ACジャパンのプレスリリース
公益社団法人ACジャパン(理事長 藤重貞慶)の2020年度公共広告
作品が下記の通り決定しました。
新たな作品は7月1日(水)より1年間、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等、
全国の各メディアで放送・掲載の予定です。
ACジャパンは、公共のための広告活動を通して世の中を良くしていきたい
との目標の下、毎年さまざまなキャンペーン広告を制作し、会員社のメディア
を通してメッセージの発信を行っています。
キャンペーン広告は、主に
① 多くの人に共通する重要な社会問題をテーマに広告を制作し、全国のメデ
ィアを通じて発信する「全国キャンペーン」(A、B2作品)
② 各地域(北海道、東北、名古屋、大阪、中四国、九州、沖縄)が抱える
問題の中から各々テーマを選定し広告を制作、各エリアのメディアを通じて
発信する「地域キャンペーン」(7地域7作品)
③ 公共福祉や医療・国際貢献等に取り組む非営利団体等にACジャパンの
仕組みを利用していただき広告を展開する「支援キャンペーン」(7団体7作品)
④ ACジャパン制作のCMをNHKで、NHK制作のCMを会員民間放送で
放送する「ACジャパン・NHK共同キャンペーン」(1作品ずつ交換・放送)
⑤ 会員校の学生が公共広告作品を制作し応募、表彰する「ACジャパン広告
学生賞」(テレビCM部門・新聞広告部門の2部門で実施。各々グランプリ・
準グランプリの2作品を放送・掲載)
の5種類からなり、2020年度は計22作品となりました(別途新型コロナ
ウイルス対策臨時キャンペーンを実施)。
2020年度全国キャンペーンAは、児童虐待をテーマに、虐待の事実から
目を背けている人に向けて、通報をためらう気持ちを配慮しながら「通報する
ことの大切さ」を訴える作品です(作品名「見えないフリ」)。同時に児童
相談所虐待対応ダイヤルの通話料が無料になったことを伝え、通報を促します。
この作品では、昨年に引き続き、聴覚障害がある方の情報格差の解消を目指し
て、手話とオープンキャプションの字幕対応を行います。
全国キャンペーンBは、「未来のために出来ること」をテーマに企画を
募り、「おむすびころりん、1億個」という作品に決定しました。この作品
は、日本国内の食品ロスの量が年間およそ643万トンに達し、国民一人・
1日あたりに換算するとおにぎり1個分となり、そのおにぎりを毎日捨てて
いるようなものと例え、食品ロスへの警鐘を鳴らす内容です。この作品では、
外国人にもより内容を理解していただけるよう、英語字幕対応を行います。
地域キャンペーンは、東京以外の全国7地域で、昨年度制作した下記作品で
本年度もキャンペーンを展開します。
(地域) (テーマ) (作品名)
・北海道 防災 やらなくちゃ!は、ちゃんとやらなくちゃ。
・東北 郷土愛 未来へ綴ろう、東北のこころ
・名古屋 ヘルプマークの理解促進 知ってくれていた人。
・大阪 子どもの安全 3時4時のうた
・中四国 地域コミュニケーション 防念会やろう。
・九州 備災~災害を自分事に~ いつか来る日のために
・沖縄 ホスピタリティ~沖縄の宝を大切に~
1日1チムグクル
支援キャンペーンは、「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」「ウォーター
エイドジャパン」「ジャパンハート」「日本盲導犬協会」「日本動物愛護
協会」「日本骨髄バンク」「日本腎臓財団」の7団体を紹介する作品を制作
し、広告を通してその活動を支援します。
(団体名) (作品名)
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 歓声ですか、銃声ですか。
・ウォーターエイドジャパン 命の水、命がけの水
・ジャパンハート いちばん格差があってはいけないのは医療だ
・日本盲導犬協会 世間の誤解に吠える
・日本動物愛護協会 犯罪者のセリフ
・日本骨髄バンク 早川選手の、命のサポーター。
・日本腎臓財団 アレレのレ?ご存知ないんですか?
