株式会社新潮社のプレスリリース
全国紙唯一の「大衆文化担当」担当記者だった小泉信一さんによる著書『スターの臨終』を1月17日に新潮社より刊行いたします。
それぞれの人生の幕の引き方は違うが、死を前にした「諦念」という境地では共鳴するものがあった――。
デイリー新潮で話題の連載「メメント・モリな人たち」から、特に反響の大きかった29人のエピソードを収録。全国紙唯一の「大衆文化担当」記者で、自身もがんと闘い、刊行を待たずに他界した著者だからこそ描けた、スターたちとの温かい交流や貴重な証言が満載です。
目次
Ⅰ 演じる人生──演じるとは、生きること
渥美 清、光本幸子、大原麗子、八千草薫、沖 雅也、夏目雅子、川島なお美
II 歌う人生──歌は世につれ、世は歌につれ
藤 圭子、水木一郎、岡田有希子、田中好子、笠置シヅ子、淡谷のり子、八代亜紀、島倉千代子、本田美奈子、 坂井泉水
III 時代を映す人生──大衆のエネルギーと想い
福富太郎、一条さゆり、阿久 悠、清水由貴子
IV 闘い続ける人生──闘魂・忍耐・孤独・挑戦
アントニオ猪木、ラッシャー木村、アンドレ・ザ・ジャイアント、ジャンボ鶴田
Ⅴ 笑わせる人生──心とからだにビタミンを
ケーシー高峰、ポール牧、牧伸二、志村けん
書籍内容紹介
メメント・モリ――常に死を想えと古人は言った。「板橋のドブ」で死ぬのが理想と語った渥美清、余命1年を宣告されても女優への執念を絶やさなかった川島なお美、葬儀で「幸せな人生だった」と自らの声で語った田中好子、舌がんで入院中も冗談を飛ばしたケーシー高峰……。
時代を彩ったスターは死を目前にして、何を思い、生きたのか。自身もがんと闘い、刊行を待たずに他界した著者が綴った、“死に際”の物語。「デイリー新潮」で話題の連載「メメント・モリな人たち」を書籍化。
著者紹介
小泉信一(こいずみ・しんいち)
1961年、神奈川県生まれ。朝日新聞編集委員。管理職に就かず現場を貫いた全国紙唯一の「大衆文化担当」記者。東京社会部の遊軍記者として活躍後、編集委員として連載やコラムを担当。著書に『おーい、寅さん』、『裏昭和史探検』など。2024年10月、がんで死去。
書籍データ
【タイトル】スターの臨終
【著者名】小泉信一
【発売日】2025/01/17
【造本】新書
【定価】1,034円(税込)
【ISBN】978-4-10-611075-7