視聴者をくぎづけにした最新テレビCMはこれだ!10月のテレビCMアテンションランキングを公開

トップ3には「アコム」「プロミス」「Canva」のCMがランクイン

REVISIO株式会社のプレスリリース

テレビCMアテンションランキングイメージ画像

テレビCM「アテンション」ランキングとは

地上波関東キー局で放送されたテレビCMを対象に、クリエイティブの評価指標「Cスコア(クリエイティブスコア)」を基に作成。Cスコアが高いほど、アテンション(=注視)を獲得していた(視聴者の目線を画面にくぎづけにしていた)CMであることがわかります。


Cスコア(クリエイティブスコア)説明画像


10月トップはアコムの新シリーズCM「Acom Stories」第一弾

10月アテンションランキング画像

1位を獲得したのはアコム 「Acom Stories~#01 妹の結婚式」篇でした。9月のランキングでは4位にランクインしており、長期に渡って高いアテンションを獲得しています。今月のピックアップCMで詳しくアテンションポイントを解説しております。ぜひご覧ください。


2位のCanva 「信じられないほど、素晴らしく。 和平成立」 篇は2024年3月からCM放送を開始したCanvaの新CMです。舞台は戦国時代のようですが、ビートたけしさん演じる武将が記念にスマホでSNS用の画像を作ったことを、同じく武将に扮した劇団ひとりさんに話します。劇団ひとりさんはそれを信用せず、一触即発の雰囲気に。ひとりさんがどうやって作ったか見せてくれたら信じると話すと、たけしさんがにっこりし作り方を説明します。すると場が和み盛り上がるというCMです。たけしさんとひとりさんのやりとりや、ストーリーの展開の面白さに視聴者は惹きつけられたのかもしれません。


(動画引用元:Canva公式YouTubeチャンネル/「信じられないほど、素晴らしく。」和平成立篇 30秒


4位の創味あえるハコネーゼ「クイズ」篇にも要注目です。創味食品といえば、今年『創味 焼肉のたれ 二代目』のCMでウッチャンナンチャンを起用し、二人が20年ぶりにCM共演したことが話題に。今回ランクインしたハコネーゼの新CMにもウッチャンナンチャンが登場しています。”結成してから40年に渡り、常に音楽シーンのトップを走り続ける伝説的ロックバンド「Haconese(ハコネーゼ)」のリーダーとボーカリスト”という設定で展開するストーリーは、まるでコントを見ているよう。最近、二人がテレビでコントを披露する機会がほとんど無い中で、貴重な映像に視聴者が「くぎづけ」になってしまったのも頷けます。

(動画引用元:創味食品公式YouTubeチャンネル/あえるハコネーゼ 「クイズ」篇 15秒

こちらの資料では、10月の週間ランキングも公開しています。

ぜひご覧ください。

今月のピックアップCM:アコム「Acom Stories~#01 妹の結婚式」篇 30秒

アコムといえばかまいたちさん・鈴木伸之さん出演の「侍ビッグ3」シリーズの印象が強い方も多いでしょう。同シリーズはアテンションも高く、本ランキングにも度々登場していましたが、今回ランクインしたのは2024年9月~放送されている新シリーズ「Acom Stories」の第一弾です。

妹から結婚式に招待されたミュージシャンの兄が、妹のために髪を切って髭を剃り、結婚式にふさわしいスーツを着て出席。「似合ってないかな?」と問う兄に、妹が「うん…でもかっこいいよ、ありがとう」と褒める、という展開はドラマを見ているようで思わず注視してしまう視聴者が多かったのでしょう。

人気芸人を起用し、「面白さ」「インパクト」でアテンションを獲得していた「侍ビッグ3」とは雰囲気が大きく異なりますが、こうしてストーリー性を重視したドラマ仕立てのCMもアテンション獲得には非常に有効だと言えます。

(動画引用元:アコム公式YouTubeチャンネル/Acom Stories #01「妹の結婚式」篇 30秒


では、同CMを毎秒Cスコアの波形データで確認してみましょう。

アコム「Acom Stories~#01 妹の結婚式」篇 Cスコアグラフ画像


【アテンションポイント】

  • 【3秒目】「結婚します」というCM感のないセリフに興味を持った人が多かったのか注視が増加。その後、同一テンポでCMが進んだため、飽きが生まれやすかったのか、9秒目までに注視が下がった。

  • 【10秒目~】兄がひげを剃るシーンや妹の結婚式シーンでCMの雰囲気が変わったことで注視が増加。

  • 【16秒目~】兄妹の再開シーン。CM内に一貫した物語性があるため、後半に注視が上がりやすい構成となっていた。

  • 【26秒目~】拍手の効果音を挿入。音声はナレーションや会話が主であったため、聴覚に違和感を覚えやすかったのか、CM最終盤に注視が最高となった。また、この最適なタイミングでサウンドロゴを挿入することができていた。

CM全体がまるでドラマのようで、心温まるストーリー展開となっていました。ドラマ仕立てのCMは、ストーリーに惹かれた視聴者が最初から最後まで画面にくぎづけになりやすいという特性があります。また、雰囲気が変わるような構成や効果音などもうまく使われており、高いアテンション(注視)を獲得したと考えられます。

結果、CM全体の8%ほどしかない*右上がりの波形となり、多くの視聴者にブランドの訴求をすることができました。

*2023年4月1日から2024年3月31日の間に放送開始し、かつその期間に累積500GRP以上放送した15秒CM(2421素材)の毎秒Cスコアを抽出し算定


テレビCMの効果を最大化する「しっかり視られるCM」とは

Cスコアグラフ波形説明画像

テレビCMを制作する際、多くの人が直観と経験を頼りにしているのではないでしょうか。このような制作方法では、パフォーマンスの再現性や確実性に不安が残ります。

REVISOでは、8.6万本以上のCMのアテンションデータを蓄積しているため、「CMの視られる要素」と「視聴者に視られるためのCMづくり」のノウハウを持っています。

詳細はこちらの資料からご確認いただけます。

 

<本件に関する問い合わせ先>

REVISIO株式会社 広報担当 安武

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【REVISIO株式会社について】

REVISIO株式会社(2022年10月にTVISION INSIGHTS株式会社から社名変更)は、人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。

現在、国内では関東エリア2,000世帯・関西エリア600世帯の地上波全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。

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