金原ひとみ氏、佐久間宣行氏推薦! 著者コメントも到着
株式会社KADOKAWAのプレスリリース
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、お笑いコンビ「ラランド」ニシダ氏の小説第二作『ただ君に幸あらんことを』を2025年1月31日(金)に発売。本日12月6日(金)より予約受付を開始しました。さらに、作家の金原ひとみ氏、テレビプロデューサー の佐久間亘行氏からの推薦コメントを公開します。
話題となった『不器用で』に続く二作目は、「家族」を共通のテーマとする二作品を収録した小説集。年の離れたスター俳優の「未亡人」となった一般女性と、大学受験を控えた妹を厳しすぎる母から守りたい兄が主人公です。
過去を振り返ることは時に人の心を抉り、傷つけますが、新しい自分となって踏み出すための大事な過程でもあるはず。その模様を淡々と、それでいて鮮やかに描き出す傑作です。
◆推薦コメント到着!
自分からはかけ離れた人たち。
でもこの救いたさと信じたさ、後悔には皆覚えがあるはずだ。
――金原ひとみ
深く刺さって抜けない棘のような思い出。
名前のなかった感情たちを見事に描写して、優しく呪いを解いてくれる。
――佐久間宣行
◆著者コメント
ラランドニシダです。
二冊目の小説を出すことになりました。本当は去年の夏に出す予定でしたが、気がつけば冬になり、年も越していました。
二冊も出させていただいたということは、結構な量の木を切り倒したということ。その自覚を持って、今後も書き続けたい。なので皆様ぜひ買って、読んでください。
特典・イベント情報等
1. トークショー&サイン会
都内書店にてトークショー&サイン会を実施予定(詳細は後日告知いたします)
2. カドカワストア予約限定特典
「カドカワストア」で2025年1月23日までに書籍をご予約いただいた方に、期間限定で著者・ニシダさんからのメッセージ動画を公開(2026年1月31日23:59迄を予定)。
※指定URLにアクセスし、パスワードを入力して視聴する形式となります。
※詳細は、書籍購入時の特典案内にてご確認ください。
3. 電子書籍特典
電子書籍版限定で書き下ろしの「あとがき」を収録予定
『ただ君に幸あらんことを』について
◆収録作品
「国民的未亡人」
誰もが知るスター俳優であった夫を亡くした私は、一般人にして有名「未亡人」となった。
夫との美しい思い出とともに逗子で静かな暮らしを送っていたが、三回忌を迎え、TVの追悼特番に出演するため東京へ向かう。
「ただ君に幸あらんことを」
大学受験期に僕が母から受けてきた酷い仕打ちを、今は六歳下の妹が受けている。
一人暮らしの家に妹を避難させ、母との間に入って守ろうとするが、僕自身の傷がうずき出していた。
◆書誌情報
書名:ただ君に幸あらんことを
著者:ニシダ
発売:2025年1月31日(金)予定 ※電子書籍同日配信予定
定価:1,760円(本体1,600円+税)
体裁:四六判上製 単行本
頁数:224頁
装丁:池田進吾(next door design)
装画:辻本大樹
ISBN:9784041146583
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「小説 野性時代」
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322310001093/
著者プロフィール
ニシダ
1994年7月24日生まれ、山口県宇部市出身。2014年、サーヤとともにお笑いコンビ「ラランド」を結成。23年、初の小説集『不器用で』を刊行。
ラランド公式サイト:https://www.lalande.jp/