梅蘭芳生誕130周年記念京劇公演

日本京劇振興協会のプレスリリース


 
伝説の女形俳優・梅蘭芳は、現存する京劇様式の基礎を築き、中国文化を世界に広めた偉大な芸術家。
そして日本とも深い縁があり、日中友好の懸け橋を担ってきました。 
その生誕130周年を記念して、彼が手掛けた京劇の名作が東京・大阪の舞台で蘇ります。
彼の遺産を未来に伝えるべく、上海青年京昆劇団が初来日し、在日京劇団・新潮劇院と共演。
珠玉の演目を披露するこの公演は、京劇の至高の美を観客の皆様に体感していただく特別な機会です。
 
 

 
■梅蘭芳とは?
 梅蘭芳(1894年生まれ)は、20世紀初頭に中国京劇界を牽引した最も著名な女形俳優です。彼は女性役を演じる男性俳優として、その圧倒的な美しさと華やかな舞台演技で観客を魅了し続けました。また、化粧や舞台演出に新しい技法を取り入れることで、従来の枠を超えた新しい京劇様式を創造し、伝統的な京劇に革新をもたらしました。彼の舞台は、ただの演技ではなく、一つの芸術作品として高く評価されています。
 さらに、1919年には中国京劇史上初となる海外公演(日本、アメリカ、ソ連)を行い、世界中の観客に京劇の魅力を伝え、文化交流の道を切り開きました。その後も数多くの新作京劇を創作し、中国国内外で大きな反響を呼びました。
 日本とも縁が深く、1924年には関東大震災の被災者支援のためのチャリティー公演を北京で実施し、その収益を日本に寄付。終戦後も日中国交回復前に交流公演を実施。彼の日本への深い思いは、日中間の文化交流に大きく貢献しました。
貴妃酔酒宇宙鋒覇王別姫
■今回の公演で蘇る梅蘭芳の名作
 今回の記念公演では、梅蘭芳の代表作である『覇王別姫』や『貴妃酔酒』。そして長編としては日本初上演となる「宇宙鋒」などが上演されます。これらの演目は、彼の演技スタイルが凝縮され繊細な感情表現や華麗な舞踊が見どころです。舞台上で彼の遺産が現代に蘇り、観客に忘れられない感動を与えることでしょう。
 
■公演概要( https://www.shincyo.com/event/241015/
[東京公演]会場:四谷区民ホール(新宿区)
2024年10月15日(火)19:00開演 演目:天女散花、貴妃酔酒、宇宙鋒
2024年10月16日(水)18:00開演 演目:牡丹亭、覇王別姫、宇宙鋒
特別席 10,000円、S席8,000円、A席(2階) 6,000円、学生(2階) 4,000円
 
[大阪公演]会場:クレオ大阪東(大阪市城東区)
2024年110月19日(土)17:00開演 演目:牡丹亭、覇王別姫、宇宙鋒
特別席 8,000円、一般 6,000円、学生 3,000円
 
助成:独立行政法人日本芸術文化振興会 後援:大阪市
 
■出演者
上海青年昆京劇団:于瑜、王可汗、樊興宇、曹健
新潮劇院:張桂琴、劉妍、劉東風、石山雄太、樋口理世 ほか
総合司会:加藤徹(明治大学教授)、盧思(京劇俳優・日本画家)
 
■残席状況
東京公演は特別席がほぼ完売ですが、その他の席には空きがございます。
大阪公演も好評をいただいており、特別席が完売で良席は残りわずかです。
団体ホームページより購入できますので、お早めにお申し込みください。
https://www.shincyo.com/ticket/
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