石川県にお住まいの難病児、障がい児、きょうだい児そのご家族へ、クリスマスコンサートをお届けします。「表現ワークショップ」も同日開催!その子それぞれの表現を一緒に見つけます!
特定非営利活動法人 心魂プロジェクトのプレスリリース
NPO法人心魂プロジェクトは、野村グループ基金 みらい助成プログラムの支援により今年の8月から来年の6月までの11ヶ月間に渡り、【障がい児 × 石川県への復興支援】として【能登半島・石川県 × 心魂 いっしょに進もうプロジェクト】を実施しています。
ほんのひと時でも心あたたまる非日常の空間を味わって欲しい、心へのエネルギー補給をして欲しいと願い、石川県七尾市にて難病児、障がい児、きょうだい児そのご家族にむけたクリスマスコンサートを開催します。劇団四季や宝塚歌劇団出身俳優らがつくり出す「劇場空間」をどうぞお楽しみください。
イベント概要
<日時>2024年12月1日(日) ①10:00公演 ②15:00公演 *上演時間は90分を予定
<ワークショップ> 2024年12月1日(日) 13:00~14:00 *参加者は15:00公演に出演!
<場所>七尾特別支援学校 〒926-8545 石川県七尾市下町己部54
<対象>石川県にお住いの、病気や障がいのある(あった)お子様とご家族、支援者
<参加費>無料
<申込>公演・ワークショップへのご参加はこちらのフォームよりお申込ください
<お問合せ先>:NPO法人心魂プロジェクト cocorodama.reservation@gmail.com
【能登半島・石川県 × 心魂 いっしょに進もうプロジェクト】とは
「未来が見えない」「復興までまだまだ時間がかかる」。そのようなお話を伺い、私たちにできることを精一杯、皆さんを少しでもいつもと違う世界に!とそんな祈りをもって今年6月に能登半島にへ向かいました。能登半島の復興には長い長い年月が必要なこと、心へのエネルギー補給が急務であることを知りました。そして、復興のために石川県を応援し続ける必要性を感じました。歌・ダンス・表現による「障がい児 × 石川県への復興支援」をしよう。そこからはじまったのが、【能登半島・石川県 × 心魂 いっしょに進もうプロジェクト】です。対面公演だけではなく、オンライン企画も開催しています!
オンラインイベントスケジュール
★季節のオンライン遊びイベント★
12月22日(日) クリスマス 14:00~15:30(予定)
2025年2月9日(日) バレンタイン 午後 14:00~15:30(予定)
★連携団体による配信企画★
2025年1月5日(日) 星つむぎの村のプラネタリウム 14:00~(予定)
2025年2月23日(日) クリニクラウンと遊ぼう 14:00~(予定)
★パフォーマンスワークショップ ~それぞれの表現を見つけよう~ ★
1回目:2025年1月11日(土) 午後
2回目:2025年3月16日(日) 午後
<対象>石川県にお住いの障がい児・難病児・きょうだい児とご家族
<参加費>無料
<参加方法>各イベントの1週間前頃に、参加URLなど詳細のご案内をご登録メールアドレスにお送りさせて頂きます。
<申込>こちらのフォームよりお申込み頂くと上記オンラインイベント全てにご参加頂けます!
来春、1週間以上の石川県対面ツアーを実施予定です。ご参加頂ける対面無料公演などのご案内もお送りさせて頂きますのでぜひお知り合いの皆さまへご紹介ください!
【問合せ】NPO法人心魂プロジェクト cocorodama.reservation@gmail.com
【 石川県のご家族より 】
2024年6月の公演開催にあたり、たくさんのご尽力を頂いたいしかわ医療的ケア児・障害児家族グループ「PareTTe(パレット)」の当事者ご家族より、このようなご感想を頂きました。
「心魂プロジェクトから連絡をもらったのは、まだ寒さの残る3月上旬のことでした。新年早々の震災から2ヶ月経つのに、能登では断水復旧の目処も全然立っていないところが多くあった頃です。昨年までの日常とは大きく異なった生活を送らざるを得なくなっている子どもたちやご家族に、心が奮い立つようなパフォーマンスで、エネルギーを届けたい。それを繋げられるのは、今石川では私しかいない。そう思い、石川ツアーのコーディネートをお引き受けしました。以前から、いつか石川で対面公演をと思っていたのですが、状況を考えると手放しで大喜びもできず、身を引き締めて各所との交渉にあたりました。障害のある子どもたちは、能登にそのまま留まれず金沢に避難している子も何人もいると聞いていました。なのでまずは金沢で1ヶ所、バギーや車いすの子もたくさん入れる場所をと思い、我が子も通ういしかわ特別支援学校が決定。そして能登で、出来れば複数のところに行きたいと思ったものの、当初は開催場所の心当たりが全くありませんでした。SNSで情報を呼びかけたり連絡を取ってみたり、いろいろなツテも使って打診した結果、朝市が火災で焼失したりと大きな被害を受けた輪島市のわじまティーンラボさん、発災直後に奥能登の重症心身障害児者を受け入れて、停電や断水、物資が不足する中踏ん張ってこられた七尾市の七尾病院さんでの開催が決まりました。もう1ヶ所の医王病院も、金沢にありますが、以前から能登出身の障害児者の入院も多い病院です。県の医療的ケア児支援センターもあって、能登の子どもたちの迅速な状況把握や避難に大きく関わられていました。いしかわ特別支援学校では、告知や準備段階から先生方や多くのボランティアさんのお力添えをいただき、午前午後の2公演が終わってみたら参加者はボランティア込みで300人以上!