京都会場(京都芸術劇場 春秋座):オープニングイベント11月23日(土・祝)/上映プログラム①12月7日(土)/上映プログラム②12月8日(日)|東京会場(早稲田大学小野記念講堂)12月17日(火)
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学のプレスリリース
京都芸術大学舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点は、早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点との連携プロジェクトとして「疫病・戦争・災害の時代に―サミュエル・ベケット映画祭2024」を開催します。
『ゴドーを待ちながら』で知られるサミュエル・ベケット(1906-1989)は、誕生と死の間に宙吊りにされた人間を描き続けました。戦争、パンデミック、環境破壊が相次ぐディストピア的な時代に、早稲田大学演劇博物館と京都芸術大学舞台芸術研究センターが協力し、代表作の映像を東京と京都で上映します。上映とトークに加え、京都ではベケットに想を得た現代アーティストの作品集も展示。文学者や演劇人ばかりでなく、ゴダール、ボルタンスキー、イーノ、フォーサイス、デュマス、ケントリッジ、ハーストらに影響を与えた巨匠の世界をお楽しみください。
お問い合わせ
京都芸術大学 舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点
TEL:075-791-9144 kyoten@kua.kyoto-art.ac.jp
京都会場プログラム
2日間の上映プログラムでは、『ゴドーを待ちながら』『ハッピーデイズ』『エンドゲーム』『クラップの最後の録音』をはじめとするベケット作品にちなむ映像作品(日本語字幕付き)を特集上映します。各上映の前には、小崎哲哉教授(京都芸術大学大学院)による解説を行います。上映の間のトークゲストには俳優・ダンサーの森山未來さんと映画批評家の北小路隆志さんをお迎えします。
上映プログラムに先駆けて開催するオープニングイベントでは、過去にベケット作品をモチーフに創作に取り組んだ美術作家・舞台演出家のやなぎみわさんをゲストにお迎えします。作り手の視点を交えてベケット作品および、現代におけるその意義について語り合います。
会期中にはホワイエで関連企画を開催します。ベケットに影響を受けた現代アーティストの作品集およそ50冊を展示。手袋を着けた上で自由にご覧いただけます。この機会にベケットの世界の広がりをお楽しみください。
オープニングイベント
11月23日(土・祝)14:00-17:00(予定)
トークゲスト:やなぎみわ(美術作家・舞台演出家)
聞き手:岡室美奈子(早稲田大学文学学術院教授)、小崎哲哉(京都芸術大学大学院芸術研究科教授)
会場:京都芸術劇場 春秋座
上映プログラム①
12月7日(土)13:00-19:00(予定)
トークゲスト:森山未來(俳優・ダンサー)
※上映プログラムの詳細は近日公開します。
聞き手:小崎哲哉
会場:京都芸術劇場 春秋座
上映プログラム②
12月8日(日)13:00-18:30 (予定)
トークゲスト:北小路隆志(映画批評家)
聞き手:小崎哲哉
※上映プログラムの詳細は近日公開します。
会場:京都芸術劇場 春秋座
「ベケットの実験的短篇映像 上映&トークの夕べ」
12月17日(火)18:30~20:40(18:00開場)
ゲスト:カゲヤマ気象台(劇作家、演出家、演劇プロジェクトsons wo: 代表)、七里圭(映画監督、脚本家)
聞き手:岡室美奈子、小崎哲哉
会場:早稲田大学小野記念講堂(東京)
詳細:https://k-pac.org/beckett2024_waseda/
京都芸術劇場(春秋座・studio21)について
2001年に京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)内に開設された、国内の高等教育機関では初めて実現した大学運営による本格的な劇場です。主に歌舞伎の上演を想定してつくられた大劇場=春秋座と、主に現代演劇・ダンスの上演を想定してつくられた小劇場=studio21という、まったくタイプの異なる二つの空間から成り立っており、伝統演劇・芸能から最先端のマルチメディア・パフォーマンスまで、現代の多様な舞台芸術(=performing arts)を幅広くカバーできる施設を誇っています。
舞台芸術を通じて京都における伝統と創造の姿を全国へ、そして世界へと発信しています。
劇場WEBサイト:https://k-pac.org/
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