日本No.1プロテニスプレーヤー西岡良仁主催『Yoshi’s CUP』開催昨年度優勝の川西選手2連覇達成!活動支援金400万円獲得

優勝 :川西飛生選手(石川県出身 所属:湘南工科大学附属高校所属)準優勝&西岡賞:岡部世南選手(三重出身 所属:ロランインドアテニスステージ)

Yoshi’s CUP運営事務局のプレスリリース

全出場選手と西岡選手

 日本No.1プロテニスプレーヤーの西岡良仁(以下、西岡プロ)は、『世界で羽ばたける日本人テニスプレーヤー育成』を目標とし、有望な中・高校生テニスプレーヤーを対象にしたテニスイベント「Yoshi’s CUP」を14日(土)と15日(日)の二日間、「モリパークテニスガーデン(東京都・昭島市)」にて開催しました。

 「Yoshi’s CUP」は、本気でプロを目指す子どもたちのために西岡選手が発起人となってスタートし、今年で4回目の開催となります。優勝者にはジュニア選手大会としては異例の活動支援金400万円を提供し、海外でプレーするためのサポートを行います。それに加え、世界で活躍するための支援として国際テニス連盟公認の世界テニスツアーである「UCHIYAMA CUP」と「SBC Dream Tennis Tour 国際大会」(共に2025年開催)への主催者推薦枠が贈られました。さらに本年度は、副賞として、アメリカ・フロリダ州ブレイデントンにある世界的に有名な寄宿学校・スポーツトレーニング施設である「IMGアカデミー」への短期留学も贈呈されました。

 本大会は、世界的人気スポーツであるテニスにおいて日本人が活躍する未来に向けて創造された次世代のためのトーナメントです。

(大会の様子は西岡プロのYOUTUBEチャンネルでご覧いただけます)


大会レポート

【大会1日目】

14日は、各ブロック4名、の2ブロックに分かれ、総当たり戦によるグループリーグが行われました。

Aグループの第1シード選手、川西飛生(湘南工科大学附属高校)は、大会初の連覇がかかる大会です。初戦では「緊張した」と言いつつも、岡部世南(ロランインドアテニスステージ)を6-2で撃破。その後も全日本ジュニア優勝の貫禄を見せて3戦全勝で1位通過しました。

「今年は第1シードということで、そういう意味でのプレッシャーはありましたが、決勝トーナメントに上がれて良かったです。昨年は出だしでつまずいたところがあったので、今回は最初から気を引き締めて臨みたいです」と語りました。

また、出場予定の田畑遼(むさしの村ローンテニスクラブ)の欠場により、大会3日前に出場が決まった岡部が「まさか出られると思っていなかった」という中、2勝を挙げて2位通過しました。

「第1シードの川西選手との対戦が最初の試合だったのですが、格上ということもありますが、自分から先にミスをして負けてしまいました。2試合目以降はその反省も踏まえて集中してできたと思います。ハードコートがあまり得意ではない中でも勝てて良かったです。明日は2試合勝って優勝したいです」(岡部)

Bグループは3人が2勝1敗となる混戦のリーグで、得失ゲーム数により、第2シードの奈良(グリーンテニスクラブ)と、渡邉栞太(Tension)が決勝トーナメントに進出しました。

第2シードというプレッシャーを感じつつ試合に臨んだ奈良は、川口孝大(はちおうじ庭球塾)に第1試合で敗退します。大垣心太郎(INOUEテニスアカデミー)にも4−4と苦戦しますが、「ファーストサービスの確率が落ちたところをリターンでプレッシャーをかけた」ことによって辛勝しました。最後は渡邉の積極的なネットプレーにもひるむことなく打ちきりました。

「岡部選手とは初対戦なのですが、どんな相手でも自分のプレーをしっかりして勝ち上がりたいです」と、決勝トーナメントへの意気込みを語りました

大会2週間前にインフルエンザを患い、思うように練習ができなかったという渡邊ですが、失ゲームを抑えたことにより2位通過しました。「体調が万全でない中でも勝ってトーナメントに上がれたのはうれしいです。川西選手にはまだ勝ったことがないのですが、目の前の1ポイントに集中して戦って勝ちたいです」。

