八百万の神々や妖怪、日本書紀の神話などをモチーフに、独自のユーモアが絵画に昇華
東大阪市民美術センターのプレスリリース
展覧会タイトルにある「ムスヒ」とは、天地や万物を生み出す神のことです。伊藤若冲や四条円山派などの江戸絵画を引用し、八百万の神々や妖怪、日本書紀の神話などをモチーフにしたフジイフランソワの絵画は、精緻でありながら、見る者が思わずクスっと笑ってしまうようなユーモアを含んでいます。本展では、自然と人間や動植物とのつながりや、太古の神々と人間とのつらなりを感じさせるフジイフランソワの日本画を紹介いたします。日本の豊かな風土や歴史が育んできた、自然や物に神性を見出し、神々と寄り添って生きてきた私たちの価値観を問い直す機会となれば幸いです。
【会期】2025年2月5日(水)~2月24日(月・祝)
【時間】10:00-17:00
【休館日】月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌平日が休館日)
【会場】東大阪市民美術センター 第1・2・3展示室
【主催】東大阪市民美術センター(指定管理者 東大阪花園活性化マネジメント共同体 HOS株式会社)
【協力】L gallery、Oギャラリーeyes、+Y Gallery、有限会社エーシーエス
【観覧料】無料
【問い合わせ】東大阪市民美術センター 電話072-964-1313
【公式HP】https://hos-higashiosaka-art.com/
※この事業は、「東大阪市第3次文化政策ビジョン:②文化施設の公共的役割の徹底(東大阪市文化振興条例第8 条)」に基づき実施しています。
【プロフィール】
フジイフランソワ 日本画家
静岡県生まれ、愛知県在住。1998年準朝日広告賞受賞、2000年VOCA展2000奨励賞、2008年東山魁夷記念日経日本画大賞展入賞。
古典絵画を引用しながら、動植物や昆虫、八百万の神、付喪神、髑髏、妖怪などをモチーフに、日本の伝統絵画と現代の技法、素材を自由に横断しながら制作している。神職の資格を持ち、雅楽奏者でもある。おもな個展に「絢交 REMIX フジイフランソワ、一体こやつのアートはいかに。」(豊田市美術館/愛知、2008年)、「フジイフランソワ展 はなから さらさら きにならぬ」(一宮市三岸節子記念美術館/愛知、2018年)、グループ展に「逆引きの名画」(豊田市美術館/愛知、2005年)、「寺田コレクション展」(東京オペラシティギャラリー/東京、2013年)、「寺田コレクション」(茨城県天心記念五浦美術館/茨城、2014年)ほか、個展、グループ展多数。
関連イベント
①雅楽ライブ
展示空間で、フジイフランソワの世界観を体感いただける雅楽を上演いたします。
2月15日(土)14:00-15:00
出演:フジイフランソワ(出展作家)ほか
会場:東大阪市民美術センター 第1・2展示室
定員:100人
参加費:無料 ※申込不要
②アーティストトーク
作品をイメージした和菓子を楽しんでいただきながら、作家が展覧会の見どころを語ります。
2月9日(日)①11:00-11:30 ②13:30-14:00 ③15:00-15:30
会場:東大阪市民美術センター 茶室
定員:各回6人
参加費:抹茶と和菓子付 1000円(税込)
◇事前申込制:専用フォーム(参加者全員の氏名、年齢(学年)、住所、電話番号記載)にて申し込み。お問い合わせは市民美術センターまで。申し込み1件につき4人まで。応募多数の場合は抽選。
③学芸員によるギャラリートーク
2月11日(火・祝)14:00-15:00
会場:東大阪市民美術センター 第1・2・3展示室
参加費:無料 ※申込不要
④赤ちゃんと一緒にギャラリーツアー
2月11日(火・祝)10:00-10:45
会場:東大阪市民美術センター 第1・2・3展示室
参加費:無料 ※申込不要