ACジャパン・NHK共同キャンペーンでは、ACジャパンはNHK制作
の「どんなときでも」という作品を会員民間放送を通じて放送し、NHKでは
昨年度に引き続き、九州地区制作作品「いつか来る日のために」を放送の予定です。
ACジャパン広告学生賞では、「テレビCM部門」「新聞広告部門」で下記
作品がグランプリ・準グランプリを受賞しており、それぞれBS民放8局及び
新聞全国紙5紙で放送・掲載される予定です。
【テレビCM部門】 (受賞校名) (作品名)
・グランプリ 長岡造形大学 いままでとこれから
・準グランプリBS民放賞 武蔵野美術大学 笑顔を守る
【新聞広告部門】 (受賞校名) (作品名)
・グランプリ 相模女子大学 タピのち、投票。
・準グランプリ 東北芸術工科大学 お母さんという者です
※新型コロナウイルス対策・臨時キャンペーンについて
ACジャパンでは新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、臨時キャン
ペーンとしてテレビCM作品(15秒・8タイプ)を制作しました。
「あなたのコロナ対策が、みんなを救う。」のスローガンの下、今まさに
防止策を行っている様々な立場の人々を応援しながら、ポジティブなメッ
セージを全ての世代の人々に伝える内容で、4月末より全国各局にて順次
放送されています。
記
・2020年度 ACジャパン広告作品
(放送・掲載予定期間:2020年7月1日~2021年6月30日)
※全国キャンペーンB「おむすびころりん、1億個」のみ、7月中旬に完成予定
① 全国キャンペーン
■全国キャンペーンA
・作品名 :見えないフリ
・テーマ :児童虐待
・企画・制作 :株式会社JR西日本コミュニケーションズ
・制作協力 :松森果林(聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐ
UDアドバイザー)、
廣川麻子(NPO法人シアター・アクセシビリティ・
ネットワーク理事長)
・手話出演 :モンキー高野
・放送・掲載エリア:全国
■全国キャンペーンB
・作品名 :おむすびころりん、1億個
・テーマ :未来のために出来ること
・企画・制作 :株式会社 I&S BBDO
・ナレーター :清水ミチコ
・放送・掲載エリア:全国
② 地域キャンペーン(昨年度よりの継続)
■北海道
・作品名 :やらなくちゃ!は、ちゃんとやらなくちゃ。
・テーマ :防災
・企画・制作 :株式会社電通北海道
・放送・掲載エリア :北海道
■東北
・作品名 :未来へ綴ろう、東北のこころ
・テーマ :郷土愛
・企画・制作 :株式会社東北博報堂
・放送・掲載エリア :東北
■名古屋
・作品名 :知ってくれていた人。
・テーマ :ヘルプマークの理解促進
・企画・制作 :株式会社電通名鉄コミュニケーションズ
・放送・掲載エリア :東海、北陸
■大阪
・作品名 :3時4時のうた
・テーマ :子どもの安全
・企画・制作 :株式会社電通関西支社
・振付 :アカネキカク
・放送・掲載エリア :近畿
■中四国
・作品名 :防念会やろう。
・テーマ :地域コミュニケーション
・企画・制作 :株式会社電通西日本
・放送・掲載エリア :中国・四国
■九州
・作品名 :いつか来る日のために
・テーマ :備災~災害を自分事に~
・企画・制作 :株式会社電通九州
・放送・掲載エリア :九州
■沖縄
・作品名 :1日1チムグクル
・テーマ :ホスピタリティ~沖縄の宝を大切に~
・企画・制作 :株式会社ブレーン沖縄
・歌・ナレーター:夏川りみ
・放送・掲載エリア :沖縄
③ 支援キャンペーン
■セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
・作品名 :歓声ですか、銃声ですか。
・企画・制作 :株式会社デルフィス
・ナレーター :西島秀俊
・放送・掲載エリア :全国
■ウォーターエイドジャパン
・作品名 :命の水、命がけの水
・企画・制作 :株式会社JR西日本コミュニケーションズ
・ナレーター :満島ひかり
・放送・掲載エリア :全国
■ジャパンハート
・作品名 :いちばん格差があってはいけないのは医療だ
・企画・制作 :株式会社ADKクリエイティブ・ワン
・放送・掲載エリア :全国
■日本盲導犬協会
・作品名 :世間の誤解に吠える
・企画・制作 :株式会社博報堂中部支社
・声の出演 :佐々木蔵之介
・放送・掲載エリア :全国
■日本動物愛護協会
・作品名 :犯罪者のセリフ
・企画・制作 :株式会社電通中部支社
・放送・掲載エリア :全国
■日本骨髄バンク
・作品名 :早川選手の、命のサポーター
・企画・制作 :株式会社電通
・出演 :早川史哉
・放送・掲載エリア :全国
■日本腎臓財団
・作品名 :アレレのレ?ご存知ないんですか?
・企画・制作 :株式会社I&S BBDO
・放送・掲載エリア :全国
④ ACジャパン・NHK共同キャンペーン
■NHK制作作品(ACジャパン会員の民放各社で放送)
・作品名 :どんなときでも
・企画・制作 :NHK
・放送エリア :全国
■ACジャパン制作作品(NHKで放送)
・作品名 :いつか来る日のために
・テーマ :備災~災害を自分事に~
・企画・制作 :株式会社電通九州
⑤ 第16回ACジャパン広告学生賞
■「テレビCM部門」グランプリ
・作品名 :いままでとこれから
・テーマ :選挙
・企画 :長岡造形大学 制作代表者:松岡風花
・放送エリア :全国(BS民放8局)
■「テレビCM部門」準グランプリBS民放賞
・作品名 :笑顔を守る
・テーマ :乳がん検診の促進
・企画 :武蔵野美術大学 制作代表者:須藤 里彩
・放送エリア :全国(BS民放8局)
■「新聞広告部門」グランプリ
・作品名 :タピのち、投票。
・テーマ :18歳選挙権
・企画 :相模女子大学 制作者:坂上 華梨
・掲載 :全国紙5紙
■「新聞広告部門」準グランプリ
・作品名 :お母さんという者です
・テーマ :性別役割分業
・企画 :東北芸術工科大学 制作者:櫻井 里菜
・掲載 :全国紙5紙
※新型コロナウイルス対策・臨時キャンペーン
・作品名 :「ふたつのありがとう篇」「同じくらい篇」
「手を洗うまで篇」「いろんな会篇」
「距離をとろう篇」「コロナが終わったら篇」
「街やインフラ篇」「病院の皆さん篇」
・企画・制作 :株式会社電通
以上
※ACジャパンについて
・公益社団法人ACジャパンは、1971年に関西公共広告機構として設立
されました。1974年に社団法人公共広告機構となり、2009年にAC
ジャパンと名称変更しました。「公共マナー」や「環境問題」など、社会に
とって有益と思われるメッセージを、さまざまな広告の形で発信することに
より、社会と公共の福祉に貢献することを目標として活動する民間の組織で、
活動は約1000社の会員社や個人会員からの会費を基に運営されています。
会員メディアからの広告枠の無償提供と、会員広告会社からの表現アイデア
の提供が運営における最大の特徴で、日本全国の多くの民間企業が参加する
ボランティア活動の公益性の高さが認められ、2011年に公益社団法人に
なりました。