIA DA STILE』
2013年『ピュラデス PILADE』
2013年『カルデロン CALDERON』
上記、P.P.パゾリーニ戯曲の日本初演を演出
■出演者
手塚とおる Toru Tezuka
1983年「黒いチューリップ」(作:唐 十郎 演出:蜷川 幸雄)にて舞台俳優のキャリアをスタート。劇団「健康」をはじめ多数の舞台に出演。現在はドラマを中心に映画、バラエティにも活動を広げている。川村毅との協同舞台は『KOMACHI』(初演に加え2006年北米ツアー)2005-2008年「神なき国の夜三部作」等多数。ルーマニアのシルヴィウ・プルカレーテが演出し日本の俳優達と創作した東京芸術劇場公演『リチャード三世』『真夏の夜の夢』に出演。ORGIA、PORCILE ユーリアン役、AFFABULAZIONE 父親役 出演。
笠木誠 Makoto Kasagi
1991年より川村毅のカンパニーに参加。アントワーヌ・コーベ、ヨッシ・ヴィーラー演出作品にも出演。川村毅作・演出『HAMLET CLONE』父親役主演にてドイツツアー、ブラジルツアーに参加。PORCILEヘルトヒッツェ役、 AFFABULAZIONE ソフォクレスの影役、CALDERONセヒスムンド役 出演
谷部央年 Hisato Yabe
1999年より、日本の老舗新劇劇団俳優座に所属。劇団四季への出向もあり、舞台、テレビ、映画、声優、DJ等幅広く活躍中。AFFABULAZIONE息子/息子の亡霊役、CALDERON召使の男、パブロ、エンリーケ役 出演
福士惠二 Keiji Fukushi
故寺山修司率いる演劇実験室◎天井桟敷に1983年の解散まで参加。欧米を中心とした世界各国ツアーに出演。川村毅作品には『KOMACHI』『HAMLET CLONE』に出演。世田谷パブリックシアター主催 野村萬斎 構成・演出「マクベス」ソウル、シビウ、パリ、ニューヨーク公演に出演 。PORCILE 父役 出演
大沼百合子 Yuriko Onuma
元宝塚歌劇団花組男役。退団後はテレビ、映画、CMと多岐に渡って活躍。川村毅作品には2019年『ノート』2023年『カミの森』等出演。PORCILE 母役、 AFFABULAZIONE 母親役、CALDERONエストレーリャ、カルメン、アゴスティーナ役 出演
江戸伝内 Dennai Edo
寛永年間から続く江戸糸あやつり人形 結城座・十代目結城孫三郎(故結城雪斎) 三男として生まれ、五歳初舞台。1972年三代目結城一糸を襲名。結城座の中心的人形遣いとして活躍。2022年長男の結城敬太に一糸の名を譲り、「江戸伝内」と改名。古典の継承と共に多くの演出家達と現代演劇を創作。2015年にはイタリア・ボローニャ大学招聘公演『伝統と前衛』+シンポジウム。(学生へのワークショップを行い、学生と共にアルトー24時一部上演+八百屋お七他)、シチリア島パレルモにての人形演劇祭に参加。BESTIA DA STILE 人形のヤン役 出演
助成 : イタリア首相官邸・記念官庁
企画・主催:Teatro Stabile delle Arti Medioevali
協力:角川文化振興財団 NPO法人東京自由大学 株式会社OFFICE球根/gallerylPARADISO
本公演に関するお問い合わせ
lequattromortidipasolini@gmail.com
「パゾリーニの夏」特設ページ
宣伝広報:株式会社OFFICE球根 / gallery PARADISO
〒151-0064 東京都渋谷区上原1丁目23-9
https://www.gallery-paradiso.com
リーディング 制作 : ティーファクトリー
助成 : イタリア首相官邸・記念官庁
企画・主催:Teatro Stabile delle Arti Medioevali