2025年2月 南城市を舞台にする新しいアートフェスティバルが誕生!しまじりアートフェスティバル 2025- やんばるアートフェスティバル POP UP in Nanjo -

吉本興業株式会社のプレスリリース

南城CONY共同事業体/やんばるアートフェスティバル実行委員会は、下記の概要にて、南城市で新たな芸術祭を開催する運びとなりましたのでご案内いたします。

本年1月18日より開催いたします、「やんばるアートフェスティバル」は、今回で8回目の開催を迎え、一貫してやんばるの魅力を伝えることをコンセプトに行ってきましたが、沖縄県内には全島にまたがり数えきれないほど魅力のあるアートや工芸が散らばっており、いつかそれらもご紹介する機会がないかと願っていました。

このたびご縁があり、沖縄本島南の「南城市」でポップアップを開催させていただく運びとなりました。スタートは小さく、いつかは独立したフェスティバルになることも少し目論んで地域の皆様と丁寧に開催させていただこうと思います。

「沖縄での暮らしの提案」をテーマに新旧のアーティスト、県内の粋な飲食を手がける皆様やミュージシャンにも力を借りたいとおもいます。

わたしたちの新しい取り組みにどうぞお力添え、お付き合いをお願いいたします。

しまじりアートフェスティバル2025_キービジュアル

design by d&department design/kenmei.nagaoka photo by chyoji nakahodo


しまじりアートフェスティバル・ディレクター

梅原 龍

Ryu Umehara

画家・デザイナー・ミクストメディアアーティスト・玉城食堂オーナーシェフ。ミクストメディアのコンセプトを用いたデザインファーム Jumping Design Ryu Umehara Inc.代表。

コンセプト設計、ランドスケープ、建築や空間デザインのほか、家具・照明などのプロダクトデザインも手掛ける。瀬戸内海を一望できる2部屋だけの海辺の宿「今井荘」のプロデュースをはじめ、オーベルジュ「Hotel CASA VICO」、「BLUE STEAK WONDER CHATAN」などをデザイン。また、沖縄県南城市で公民館をリノベーションした「玉城食堂」のオーナーシェフとして「旅料理」を振る舞う。

- ディレクターメッセージ -

このたびやんばるアートフェスティバルから飛び火し、しまじりアートフェスティバルを開催することになりました。

私たちは小さいながらも南城市を中心とした様々なアーティストに声をかけて新たなる表現を提案していきたいと考えています。

その表現の中で次々と新しい表現者が出現し育っていくことを目標としています。少しずつの進化をまた未来を共に味わいましょう。

「しまじりアートフェスティバル2025」の開催、おめでとうございます。「やんばるアートフェスティバル」は、おかげさまで今年8回目を迎えました。ここに来るまでに支えてくださった地域の皆さま、運営、協賛各社の皆さまには頭の下がる思いです。今回、「しまじりアートフェスティバル」開催のお話を伺って 感じたことは、YAF8回目の節目に生まれたSAF(しまじりアートフェスティバル)と繋がることで、沖縄の北と南が8=∞=無限のアートとして末広がるイメージでした。ナガオカケンメイさんのビジュアルもまたペアの顔デザインで表現されたことも嬉しく思います。沖縄本島の北と南を無限につなぐアートフェスティバルが、笑顔で続きますように。

やんばるアートフェスティバル 総合ディレクター 仲程長治

しまじりアートフェスティバル2025 開催概要

主催 南城CONY共同事業体/やんばるアートフェスティバル実行委員会

共催 南城市/南城市教育委員会

期間 2025年2月8(土), 9(日), 11(火祝), 15(土), 16(日), 22(土), 23(日), 24(月祝)

会場 南城市シュガーホール、玉城食堂、mui たびと風のうつわ、Riad Lamp、南城美術館 ほか

Map

観覧料 無料(一部ワークショップは有料)

Instagram https://www.instagram.com/shimajiri_art_fes/

Instagram

参加アーティスト 全50組(予定)


<自然と調和した新たな暮らしの提案>

南城市は、琉球開闢(かいびゃく)神話の地といわれています。世界遺産・斎場御嶽(せーふぁーうたき)に代表される地域が守り続けた精神文化と豊かな自然が出迎えてくれ、癒やしを求めて訪ねる旅行客はもちろん、近年は移住者が少なくないのも特徴です。また、歴史的背景から、伝統芸能はもちろん、様々な文化活動が盛んなことも特徴です。

