世界の気候変動に迫る人気シリーズ「地球クライシス」第11弾!COP21で定められた長期目標の中間地点2030年まであと5年…私たちの“現在地”は?

減少する温室効果ガスは減り続けるのか?地方自治体の新たな取り組み、若者たちの意識変化とは?

株式会社BS朝日のプレスリリース

(写真左から)望月理恵、依田司、松下奈緒、江守正多、和田優希

「地球クライシス 第11弾 気候危機 転換への道しるべ
   〜2030年まであと5年!人類の現在地とは!?〜」
【BS朝日】2024年12月28日(土)よる6時54分〜8時54分放送


■COP21で定められた1.5℃へ、世界の対策は?日本の若い世代の取り組みとは?

 日本のみならず世界に災害を引き起こし、人類を脅かしつつある地球の気候変動の現状を紹介。地球を救うため様々な対策に動き出している人々や企業、地域などを徹底取材し、地球の危機(クライシス)を乗り越えるために私たちができることをとことん掘り下げる大型ドキュメンタリー番組「地球クライシス」。

 第11弾となる今回は「2023年まであと5年!人類の現在地とは!?」をテーマに、2015年にフランス・パリで開催された気候変動のための国際会議COP21で定められた「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」という長期目標を検証。最終的にカーボンニュートラル、温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが目標とされていますが、世界各国がその中間地点として捉えている2030年を5年後に控え、日本を含めた各国の対策がどこまで進んでいるのかを考えます。

 さらに2010年3月に設立されたネットワーク型の青年環境NGO「クライメートユースジャパン」の和田優希さん(22歳・大学4年生)をゲストに迎え、今年11月にアゼルバイジャンで開催されたCOP29にも参加するなど、その活動を通して若い世代の現在の地球危機に対する考え方や取り組みなどを紹介します。


■世界がたどる“5つのシナリオ”日本の温室効果ガス削減を風船で可視化!

 イギリスの公共放送BBCが取材したブータンに迫る気候変動による危機、ポーランドにある欧州最古の森に関するVTRを紹介し、地球が気候変動の大きな影響下にあることを再認識。それを受けて気候科学者の江守正多氏が気候変動の科学研究をまとめている組織IPCCが2015年以降の気温変化を予測した“5つのシナリオ”をグラフで紹介します。産業革命前と比較した気温変化が2100年までにどのような変化をたどる可能性があるのか?温室効果ガス排出の対策をしなければどこまで上昇し、一方で対策がうまく進めばどこまで上昇を抑えられるのか?そして、2024年現在はどのシナリオのどの位置にいるのか?ナビゲーターの松下奈緒が「初めてグラフで目の当たりにした感じがします。数値で見ると、早くなんとかしないといけないと思ってしまう」と危機感を口にした地球の現在地とは?

 パリ協定で定められた2030年の目標達成へ世界各国はどのような削減目標を提示しているのか?例えば日本は「2030年度において二酸化炭素の排出を46%削減(2013年比)、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする」という目標を掲げていますが、ここでスタジオには3つの風船が登場。一番大きな風船が2013年の温室効果ガス排出量、そしてそれよりも小さい風船が2013年の温室効果ガス排出量から46%削減した目標値と見立てています。では、現在はその2つの風船の間でどれほどの大きさとなるのか?まさか2013年の風船よりも巨大に?松下らが緊張感をもって見つめる中、ゆっくりと残り1つの風船が膨らんでいき…。果たして結果は!?


■水素エネルギーによる驚きの街づくり!地球を救え!若い世代の活動と提言も!

 地球再生へ、パリ協定で定められた目標達成のための温室効果ガスの排出削減は大命題ですが、江守氏によると全国の自治体で温室効果ガス削減に取り組もうとしている動きがあるといいます。その一つ、北海道室蘭市による化石燃料ではなく水素エネルギーを利用した街づくりを紹介します。松下が「水素は敬遠されているのかと思ったけど」と言えば、気象予報士の依田司氏も「水素エネルギーは普及していないと思ったが、使い方がイメージできてよかった」と驚きの声を上げた室蘭市の取り組みとは?

