時を超え よみがえる、幻の和製古楽器「ミニピアノ」の音色

アトリエ ピアノピア株式会社(本社:寝屋川市/ピアノ修復家:小川 瞳)は、100年前に日本で作られた本物の小さなピアノを10台修復し、11月10日(日) 大阪市中央公会堂でコンサートを開催します。

Atelier Pianopia 株式会社のプレスリリース

大正期から昭和初期にかけて日本で作られていた様々なミニピアノ

■ 幻の日本の古楽器

明治36年から昭和初期にかけ、日本で小さな本物ピアノが作られていたのはご存じですか?

当時、ピアノは大変 高価で、それでも本物のピアノで子供達に学ばせたいという人々の夢や希望から日本の家屋にあう小さなピア ノが開発され誕生しました。

しかし通常サイズのピアノが低価格で量産されだすと、繊細なミニピアノは姿を消していき、今となっては、滅多に見ることが出来ず、存在さえも知られていない、絶滅危惧の貴重な楽器です。

当時の販売カタログ(1930年頃)

■ 職人技が生み出した天使の音色 

大阪でアンティークピアノの修復工房を営むピアノピアは2015年、40鍵の驚くほど小さなピアノに出会いました。

澄んだ柔らかな音色で楽器内部の構造は緻密で、小さくても良いピアノを作ろうと奮闘した日本の先人技術者の想いや考えが、伝わりました。しかし、近年は、量産ピアノや電子ピアノの普及により、昔丁寧に作られた ミニピアノは、修復されぬまま処分され続け、忘れ去られた楽器となっている。

そんな使い捨ての現代社会に危機感を感じ、全国に眠るミニピアノを10台探しだし、昔ながらの材料を使い1台1台丁寧に修復し蘇らせました。

ミニピアノの修復中の様子

後世に価値を残す 

ミニピアノを修復する歳月の中、この楽器に魅了された6人の音楽家に出会い、11/10(日)大阪市中央公会堂で、ミニピアノフェスティバルを開催する。

日本初のミニピアノを製作した松本楽器のミニピアノや、日本楽器(現ヤマハ)のグランド型のミニピアノ、世界最小の河合楽器のミニピアノなど、10台のミニピアノを聴き比べることのできる貴重な機会です。日本の文化から誕生した古いミニピアノの魅力を伝えたい。

通常ピアノとミニピアノのサイズ比較

■「オールスターミニピアノフェスティバル」音楽祭の概要

日時:2024年11月10日(日) 

[昼の部]12:30〜[夕の部]17:00〜

会場:大阪市中央公会堂 3階(大阪市北区中之島1丁目1-27)

出演:砂原悟 /  平井真美子 /  川口成彦 /  keipyan /  Atsushi Asada /  イマイアキ

内容:ミニピアノでのソロやデュオ演奏のほか、公開レッスンやプロから学べる講座など、ミニピアノの魅力を堪能できる11のプログラムをお届けします。

博物館:ミニピアノほか世界中の小さな歴史的鍵盤楽器が展示されます。

料金:[1日通し券] 6,500円[昼の部][夕の部]共に4,000円

音響:night cruising

主催:アトリエ ピアノピア 株式会社

公式サイトhttps://minipianofes.jimdofree.com/

ミニピアノに魅了された6名の音楽家達

■会社概要

 アンティークピアノと足踏みオルガンの専門店。ヨーロッパ、アメリカ、日本など古く希少な楽器を修復し、その魅力を引き出して、楽器のいのちをつなぐ活動を続けている。

■報道・問い合わせ先

会社名: アトリエ ピアノピア 株式会社    担当者:小川 瞳

         TEL:  070-5439-8697       E-mail:at.pianopia@gmail.com

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。