【変な記者会見】覆面作家・雨穴 120万部ミリオンセラー『変な絵』文庫版とイギリス英語版が世界同時発売! 世界30国地域で出版が決定した3つの理由

20分間英語のスピーチ&国民的大スター?を告白!

株式会社双葉社のプレスリリース

 

『変な絵』(双葉文庫)書影

 2024年年間売り上げ第1位のホラー覆面作家&YouTuber・雨穴氏。氏自身が「最高傑作」とも語るミリオンセラー小説『変な絵』は、国内でシリーズ累計120万部を記録し、異例の世界30の国と地域(北米、ヨーロッパ、南米、アジア)での翻訳出版が決定している(世界累計150万部突破)。このグローバルミリオンセラーを受け、1月16日、東京・日本外国特派員協会にて、記者会見が行われた。会見には国内外100以上のメディア関係者が詰めかけた。雨穴氏がマスコミの前に姿を見せるのは初であり、覆面姿で、音声はボイスチェンジャーを通して語られた。

日本外国特派員協会にて初会見に臨む雨穴氏

30の国と地域で世界同時発売!

 会見当日の16日には、文庫版『変な絵』(双葉文庫)と、イギリスで英語版が世界同時発売。文庫版には、新たに登場人物の7年後を描いた49ページ書き下ろした物語『続・変な絵』と、雨穴氏が制作協力した「謎解きゲーム」が収録されている。また、同じく1月には、アメリカ、フランス、スペイン、オランダにて世界同時出版される。すでに、韓国、中国、台湾、タイ、ベトナムでは発売されており、今後、ヨーロッパを中心に、その他地域(ドイツ、イタリア、ポルトガル、ルーマニア、リトアニア、ギリシャ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ロシア、カタルーニャ、アイスランド、ポーランド、チェコ、スロベニア、クロアチア、ブラジル、インドネシア、トルコ、イスラエル)での出版も決まっているという。

30の国と地域で刊行される『変な絵』の表紙たち

 日本外国特派員協会での会見に、白い仮面に黒タイツという普段の格好で登場した雨穴氏は、「ナイストゥミーチュー、マイネームイズウケツ」とあいさつすると、「せっかくなので本日、英語でスピーチをしたいと思います」と、20分に及ぶ英語でのスピーチを行った。

世界的ミリオンセラーとなった3つの理由

 雨穴氏は自作のフリップと動画を見せながら、自身の略歴を紹介していき、最後に、なぜ『変な絵』が小説好きだけでなく、若者などの幅広い世代に受け、世界的なミリオンセラーになっているのか、3つの理由を挙げて説明。

①読みやすさ

「一つ目は読みやすさ。一般的な小説は文字ばかりで、漫画やスマホゲームに慣れ親しんだ若者たちは、それを見て“文字を読むのは難しい!”と感じてしまう。だから、読みやすいように、複雑なトリックやストーリーを説明するために、図や絵を使っています」

②YouTube

「2つ目は、YouTube。新刊を出版するたびに、本の第1章部分を動画にして投稿しています。私は自分の本を自ら宣伝し、本の面白さを伝えるために、あらゆる技術を駆使しています」

③とにかく怖い

「3つ目は、私の本がとにかく怖いということ。私が書いているような、静かで不気味な、人を不安にさせるような物語が日本の若者に受けているようです」と、自身の考えを英語で語った。

覆面ダンスまで披露!?

 また、質疑応答では、異様なビジュアルをしたミリオンセラー作家・雨穴氏に、海外メディアから「なぜこのような見た目に決めたのか、シリアスな本の内容にそぐわないのでは」と質問が飛んだ。

 それについて雨穴氏は、「仮面を脱ぐと実は国民的大スターであったとかはまったくない……と思います」と回答。そして「見た目と書く内容が乖離しているというのは自分でも気になっていまして、もうちょっと真面目な格好にしたほうがいいんじゃないかと思ったこともありました。ただ出版社の方から聞いた話では、本の帯に雨穴のビジュアル写真を掲載して以降、売上が伸びたという報告を受けたこともあり、であれば、このままでいいのではないかと思った次第です」と述べた。

 続けて、「このような見た目であるならもう少しおかしくすべきではないか」と質問されると、「今、緊張をしているので硬くなってしまっていたのですが、自分のビジュアルに合わせて、一応“踊っておきます”」と、突如体をくねらせてダンスを披露し、笑いを誘う場面も。こうしたファニーさが、雨穴氏が大人から子供まで多くの人に人気があるゆえんだろう。

突如踊りだす雨穴氏

雨穴氏からの会見後に“独占コメント”が到着!

日本の出版界的に見ても異例中の異例ともいえる翻訳出版オファーが世界中から殺到している、スケッチ・ミステリー『変な絵』――。最後に、雨穴氏は『変な絵』の世界出版と読みどころについて「画像と文章が組み合わさった小説のスタイルというのは、海外でも珍しいと聞いております。もともとウェブライターをやっておりまして、このスタイルは日本のウェブメディア特有のものではないかと思っております。そうした点で、日本の文化を海外の方たちに楽しんでいただけるのではないかなと考えております」と、世界中のファンに向けてアピールした。

そして雨穴氏は会見後、「会見が始まる前はとても緊張しましたが、皆様に温かく迎え入れていただき、楽しくお話しすることができました。貴重な機会をありがとうございました」と、自身初の海外と日本のメディアを前にした日本外国特派員協会での記者会見を終えてのコメントを寄せた。

日本外国特派員協会 公式YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/@fccjchannel?si=BJUHj0xMHTf_FDFr

プロフィール

ウェブライター、ホラー作家、YouTuber。2018年、ウェブサイト「オモコロ」にてウェブライターとしての活動を開始。同時に、YouTuberとしての活動も始める。YouTubeでは、ホラー・ミステリー動画の他、自作曲を歌い踊る音楽動画を複数投稿。チャンネル登録者数は170万人を超え、総再生回数も1億9000万回を突破。2021年には、YouTubeに投稿した動画『【不動産ミステリー】変な家』を書籍化した小説『変な家』で作家デビュー。『変な家』は2024年に映画化され、興行収入50.5億円の大ヒットを記録した。自身2作目となる『変な絵』はコミック化、文庫化され、シリーズ累計120万部。世界30地域での翻訳出版(累計28万5000部)も決まっており、世界的なミリオンセラー作品になっている。

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