ローランドが音楽業界に長年貢献するアーティストを称える 「Roland/BOSS/DW Lifetime Achievement Awards (生涯功労賞)」を発表

ローランド株式会社のプレスリリース

~2025年NAMMショー会場で表彰~

ローランドは、優れたアーティストによる音楽業界への貢献を称える「Roland/BOSS/DW Lifetime Achievement Awards(生涯功労賞)」の受賞者を発表し、米国時間2025年1月23日(木)に、アナハイムで開催されているNAMMショーの会場で授賞式を行いました。

「Roland/BOSS/DW Lifetime Achievement Awards(生涯功労賞)」 を受賞したアーティスト・イメージ

今回発表した「Roland/BOSS/DW Lifetime Achievement Awards」は、当社のブランドであるRoland、BOSS、DW(Drum Workshop)の製品を長年愛用し、当社と深い関係を築きながら、音楽業界に多大な貢献をしたアーティストを表彰するものです。

2025年は、「Roland Lifetime Achievement Award」としてソングライター/キーボード奏者のパトリス・ラッシェン(Patrice Rushen)氏が受賞しました。また、「BOSS Lifetime Achievement Award」にギタリストのスティーヴ・スティーヴンス(Steve Stevens)氏が、「DW Lifetime Achievement Award」にドラマー/パーカッショニストのシーラ・E(Sheila E)氏が選ばれ、それぞれ受賞しました。

■パトリス・ラッシェン
ソロでの活動に加え、スティービー・ワンダー、ハービー・ハンコック、カルロス・サンタナ、ボーイズIIメン、ジョージ・ベンソン、ジャン・リュック・ポンティ、トム・ジョーンズ、ナンシー・ウィルソン、マイケル・ジャクソン、シーナ・イーストンなど、幅広いアーティストとコラボレーションを行っています。
同氏はまた、グラミー賞授賞式の音楽監督を務めた初の女性となりました。また、ジャネット・ジャクソンのアルバムツアー「janet.」の音楽監督も務め、1982年にグラミー賞にノミネートされた彼女のレコーディング作品「Forget Me Nots」は、ウィル・スミス主演の映画「メン・イン・ブラック」でサンプリング使用されています。
学術の世界では、ラッシェン氏は「音楽と文化への顕著な貢献」によりバークリー音楽大学から名誉音楽博士号を授与され、現在は南カリフォルニア大学(USC)のソートン音楽学校で教鞭をとり、次世代のクリエイターを指導しています。

<パトリス・ラッシェン氏の受賞コメント>
「『Roland Lifetime Achievement Award』を受賞できたことを光栄に思います。キーボードを演奏し、作曲し、曲を書くミュージシャンとして、私はインスパイアされるサウンドに惹かれます。ローランドのキーボード楽器の幅広いラインナップは、既存の楽器の特性を再現したり、音色の組み合わせを発見したりする際に、常に無限の可能性を提供してくれます。これらの素晴らしい楽器は、私の創造的な思考に翼を与えてくれます。
私たちのパートナーシップは現在も続き、インスピレーションを受け続けています。ローランドが音楽制作の喜びと楽しさを大切にする多くのミュージシャンを支援してくれることに感謝しています。同じ価値観を持つ企業と仕事ができることは素晴らしいことです」

パトリス・ラッシェン

■スティーヴ・スティーヴンス
ロックの威風堂々とした雰囲気とSF的で華麗なテクニックを独特にブレンドした演奏で知られるギタリストで、ロック・アイコン的な存在であるビリー・アイドルとの長年にわたるパートナーシップで広く知られています。また同氏は、マイケル・ジャクソン、リック・オケイセック、ロバート・パーマーなどと共演するほか、ソロ・アーティストとして、Atomic Playboys、Flamenco a Go-Go、Memory Crashなど、さまざまなジャンルの音楽に挑戦しています。映画音楽の世界にも独特な演奏で活躍し、ハロルド・ファルターメイヤー作曲の「トップガン・アンセム」は、1987年に最優秀ポップ・インストゥルメンタル演奏でグラミー賞を受賞しました。
スティーヴンス氏は、キャリアを通じてスタジオやライブでBOSS製品を愛用しており、「トップガン・アンセム」でも使用されています。スティーブンの先駆的なギター・シンセサイザーの演奏は、進化し続ける彼のサウンドのもう一つの礎であり、80年代の楽曲からビリー・アイドルの最新EP「The Cage」まで、そのサウンドは一貫しています。