渡邉栞太選手
奈良恒輝選手

【⼤会2⽇⽬】

15日は、A,B各ブロック上位2名、下位2名ずつに分かれトーナメントが行われました。

Aグループ1位の川西飛生(湘南工科大学附属高校)と、Bグループ2位の渡邊栞太(Tension)との対戦は、緊張感漂う中でスタートします。お互いブレークが続く中、3-3 のお互い譲らない長いゲームを川西が制すと、試合の流れを掌握しました。足首の痛みにより、5-4でメディカルタイムアウトを取りつつも、6-4で決勝へ進出しました。

Bグループ1位の奈良恒輝(グリーンテニスクラブ)と繰り上がり出場の岡部世南(ロランインドアテニスステージ)は、ノンプレッシャーの岡部が伸び伸びとしたプレーで奈良を追い込みます。緊迫した場面でも「打たなきゃ負ける」という岡部の思いが、相手にプレッシャーを与え、タイブレークを制して決勝進出を決めました。

川西飛生選手
岡部世南選手

2年連続決勝進出の川西、そして初出場、初決勝となる岡部との対戦は、川西が岡部のサービスをブレークするところから始まりました。「足首の捻挫もあったので、長引かせたくはなかった」と、集中力を高めて臨んだ川西は、相手よりも先に仕掛け、6-0で第1セットを奪います。

なんとか反撃を試みようちする岡部ですが、「決勝ということで緊張した」と言うように、1ゲームで3本のダブルフォールトなど、それまでの勢いに曇りが見え、苦しい展開が続きました。「第1セットを取ったことで、(報奨金の)400万円がちょっとチラついた」という川西が、相手に1ゲームのキープを許したのみで、6-0、6-1と圧巻の2連覇を飾りました。

「昨年優勝したのにあまり海外へ行けなかったので、今回はたくさん行きたい」と喜びつつ、「これまで海外のジュニア大会で勝っていたのはアジアの大会でした。今年オランダへ行ったのですが、同じJ 60でもアジアよりみんな強く、そういうところで戦うのが重要なんだと思いました。ITFのワイルドカードも今年はボコボコにされたので、ジュニアではなくプロの世界で通用するものを考えて、磨いていきたいです」と語りました。

敗退した岡部は、「経験が浅いまま出た大会で、勢いだけじゃダメだなと感じました。決勝では自分のサービスが良くなったときと川西くんにミスが出た時が重なって、たまたまゲームが取れましたが、この『たまたま』を当たり前にしていかないといけないと思います。今回は経験にも刺激にもなりましたが、何より楽しいが一番大きいです」と充実した表情を見せます。しっかりと残した爪痕は、『西岡賞』というギフトとして、返ってきました。

主催者である西岡良仁は「例年以上に身体が大きい選手が増えたというところは、世界基準に近づいてきていると感じます。僕みたいな身長の選手も、もちろん活躍して欲しいですが、生き残れるのは簡単ではないので、良いことだと思っています。また、ボールを打つのがうまい選手、色々考えている選手、ネットに出る選手、なんとかしてポイントをもぎ取ろうとする選手と、いろんな個性を持つ選手が見られて、本当に楽しかったです」と、選手について語りました。

そして「14歳とか15歳の年代でどれだけ強くなれるのか、ということは確定できるものではなく、周りがなんと言おうが、負けも含め色々な経験をすることが大事です。そして、ここから這い上がってやるぞというメンタリティで活動していけば、絶対的にチャンスが巡ってくるはずです。そういうきっかけとなる大会の一つとなれば…」と改めて今大会の開催について振り返りました。

テニス界で浸透しつつある今大会も来年で5年目を迎えます。さらにスケールアップした形で、戻ってくることでしょう。


【最終順位】

優勝: 川西飛生選手(石川県出身 所属:湘南工科大学附属高校所属)

準優勝: 岡部世南選手(三重県出身 所属:ロランインドアテニスステージ)

3位: 奈良恒輝選手(東京都出身 所属:グリーンプラザ)

4位: 渡邉栞太選手(広島県出身 所属:Tension)

5位: 戸邉悠真選手(千葉県出身 所属:吉田記念テニス研修センター)

6位: 川口孝大選手(東京都出身 所属:はちおうじ庭球塾)

7位: 大垣心太郎選手(京都府出身 所属:INOUEテニスアカデミー)

