株式会社世界文化ホールディングスのプレスリリース
世界文化社は、世界最高峰のバレエ団「パリ・オペラ座」の歴史、バレエ学校の様子、バレエダンサーの体、バレエの動きと形、エトワールになるまで、レパートリー、劇場のひみつ…など、「パリ・オペラ座」、そしてバレエそのものを学ぶ『入門 パリ・オペラ座バレエの世界』を12月19日(木)に発売します。本書は、フランスの児童書出版社Nathan(ナタン)社刊のパリ・オペラ座バレエ公式書籍(2023年刊)の翻訳版。児童向けとしてももちろん、バレエ好きの大人にも嬉しい貴重な写真満載の美麗な保存版です。
世界最高峰のバレエ団「パリ・オペラ座」とは?
パリ・オペラ座バレエは世界最古にして人気・実力とも最高峰。その歴史は1661年ルイ14世が設立した王立舞踊アカデミーに遡ります。現在はガルニエ宮とオペラ・バスティーユの二劇場を拠点に年間多くの公演を主催、日本公演でもお馴染みの人気バレエ団です。また1713年創立の附属バレエ学校を持ち、基礎から徹底した英才教育がなされます。
知られざる「パリ・オペラ座バレエ学校」を徹底紹介!
本文は総ルビ(*)でお子さんもひとりで読める一冊。特に日本ではあまり紹介される機会のなかったパリ・オペラ座バレエ学校の詳細記事は興味深いことでしょう。初めて履くバレエシューズやポワント(**)のこと、またレッスン時の髪のまとめ方からウエアの注意や柔軟性を身につけるストレッチなど、バレエをこれから習う、いま習っているという子供たちへの示唆やアドバイスに富んでいます。マチュー・ガニオが語る寄宿生活についても必見!
*カバー、目次、一部の表組のみルビなし
**トゥシューズ
【憧れの現役エトワールの失敗談も⁈】美しい写真で見る「パリ・オペラ座」の舞台
本書の案内役は、日本でも人気のダンサー、ドロテ・ジルベールとマチュー・ガニオ。二人はオペラ座附属のバレエ学校で厳しいレッスンを経て、超難関のバレエ団に入り、最高位のエトワールに昇りつめました。そんな二人の美しい舞台写真も多数挿入され、バレエ学校の章ではページごとにそれぞれ楽しいコメントを寄せています。憧れのダンサーもこんな失敗があったの?…と身近に感じることでしょう。
【総合舞台芸術の真髄に迫る】豊富なレパートリー紹介、バックステージに潜入も!
6章からなる本書は、子供向けに留まらぬ充実ぶりでバレエ好きの大人の鑑賞にも耐えることでしょう。特にパリ・オペラ座のレパートリーの章では、ヌレエフ振付の古典からベジャール作品、ピナ・バウシュ、ノイマイヤー、そしてクリスタル・パイトといったコンテンポラリー・ダンスまで実に幅広く、主だった振付家の詳細解説もあります。そして最終章では劇場の舞台裏も紹介。多くの職人やスタッフがいて完成する舞台芸術を学べる一冊として貴重です。
著者プロフィール
ガイド役/
ドロテ・ジルベール
トゥールーズ生まれ。1995 年オペラ座バレエ学校入学。2000年パリ・オペラ座入団。2007 年マニュエル・ルグリと踊った『くるみ割り人形』公演後にエトワールに任命される。
ガイド役/
マチュー・ガニオ
マルセイユ生まれ。両親とも世界的に知られたバレエダンサー。1999年オペラ座バレエ学校に入学。2001年パリ・オペラ座入団、2004年『ドン・キホーテ』のバジルを踊り、エトワールに任命される。20歳という若さだった。
文/デルフィーヌ・ゴダール
フランスNathan社の児童向けバレエ書籍をはじめ、図鑑や百科事典など主に青少年向けの書籍のライティングをする。
イラストレーション/デルフィーヌ・スケール
ボルドー美術学校卒業後、フリーのイラストレーターとして活躍。Nathan社のバレエ書籍はじめ児童書に繊細なタッチの人物画を描く。
翻訳/渡辺真弓
舞踊評論家。オンステージ新聞編集長。お茶の水女子大学および同大学院修士課程で舞踊教育学を専攻。1991~2006年パリ在住。都立総合芸術高校特別専門講師としてバレエ史を教える。文化庁および芸術文化振興基金の各種委員を歴任。バレエ関係の著書多数。
刊行概要
『入門 パリ・オペラ座バレエの世界』
■監修:パリ・オペラ座バレエ団
■訳:渡辺真弓
■発売日:2024年12月19日(木)
■定価:3,850円(税込)
■仕様:B5変型/128ページ
■発行:株式会社世界文化社