 もう一つ、江守氏が注目するのは「若者の意識の変化」。2030年、2050年という時代を生き抜く現在の若者こそ“対処”の主役となるべき世代ですが、そんな若い世代の学生たちの間で意識変化が起きているそうです。その代表として、青年環境NGO「クライメートユースジャパン」に所属する和田優希さんが登場。今年11月に行われたCOP29にも出席したという和田さんが気候変動に興味をもったきっかけとは?中学と高校の時の砂漠の緑化を進める自由研究を紹介しながらクライメートユースジャパンの活動、COP29での体験などを通し、温室効果ガス削減への提言もしてもらいます。そこには22歳の大学4年生という若い世代だからこそのより説得力ある地球危機回避への想いも…。

 

 地球温暖化対策としての温室効果ガス削減へ、日本をはじめ世界各国の現在地を確認しながら地方自治体、若い世代の未来へ向けた活動を紹介する「地球クライシス」第11弾。2024年末、改めて私たちが目指すべき地球の未来を番組から探ってください。

世界の気候変動に迫る人気シリーズ第11弾!ナビゲーターの松下奈緒とともにクライシス(地球の危機)の現状と解決への未来を解き明かす!

【松下奈緒 コメント】

Q:暑かった2024年を振り返って感じられたことは?

「夏は熱中症対策を心配しながらのドラマ撮影で、スタッフのみなさんとなんとか乗り越えたなという感じでした。そうかと思ったら、一気に秋を通り越して冬に突入という感じで。先日も京都へ行き、紅葉が遅れているとお聞きしまして、地球にとってはかなり意味を持つのではないでしようか。それだけ温暖化が進んでいるんだなとみなさんもおっしゃっていました。このまま秋がなくなってしまう、もしくは春がなくなってしまうと心配する声も聞こえてくるので、もしかしたら5年、10年たったときには『日本には四季がある』とも言えなくなっちゃうのかな、と。心配になりました」

Q: それだけ気候変動を肌で感じられたということですか?

「そうですね、環境を壊すのも人間ですし、作るのも人間だというのを改めて考えさせられた1年でした」

Q: 今回はCOPやパリ協定の話題も登場しました

「COPでどのような形で交渉が行われているのか見えない部分もありますが、和田さんのように環境を変えたいという強い思いをお持ちの若い方が同世代の方たちとも意見交換をされると、大人たちにもいい刺激になると感じました。若い頃から環境の変化に気づかれるというのはすごいなと思い、そして、それを自分たちの力でなんとかしたいという熱意は素晴らしいですよね」

Q: 若い和田さんのメッセージはすごく身近に感じられました

「そうですね、つい先日COP29から帰ってこられて、すぐに生のお声を聞かせてもらえる機会もあまりないと思うので、現場のお写真など拝見できたことも良かったです。リアルな今の若者たちの声を聞かせていただけたというのはすごく貴重でした」

Q: 今回は風船が登場したり、よりわかりやすい手法もありました

「今までやったことがない大きなパネルが登場したり(笑)。でも、風船のように動きがあるもので見せていただけると二酸化炭素が減少した量などもわかりやすかったですね。より危機感を持つことができると思いました」

Q: 年末の放送になりますが、みなさんに番組を通して伝えたいことは?

「1年間、この番組で環境をテーマにお届けしてきましたが、今年1月の放送から今回の放送に至るまでにいろいろな変化があったと思います。それはいい変化かもしれないし、それほど大きくない変化かもしれないですが、それらを提唱し続けることがこの番組の存在意義だと思っています。世界でこういう変化があり、いろいろな人たちが頑張っていらっしゃる、ということをずっと伝え続けないといけない。止まってしまうと、そこで終わってしまいますから。毎年、毎回思うのですが、そんな変化を続けて見ていただいて、現状はこうだと知っていただけることが一番うれしいですね。年末、番組をご覧になって、環境問題を感じていただいて、来年からはこうしてみようという目標を持っていただけると嬉しいですね」

■番組概要

【番組名】「地球クライシス 第11弾 気候危機 転換への道しるべ

 ~2030年まであと5年!人類の現在地とは!?~」

【放送日時】2024年12月28日(土)よる6時54分~8時54分

【放送局】BS朝日

【CAST】ナビゲーター:松下奈緒

      専門家:依田司(気象予報士)

          江守正多(気候科学者)

      ゲスト:和田優希(青年環境NGO Climate Youth Japan)

      進行 :望月理恵

【制作】BS朝日、テレビ朝日映像

【プロデューサー】茂木あや香(BS朝日)、久保田雄志(BS朝日)、光瀬史郎(テレビ朝日映像)

【コピーライト】番組写真をご使用の際は「©BS朝日」の表記をお願いいたします。

【公式HP】https://www.bs-asahi.co.jp/earth-crisis/

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