除夜の鐘が騒音苦情で中止へ…兼近「いろんなものがなくなるって考えたら悲しい」
株式会社AbemaTVのプレスリリース
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を1月9日(木)夜9時より生放送し、番組放送後より無料見逃し配信が開始いたしました。ぜひ、ご覧ください。https://abema.tv/video/title/89-66
■子どもの不登校で悩む親へ、EXIT・兼近大樹「誰かのせいにしない社会が大事」
りんたろー。「いろんなグラデーションの受け皿があるといいんだけどな」
2025年1月9日(木)の放送では、神奈川・海老名市で起きた子ども3人が殺害された事件で、逮捕された母親が長男の不登校と癇癪を児童相談所などに相談していたとされることを受けて、同じような子育ての悩みに遭遇したとき、どのように向き合えばいいのかを考えました。
番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。さんは「地域や施設、情報とつながりやすい社会、1人の児童に対して多くの人が関わる社会を実現していかないといけない。そして、いろんなグラデーションの受け皿があるといいんだけどな…と思う」とコメントしました。
この事件に対し、Xでは「殺人は擁護できないが、家族や行政は何をやっていた?」「周りももっと寄り添えなかったのか」という声が上がっていることを紹介すると、兼近大樹さんは「『寄り添う』という言葉は良い面ももちろんあるが、悪い側面もあるのでは?しわ寄せが出てきてしまっていると思う」と意見。
また、「“周り”というのは我々自身のことでもあるはず。自分は何かをしたのか?という話なのに、ただ文句だけを言う人が増え続けている現状は良くない流れ。この声によって、実際に支援している人たちはどんどんやりにくくなる。誰かのせいにしない社会が大事だと思う」と指摘しました。
また、不登校の小中学生の数が過去最多となっていることに触れると、兼近さんは「コロナ禍が影響していると思う。ゲームなどと出会い、『学校に行かなくても楽しいことがあるよね』という思考につながったのではないか」と推測。
その上で、「“対価”という言葉を知らない子どもが増えている印象がある。ご飯を食べるために親は働いているけど、子どもは何もしなくてもご飯やゲームを与えられて、それを親がしなかったら虐待になる。つまり、子どものうちから『好きなことをするためには、自分も何かをやらないとそれができないんだよ』と教えていった方が良いと思う」と持論を展開しました。
■除夜の鐘が騒音苦情で中止へ…兼近「いろんなものがなくなるって考えたら悲しい」
また、番組では、除夜の鐘の中止を知らせる張り紙をうつした投稿がX上で注目を集めていることを紹介。関連するリプライとして「年越しの風物詩!後世に残すべき伝統」「心に染み入る鐘の音に耳を傾けるのが日本人」と中止に否定的な意見が寄せられた一方で、「立地によっては迷惑でしかない」「ただの夜中の騒音」と訴える声もありました。
りんたろー。さんは「除夜の鐘ってなんかエモい。大晦日にお寺に行く人は少ないのかな?」と疑問を浮かべ、兼近さんは「除夜の鐘を聞きたい人の声も聞かないとダメですよ!」とコメント。
また、兼近さんは「うるさいってクレームを入れた人が『自分の声で止められたんだ』って考えたら、どんどんエスカレートしていきそう。もっと意見していき、いろんなものがなくなっていくって考えたら悲しいですよ」と指摘しました。
作家でジャーナリストの佐々木俊尚さんは「住民投票した方がいいんじゃない?少数の人が大声で言っているだけのケースが多い。半径1キロの住民のうち何人が騒音を訴えているのか調べないで、意見に屈するのは良くない」と語り、エンジニアで起業家、作家の安野貴博さんは「中止したあとに、『やっぱり除夜の鐘をやって欲しい』という声を上げる人がどのくらいいるかですよね。やって欲しかったら、声を上げないといけない状況になっている」とコメントしました。
本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中です。ぜひご覧ください。
(https://abema.tv/video/title/89-66)
■『ABEMA Prime』 放送概要
キャッチコピーは「みんなでしゃべるとニュースはおもしろい」。これまでの当たり前や価値観が変わる中、今の時代らしいネット言論に挑戦します。レギュラーメンバーは総勢70人。色んなバックグラウンドをもつ論客たちと多様で新しい議論をお届けします。
放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時 ※生放送
放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル
出演:
EXIT(兼近大樹、りんたろー。)
安野貴博
薄井シンシア
佐々木俊尚
穂川果音
平石直之
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