本フェスティバルでは、南城を拠点にクリエイティブな活動をするアーティストたちとともに、新たなライフスタイルを提案するイベントとして立ち上げました。

写真:仲程長治

しまじりアートフェスティバル 2025 会場

※実施内容は変更の可能性があります

◆シュガーホール

さとうきび畑の中の音楽堂 1994年開館。音楽を中心とした舞台芸術の数々に最高の状態でふれることのできる空間。建物は真喜志好一氏による設計で、1996年度日本建築学会作品選奨を受賞。

開催内容:展示・販売 / ワークショップ / 飲食提供 / 音楽イベント 2/8(土) 

住所:南城市佐敷307

開催時間:11時〜17時

◆Y邸

南城市、斎場御嶽と久高島に程近く崖の上に佇む個人邸。光と風を取り込む設計により、自然との繋がりを感じさせる空間が広がる。設計・施工は紀建設 Studio Bespoken(設計士 井出真太郎)。

開催内容:展示・販売 / 飲食提供 / 食とアートのイベント 2/22(土)

住所:南城市知念久手堅631-1

開催時間:11時〜17時

◆玉城食堂

かつて玉城地区で活用していた公民館を再利用した食堂。本フェスティバルディレクターの梅原龍などが運営。昼は台湾料理、夜は梅原龍の「玉城食堂、と夜」と2つの顔をもつ。

開催内容:展示・販売 / 飲食提供

住所:南城市玉城玉城93−3

開催時間:店舗の営業時間に準ずる。詳細は、しまじりアートフェスティバル公式Instagramをご確認ください

◆南城美術館

沖縄本島南部・南城市知念にある私設美術館。“美は生活の中、暮らしの中に存在する〟という美術館のコンセプトをそのまま体現した空間。期間中のメイン展示は「蜷川実花展 with EiM ~ 光の中で影と踊る」。

開催内容:展示(全日程) ※本フェスの展示は、南城美術館併設の伴山カフェ2階にございます

住所:南城市知念安座真865

開催時間:11時〜17時

◆Riad Lamp

自然の抱擁に包まれた5部屋のみのモロッカンスタイルのホテル “Riad Lamp“。都会の喧騒から離れ、自然の美しさと贅沢な静寂を感じられる場所です。究極の癒しと五感を満たす特別な滞在を。

開催内容:展示、飲食提供 2/16(日)のみ開催

住所:南城市知念久手堅415

開催時間:2/16(日)14:00〜20:00(事前予約制) 詳細はしまじりアートフェスティバル公式Instagramをご確認ください

◆mui たびと風のうつわ

沖縄の建築家五十嵐敏恭(STUDIO COCHI ARCHITECTS)設計の4室のみの宿。4棟の宿泊棟を縫うように広がる共有空間には気持ちの良い風が通り抜ける。

開催内容:展示、飲食提供  2/23(日)・2/24(月)のみ開催

住所:南城市玉城百名1201-3

開催時間:2/23(日)・2/24(月)18:00〜20:00(事前予約制)。詳細はしまじりアートフェスティバル公式Instagramをご確認ください

しまじりアートフェスティバル 2025 プログラム/アーティスト

【ARTS & CRAFTS】
磯崎主佳 / ITOMAME YA / 今井宏治 / IROS DYIENG / 梅原 龍 / 大城清太/ O’ Tru no Trus / Noas / GREENS FOR GOOD / 珊瑚舎スコーレ / CHOCOLA de APRON / SU:SU / doucatty(ドゥカティ) / ナカハジメ / 南城市のこどもたち / ¿Harucuru? / 紅型雑貨 虹亀商店 / 紅型ナワチョウ 縄トモコ / 藤本 健 / 眞榮田文子 / 宮城陶器 宮城正幸 / 宮平亜矢子 / Miyuki Kinjo / yakubo kei / ヨコイマサシ / Lunarian / RIFATTO / 琉球藍研究所

【ARCHITECTURE & INTERIOR DESIGN】
伊佐直哉 / 上原牧子 / GUWAPO / JUMPING DESIGN RYU UMEHARA / studio cochi architects / STUDIO MONAKA / 當山政人 / TOYO KITCHEN STYLE SHOP OKINAWA / 仲本昌司

【MUSIC】
加藤訓子 / jujumo / yakubo kei

【FOOD & DRINKS】
大野華子(月を詠ム) / 沖縄那覇花木酒店 / GRRROUNDS/ CLIFF GARO BREWING / 城間 宣 / TAMAGUSUKU COFFEE ROASTERS / te(テ) / TESIO / 三日月の日 / Mauvaise herbe / raw sweets cafe abondance