声を出す子、踊りだす子、身体を揺らす子、一緒に歌う子、走りだす子、そして涙を流す親御さんの姿も。心魂さんのエネルギーが、確実にみんなの心に伝わったことを感じました。午後の回では、金沢の女子高生「りんちゃん」のピアノ演奏とのコラボも。呼吸器のマスクの上から見える眼差しが印象的なりんちゃんは、多くの人にピアノを披露するのは初めてだそうで緊張もあったと思いますが、立派に弾ききってくれました。翌日のわじまティーンラボさんでも、当初会場キャパは30人程度とお聞きしていたのが、最終的には小さなお子さんからお年寄りまで70人近くの方がご参加くださいました。この回はティーン世代の居場所という場所柄、心魂の皆さんのこれまでの人生についてなどを中高生と話すという異色の企画も。その場にいた方々の想いを聞く機会にもなり、心の距離が一気に近づいたように感じられて、とても有意義な時間でした。終了後、参加していた子たちがやたらと皿まわしが上手いことが判明したのも面白かったです。
そんな楽しい時間の翌朝やってきたのが、久々の震度5の地震…「被災後」ではなく、まだまだ「被災中」であることを否応なく思い知らされました。ただ、1度現地の子どもたちと会っているとやはり、「あの子たち」が無事かどうかと考えます。そうしてピンポイントで「あなた」のことを考えている大人がいるということを、彼らにはどうか知っていてほしいと思いました。
さて、話を戻しまして、ツアー後半は病院が2ヶ所。病棟内での公演のため、部外者である私は入っていませんが、どちらもとても充実した公演であったと伺っています。重度の障害がある方が多くいらっしゃる病棟で、パフォーマー4人が二手に分かれてベッドサイドで歌ったり、パフォーマンス会場も2ヶ所セッティングしたり、終業後の職員さん向けの公演もあったとか。連日のハードスケジュールにも関わらず、一回一回に全力を尽くしてくださったことが、お話を聞くだけでも伝わってきました。そして、病院職員さんたちもとても楽しみにして準備してくださっていたことを写真から感じ、今回お繋ぎできて良かったなぁとしみじみ思いました。準備段階では、打診した相手の方からお返事がこなかったり(でも被災して必死に頑張ってらっしゃるところ、見ず知らずの相手に返事する余裕など無くて当たり前です)、想定よりかなり多くの方が参加されることになって嬉しい反面、そんな経験も無いので運営が心配になったりもしましたが、どの公演も、参加された方からはとても満足度の高いご感想をいただきました。
「普段あまり会話ができない子が最後にパフォーマーに向かって『ありがとー!』と大きな声で言えました」
「心に響いて涙が止まりませんでした」
「これまでミュージカルに触れたことがなかったけど、今回は本当に感動しました」
など、読んでいるこちらがまた泣きそうになるほど。「また参加したい」「また石川に来てほしい」という声も多く、ツアーは終わったばかりですが、次回に向けて早速再始動しなければと思っています。
私個人としても、いしかわ特支の大きな体育館での公演にも、わじまティーンラボさんの膝を突き合わせるくらいの距離での公演にも参加でき、心魂さんのプロとしての幅広さを感じるとともに、実は今回1番幸せをもらったのは私自身なんじゃないかなと思いました。最初は一人で引き受けたことだったけど、実現するのは一人では絶対に無理で、本当に多くの方のお力をお借りしました。学校の先生方はもちろん、集まってくれたボランティアさんも30人以上、1日かけての輪島でのお手伝いを快く引き受けてくれたご家族、公演には来れなくてもチラシ配布してくれた方、そして細やかな気配りをしながら一緒に準備してくれたパレット運営メンバーのママ友たち。本当に本当に多くの方に支えられていること、多くの方が繋がってくださっていることを感じました。素晴らしいパフォーマンスはもちろんのこと、繋がりを実感するきっかけをもくださった心魂プロジェクトの皆さん、心の底からありがとうございました。
まだまだ被災真っただ中にある能登も、復旧復興には同じように多くの方が繋がることが必要です。決して近くはない道のりを歩く人たちを、陰日向なく支えていきたいし、一緒に伴走したいと思っています。震災発生から時間が経っても、忘れないでほしい。どうかこれからも、能登にお心を寄せていただいて、観光できるようになったらぜひ石川県に遊びに来てほしいです。「NOTO,NOT ALONE 〜能登は、ひとりじゃない〜」を合言葉に、石川県民もみんなで力を合わせて頑張っていきます。」
NPO法人 心魂(こころだま)プロジェクト 団体概要
理 念:【ワクワク・ドキドキ・感動】は全ての人に等しく与えられた権利である
法人名:特定非営利活動法人 心魂プロジェクト
所在地:神奈川県横浜市西区北幸1-11-1 水信ビル7階
設 立:2014年1月
共同代表:寺田真実(総合プロデューサー)/寺田(有永)美奈子(代表理事)
事業内容:①劇団四季や宝塚歌劇団出身の俳優が中心となり本格的なパフォーマンスを届ける「公演事業」、②本格的なパフォーマーを育てる「育成事業」、③子ども・ご家族同士がつながる「オンライン(コミュニティ)事業」、④活動を通して得た学びを広げる「普及啓発事業」
受 賞:第4回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(2024年3月)
第76回保健文化賞(2024年9月)
URL :https://www.cocorodama.com
SNS: https://www.facebook.com/cocorodama/
E-mail:info@cocorodama.com