テレビ大阪「加登SPECIAL お墓から見たニッポン SEASON9」3週連続放送!初回は1/14(火)午後2時35分から
テレビ大阪株式会社のプレスリリース
テレビ大阪で過去8シーズン(24回)にわたって放送された「お墓から見たニッポン」、待望の第9弾が放送決定!
この番組では偉人や庶民のお墓を訪ね、その歴史を通じて日本人が脈々と受け継いできた、「亡くなられた方を思いやる気持ち」「忘れてはいけない供養の心」を再確認してきました。
今回のテーマは「燃え尽きぬ信念の証」
人はそれぞれ、心の奥底に消すことのできない信念の炎を持っている。
その炎は、時として世間の理解を超え、時代とぶつかり、
命さえも焼き尽くしていく。
そんな炎は誰かの心に灯火として宿り、大切に受け継がれていく。
Season9では「燃え尽きぬ信念」を貫き通した偉人や庶民のお墓を
3週にわたって巡り、考古学・民俗学・脳科学の視点から「知られざるニッポン」の姿を紐解きます。
【出演者】
〇中野信子(脳科学者・東日本国際大学特任教授)
〇朽木量(考古学者・千葉商科大学教授)
〇カジポン・マルコ・残月(墓マイラー)
〇坂本七菜(フリーアナウンサー)
戦場での冷静な武士のリーダー像がある一方で、為政者としての資質を問われた「足利尊氏」
初回は、足利尊氏を激しく動かし続けた“燃え尽きぬ信念”とは一体何なのか?お墓から足利尊氏の真実を解き明かしていきます!
◆室町幕府を開いたカリスマ
源氏の血を引く鎌倉幕府の名門・足利氏の生まれ。
しかし後醍醐天皇の挙兵に呼応し、鎌倉幕府を滅ぼすが、新政下で政情が不安定になると、天皇との関係が悪化。後醍醐天皇を追放し室町幕府を樹立する。しかし、彼に対する評価は真っ二つ。
【足利尊氏の墓 安国寺(京都府綾部市)】
一行が訪れたのは、京都府綾部市。
尊氏が使った産湯の井戸が残るなど、彼の生地ではないか?という説も。足利尊氏が創建した安国寺には、息子の2代将軍・義詮が建立した尊氏の墓がある。
母・清子の墓と妻の登子の墓に挟まれて建てられている。
戦場での冷静な武士のリーダーとして評価される一方で、為政者としての資質を問われた足利尊氏。
この相反する評価の中で、彼を激しく動かし続けた“燃え尽きぬ信念”とは何なのか?
お墓から紐解いていく。
◆今回の「庶民の墓」は、大災害に遭った庶民たちの信念
天保5年(1834年) 、 江戸時代最後の新田開発請負人・常吉庄左衛門が苦労の末、現在の此花区の淀川の河口付近を新田開発した。しかし、その20年後の嘉永7年(1854年)「安政南海地震」(今の南海トラフ大地震)が発生。
2~3mもの津波が大坂の町を襲い、約2千人もの命を奪った。「常吉新田」も河口のためほとんどが津波に流され、 4年後、常吉は失意のうちに亡くなった。常吉の孫・常吉清治郎は、祖父の悔しさと震災の教訓を後世に伝えるため、祖父の没後50回忌の明治40年(1907年)に墓を建立した。墓には「海嘯溺死者各位之霊」と記されており、安政元年(1854年)の津波による犠牲者たちを祀っている。
当時の時代背景として、安政南海地震の147年前に起こった宝永地震(1707年)の際、「大津波」で多くの犠牲者を出したにも関わらず、年月と共に忘れ去られ、再び「大津波」で多数の死者を出してしまったことを悔い、後世の人々への教訓として大坂の人々は数々の慰霊碑を建てていた。
【番組情報】
番組名 :「加登SPECIAL お墓から見たニッポン SEASON9」
放送日時:#1「足利尊氏」 1月14日(火)午後2時35分-3時4分
#2「石川五右衛門」1月21日(火)午後2時35分-3時4分
#3「千利休」 1月28日(火)午後2時35分-3時4分
HP : https://www.tv-osaka.co.jp/sp/ohaka_nippon/
★テレビ大阪公式YouTubeチャンネルでは過去シリーズ配信中‼
【お墓から見たニッポン 過去のエピソード】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLtu-h0BP6Mk-OEDhSCMDudcSvnOzGaPHm
★放送後、TVerでも配信!