全50組予定

<参加アーティスト※一部ご紹介> 

◆加藤訓子 Kuniko Kato

桐朋学園大学研究科修了とともに渡欧、ロッテルダム音楽院を首席で卒業。国際舞台で活躍する

パーカッショニスト。英国スコットランドの高音質で知られる世界的レーベル、Linn Records(リン・レコーズ)と専属契約する唯一の日本人アーティストとして、グローバルリリースしたライヒ、ペルト、クセナキス 、三善晃、JS. Bach の過去7作のアルバムは、その非凡な発想と音楽性、完成度によりそれぞれに名誉ある賞を受けている。2016年より次世代奏者支援・育成を目的としたアーティスト・インキュベーションプロジェクト「inc. 」を始動し、芸術監督を務める。パール・アダムスインターナショナルエンドーサー、特定非営利活動法人芸術文化ワークス代表理事。

◆Mauvaise herbe(モヴェズエルブ) 小島圭史 Keiji Ojima

1996年~2002年にかけ、東京、パリ、マルセイユで修行。

沖縄に移住後、2008年に出張料理店『名前のない料理店』を開業。

沖縄食材のみで構成するフランス料理を、出張スタイル(ケータリング)且つ、コース仕立てで提供。

2021年、アトリエをカウンターレストラン『Mauvaise herbe(モヴェズ エルブ)』としてオープン。

出張料理とレストランの両輪を運営。

◆studio cochi architects 五十嵐敏恭 Toshiyuki Igarashi

八重瀬町を拠点に活動している建築設計事務所。事務所には木工所を併設し家具や建具の製作も行う。

本フェスティバル会場である「mui たびと風のうつわ」は、五十嵐の設計。

◆宮城陶器 宮城正幸 Masayuki Miyagi

1978年 沖縄生まれ。

2003年 壹岐幸二氏に師事。

2013年 宮城陶器設立。

◆藤本 健 Ken Fujimoto

1971年愛知県出身、20代を東京で家具職人として過ごす。

2002年沖縄へ。

2013年頃から家具などのオーダー制作と並行して木工旋盤を使った器制作を始めるその後器制作一本にGARB DOMINGO、雨晴などショップでの取り扱いや個展を中心に活動中。

◆眞榮田文子 Ayako Maeda

私は絵を描く。目の前に実在のモデルやモチーフを置かず、記憶のパーツを浮かび上がらせパズルのように組み合わせる。一枚の絵には過去と未来が混在し、時間が積み重なる。見る人の想像力で、自由な解釈と多様な物語が広がっていくことも喜び楽しみとしている。

沖縄県出身沖縄県立芸術大学美術工芸学部卒業。

現在、沖縄県を拠点に制作活動中。

沖縄県美術展入選入賞沖縄、台湾、アメリカで個展。

沖縄女流美術家協会会員。

◆紅型ナワチョウ 縄トモコ Tomoko Nawa

紅型作家。 

1981年鳥取県米子市に生まれる。2003年より沖縄県に移住。金城紅型染工房・普天満紅型工房で紅型を学ぶ。2007年、独立を機に自己ブランド「紅型ナワチョウ」を設立。以降、他業種とのコラボレーションや、沖縄県内外でのイベントや個展活動を展開中。

◆城間 宣 Sen Shiroma

沖縄県南城市大里出身、県内の大学卒業後、ヤンバルを拠点にするネイチャーガイドの下で約2年間スタッフを務める。その後関西に渡り約10年間複数の飲食店で勤務。沖縄に戻り地元の南城市大里で自分らの手でコンテナから店舗を作り、独立開業。特別なものは使わず近所のスーパー、ファーマーズでなるべく地元の食材を仕入れ、時間をかけて仕込み、決まったメニューはなくお任せ料理のみ。気取らず美味い料理と美味いお酒と時間を忘れていつまでも、村のはずれの小さな飯屋『ま』。

◆RIFATTO

1987年生まれ。

2007年にIDA建築学科を卒業後フワフワと働きながら社会に適合できずに2009年から自営業を始める。

2020年から南城市玉城にアトリエを構えRIFATTOを本格的にスタート。

日々生地加工の実験に没頭現在はファッションデザイナーではなく、洋服を1つのアート作品として

製作しています。

◆珊瑚舎スコーレ

珊瑚舎スコーレは、沖縄県南城市佐敷にあるフリースクール・高等専修学校です。小学生・中学生・高校生、そして夜間中学校の生徒が学んでいます。全校生徒は約50名。みんなが名前で呼び合える、小さな学校です。私たちは、「学力」は偏差値や内申点ではなく「”学ぶ”を楽しむ力」だと考えています。珊瑚舎スコーレは、生徒と講師が対話をとおしてともにつくる学校です。

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