<スティーヴ・スティーヴンス氏の受賞コメント>
「物心ついたときから、BOSSは私が使用したギター・エフェクターのひとつでした。新聞配達して得たお金で『OD-1』を購入したり、ビリー・アイドルのアルバム『Rebel Yell』のレコーディングではBOSSのペダルボードでフル装備したりしていました。『Eyes Without a Face』や『Flesh for Fantasy』のような曲は、ギター・トラックに『CS-1』と『CE-2』がなければ完成しなかったでしょう。BOSSは常に先見性と革新性を持ち続けています。BOSSから音楽への貢献を評価していただけたことは、私にとってこの上ない名誉です」

スティーヴ・スティーヴンス

■シーラ・E
世界で最も個性的でダイナミックなドラマー/パーカッショニストの一人です。プリンス、ビヨンセ、リンゴ・スターなどのバンド・メンバーとして長年活躍してきました。ソロ活動では「The Glamorous Life」や「A Love Bizarre」などのヒット曲があり、2024年のサルサ曲「Bailar」はグラミー賞2部門にノミネートされました。
パーカッショニストのピート・エスコヴェードの娘として生まれたシーラ・Eは、ジャズ、パンク、ロックの系譜を継ぐ音楽一家の一員として育ちました。その伝統は、彼女のキャリアの初期に形作られ、父親と一緒に「Solo Two」をリリースしたことで、マーヴィン・ゲイ、ハービー・ハンコック、マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロス、ジョージ・デュークとのコラボレーションにつながりました。
プリンスとの多作な活動時期には、パープル・レイン・ツアーのオープニング・アクトを務め、コンサート映画「サイン・オブ・ザ・タイムズ」にも出演しました。 プリンスの死去後、シーラ・Eはステープルズ・センターで開催されたコンサート「レッツ・ゴー・クレイジー:ザ・グラミー・サルート・トゥ・プリンス」で音楽監督を務めました。
シーラ・Eは、2021年に父と共にラテン・グラミー賞生涯功労賞を受賞し、また、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに星を持つ唯一の女性パーカッショニストでもあります。

<シーラ・E氏の受賞コメント>
「『DW Lifetime Achievement Award』を授与されることになり、大変嬉しく思います。これは、私の音楽への貢献だけでなく、革新を絶えず刺激してきた私たちの永続的なパートナーシップが認められたものです。音楽産業においてDWが高い水準でのサポートを推進してくれていることに深く感謝しています」

シーラ・E

また今回、ローランドは、コロナ禍でNAMMショーが開催延期となった2022年に発表を予定していた「Roland Lifetime Achievement Award」の受賞者として、ゲイリー・ニューマン(Gary Numan)氏とジム・ケルトナー(Jim Keltner)氏を発表し、表彰しました。

■ゲイリー・ニューマン
エレクトロニック・ミュージックの第一人者として知られる英国出身のアーティスト。シンセサイザーを駆使した革新的なサウンドで「Cars」や「Down in the Park」などの名曲を生み出しました。彼のキャリアは、まずTubeway Armyのリーダーとして、後にソロ・アーティストとして成功を収め、ニューウェーブからニューメタル、さらにはそれ以外のジャンルのミュージシャンにも多大な影響を与えています。同氏の有名なファンには、ティアーズ・フォー・フィアーズ、アフリカ・バンバータ、デーモン・アルバーンなどがいます。

ゲイリー・ニューマン

■ジム・ケルトナー
1960年代半ばのロサンゼルスの音楽シーンに登場し、世界で最も尊敬されるセッション・ミュージシャンの一人として著名なドラマー。ボブ・ディラン、ロイ・オービソン、カーリー・サイモンの楽曲に参加したほか、ケルトナー氏はビートルズの4人のメンバーうち3人のレコーディングに参加したという実績を持っています。ライブ演奏者としては、サイモン&ガーファンクル、ニール・ヤング、ウィリー・ネルソンなど、数多くのアーティストとステージを共にしてきました。また、スティーリー・ダンの「Josie」やランディ・ニューマンの「Short People」など、70年代の名曲への貢献でもよく知られています。

ジム・ケルトナー

※ 画像は、ニュースリリース・ページ https://www.roland.com/jp/news/1131/ よりダウンロードいただけます。
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