8位: 柳宏優 選手(埼玉県出身 所属:Ishii Tennis Academy)

優勝:川西飛生選手/準優勝・西岡賞:岡部世南選手

【主催者より】

大会開催概要は以下の通りです。

▪️開催日

2024年12月14日(土) 13:00〜19:00  

2024年12月15日(日) 13:00〜19:00 準決勝・決勝、順位決定戦

▪️配信URL

https://www.youtube.com/channel/UCyGxHSHAJSukCPrhufLzITg(Yoshi’s Channel)

▪️開催場所

モリパークテニスガーデン インドアコート(東京都昭島市田中町600)

https://goo.gl/maps/xdwJmvCDDhuDZQZD8

【Yoshi’s CUP開催意図】

 世界で活躍する西岡選手の「今後の日本選手の未来のため、自分が現役として影響力を持ち合わせているうちに次世代の選手が活躍するためのインフラが作りたい」という想いからスタートしたジュニアトーナメントです。ジュニア選手からプロの世界への橋渡しに課題が残る中、世界を舞台に活躍するプロの実体験を学び、世界に挑戦する機会をジュニア選手とそれを支える保護者のみなさまに提供するプロジェクトと位置づけ、日本では非常に珍しい「活動支援付き」かつ世界ランキング大会への推薦出場や「西岡選手との練習」を提供する大会となります。大会初年度は100万円だった優勝者にお渡しする活動支援金も多くの方のご支援により400万円まで増額。今後の遠征費用やコーチ代等に活用いただくことになります。5年10年先まで続けて日本選手を支援するために今後はさらに参加枠や支援金の増加を想定しており、ジュニア選手の登竜門となることを計画しています。金銭価値のあるサポートをするだけでなく、プロの国際テニス連盟公認の世界テニスツアー「UCHIYAMA CUP」と「SBC Dream Tennis Tour 国際大会」(共に2025年開催)への主催者推薦枠や、アメリカのフロリダにある世界的に有名な寄宿学校でスポーツトレーニング施設である「IMGアカデミー」への短期留学など、機会という点でも強力な支援を行ってまいります。

【出場選手】

 本大会はプロを目指す中高生が対象となっております。出場する選手は、西岡プロが各選手の実績やテニスを見て選抜し、直接本人に連絡をして出場していただくことになりました。

川西飛生選手 ベスト成績:2024年全日本ジュニアテニス選手権16歳以下優勝

柳宏優選手 ベスト成績:2024年全日本ジュニアテニス選手権16歳以下ベスト4

戸邉悠真選手 ベスト成績:2024年全日本ジュニアテニス選手権16歳以下ベスト4

奈良恒輝選手 ベスト成績:2024年全日本ジュニアテニス選手権16歳以下準優勝

川口孝大選手 ベスト成績:2024年全国選抜ジュニアテニス選手権14歳以下 優勝

大垣心太郎選手 ベスト成績:2024年全国選抜ジュニアテニス選手権14歳以下 準優勝

渡邉栞太選手 ベスト成績:2024年中牟田杯全国選抜ジュニアテニス選手権15歳以下 優勝

岡部世奈選手 ベスト成績:2024中牟田杯全国選抜ジュニア15歳以下 ベスト4

【西岡良仁プロフィール】

生年月日:1995年9月27日 

出身:三重県出身

身長:170cm/体重:67kg/利き手:左手

現日本ランキング1位/現世界ランキング70位

キャリア最高世界ランキング24位 ※日本人歴代2位

ATP TOUR 250 優勝 ※日本人では5人のみが獲得

ATP TOUR 3勝(深圳、ソウル、アトランタ) 

※錦織選手と並んで日本人史上2人目の複数優勝

グランドスラム最高成績ベスト16(全豪、全仏)

2020東京オリンピック出場

【大会協賛】

公益財団法人国際スポーツ文化財団

NOK株式会社

株式会社フルキャストホールディングス

株式会社ミラタップ

SBCメディカルグループ

株式会社スマートドライブ

エイベックス・エンタテインメント株式会社

株式会社ニューラルポート

学校法人山口松陰学園

ヨネックス株式会社

株式会社TENTIAL

【大会協力】

UCHIYAMA CUP

株式会社 BBV Tokyo

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。