新東宝キネマノスタルジアより、『スター毒殺事件／恐怖のカービン銃』『暁の非常線』がDVDにて発売！

『スター毒殺事件／恐怖のカービン銃』『暁の非常線』DVDを2025年3月5日に発売致します。

株式会社ハピネットのプレスリリース

スター毒殺事件／恐怖のカービン銃

新東宝を代表する俳優･天知茂のマスターピースを2in1でDVD化！

『スター毒殺事件』

1958年初公開

殺人ドラマの主役は誰？殺意と情事がもつれる銀幕の惨劇！

映画撮影所を舞台に描かれる愛憎劇の末の殺人を、虚実がない混ぜの演出で描いた異色スリラー作品。妄執の果てに狂気へ走る男を天知茂が怪演。一作品の中で様々なタイプの「天知」を見ることができる貴重な作品。

“新東宝2大グラマー”万里昌代の初主演作品で、人柄が醜く変貌していく女性を演じ切っている。もちろん三原葉子も共演。島耕二や中川信夫作品などで脚本を多く担当し、新東宝退社後にナショナルキッドを演出した赤坂長義が監督。渡辺宙明の音楽が要所要所を盛り上げている。撮影所シーンでは多数のベテラン俳優陣がカメオ出演している。

【キャスト】

天知茂/三原葉子/万里昌代/江見渉/御木本伸介/城実穗/沼田曜一/江川宇礼雄/中村彰/林寛/高田稔

【スタッフ】

監督：赤坂長義/製作：大蔵貢/企画：岡本良介/脚本：蓮池義雄/葭原幸造

撮影：吉田重業/美術：鳥居塚誠一/音楽：渡辺宙明

【ストーリー】

スター俳優･上原城二は、美しさを纏って成長していく大学の恩師の娘･真理に心を奪われていた。彼女と一緒に働きたい、そして結婚したいと渇望するようになる。半ば強引に真理を映画界に引き入れる城二。天性の素質と城二の口利きとで、真理は瞬く間に人気女優になっていく。そんな彼女に二枚目スターの須賀が近づく。最初は戸惑っていた真理も次第に須賀にひかれていき、城二を疎ましく思うようになっていく。

『恐怖のカービン銃』

1954年初公開

追い詰められたカービン銃ギャングの十六日！絶望の逃走劇を描くセミドキュメンタリー！

実際に起きたカービン銃ギャング事件の顛末をドキュメンタリータッチで描き、天知茂の鮮烈な初主演デビューとなった作品。

主犯の愛人は新東宝スターレット1期生同期の三原葉子。三原も主役級では本作が初の作品となった。当時では珍しい銃器を使った強盗誘拐事件だったことに加え、犯人逮捕の約半月後に本作が公開されたことも話題になった。実際のニュース映像を巧みに使い、緊迫の空気感を演出している。

【キャスト】

天知茂/三原葉子/村山京司/加藤章/三砂亘/児玉一郎/上野綾子/有馬新二/倉橋宏明/川部守一/近藤宏

【スタッフ】

監督：田口哲浅野辰雄/脚本：浅野辰雄/撮影：井上莞/美術：吉山雅治/音楽：伊藤宣二

【ストーリー】

昭和29年。第五福竜丸事件による国際的不安が冬の日本を覆い、連日のように犯罪や事件が多発していた。怪しげな自動車ディーラーの大津は三人の仲間と共に保安庁の課長夫妻を誘拐し、研究所の金庫を開けさせて小切手を奪った。その小切手を現金化するため銀行へ向かう途中で課長に逃げられ、大津達の犯行が明るみになる。猜疑心の強さから少額の分け前しか仲間へ渡さないまま、大津は愛人を連れてアジトに身を隠す。そして仲間のひとりが逮捕されたことをきっかけに、皆の不満が爆発する。

暁の非常線

1957年初公開

非情の顔が笑う死のヘッドライト！火を吐く無法の消音拳銃！

天知とのタッグで「大虐殺」や「太平洋戦争謎の戦艦陸奥」をヒットさせた小森白が監督した凄烈なギャング映画。

表の顔も裏の顔も極悪非道な主人公を天知茂が演じ、追い詰められていく程に魅力が増していく演技が堪能できる。主人公を追う警部と記者を舟橋と沼田が、捜査に協力する青年とその妹に和田と三ツ矢歌子がキャスティングされている。

【キャスト】

天知茂/和田孝/沼田曜一/三ツ矢歌子/小倉繁/横山運平/舟橋元/大原讓二/廣瀬恒美/大江満彦/保坂光代/野々村律子/千葉徹/倉橋宏明/吉田欣裕/廣瀬康治/浅見比呂志

【スタッフ】

監督：小森白/製作：大蔵貢/企画：島村達芳/脚本：金田光夫

撮影：岡戸嘉外/美術：小汲明/音楽：長瀬貞夫

【ストーリー】

深夜の大東京では狂悪な銀行ギャングが跳梁していた。必死の捜査にもかかわらず、原口警部の率いる特捜班は手懸かりさえも掴めない。キャバレー･モナコでは、そんな警察の動向を関東三ノ輪一家の大幹部･馬島が嘲笑していた。全ては彼の凶行だったのだ。それを知らない親分･村川は、跡取りを嫌って家出した息子･健一に代わって馬島に跡目を継がせようとする。それは同時に馬島と長女･雪江の婚姻も意味したが、雪江には記者の木村という恋人がいたのだった。馬島はこの機会を逃さないために、障害となる者を敵味方の容赦もなく葬っていく。手段を選ばない大胆な悪行を続ける馬島だったが、その行動は次第に綻びを見せていく。そして木村や原口警部たちはそれを見逃さなかった。