〜原告や当事者の声、裁判資料を元にして作曲された音楽&ミュージックビデオが完成〜
公益社団法人MarriageForAllJapan-結婚の自由をすべての人にのプレスリリース
結婚の平等(同性婚の法制化)実現を目指す「公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」(以下、マリフォー)は、2025年3月7日(金)の名古屋高裁及び3月25日(火)の大阪高裁の違憲判決を受け、3月5日(水)に立ち上げた政府・国会に声を直接届けるオンライン署名の全国一斉拡散を開始しました。
http://change.org/marriageforalljapan2025


3月7日(金)と3月25日(火)、「結婚の自由をすべての人に訴訟」(同性婚訴訟)では、札幌・東京・福岡高裁に続き、名古屋高裁と大阪高裁による全国4件目と5件目の高裁違憲判決が出されました。全国集団訴訟でこのように違憲判決が連続して下されることは日本の司法の歴史でも異例です。しかし、林芳正官房長官は2つの高裁判決に対して「国民一人ひとりの家族観とも密接に関わる」 「国民各層の意見、国会における議論の状況、同性婚に関する訴訟の動向などを注視していく」などと、従来と同じ回答を述べるにとどまり、政府として具体的な導入に向けた検討の動きはいまだに見せていない状況です。
一方、どの世論調査でも、同性婚への賛成が反対を圧倒的に上回り、8割以上が賛成する調査もある他、今年2月に同性婚をテーマに開催された院内集会では、71名もの国会議員が本人参加するなど、議論の状況は整いつつあります。さらに石破茂首相も昨年12月には「(同性婚は)日本全体の幸福度にとっては肯定的なプラスの影響を与えるもの」と発言。 およそ1年後に予想される最高裁判決を待つことなく、一刻も早く立法府や政府で実際に議論を開始することが期待されています。
このような状況を受け、マリフォーは、3月7日(金)の名古屋判決と3月25日(火)の大阪判決に際し、政府・国会に声を直接届けるオンライン署名「日本でも同性婚の実現を!政府・国会は”注視”でなく、最高裁判決を待たずに今すぐ同性婚法制化へ動いてください」の呼びかけを本格的に開始しました。宛先は、内閣総理大臣と、各政党代表。政府と国会に、この問題を放置せずに、早急に同性婚の実現に向けた行動を示すことをあらためてお願いするものです。
署名URL http://change.org/marriageforalljapan2025
◆原告3組が出演。当事者の声、裁判資料も元にして作曲された音楽&ミュージックビデオが完成
このたび、日本での同性婚法制化のために、有志のクリエイターチームが制作したオリジナルスペシャルソング&ミュージックビデオが完成しました。マリフォーも制作に協力し、原告カップル3組が初期の曲作りの段階から参加。クリエイターの皆さんが原告カップルやコミュニティの声を聞き、裁判の資料も元にしながら、オリジナルの歌詞や音楽が完成しました。その歌を元に撮影されたミュージックビデオでは、原告カップルが多くの人に囲まれて、結婚式を上げて祝福される様子が描かれています。映像の最後には、マリフォーが始めた署名活動も紹介されています。
ミュージックビデオYouTube URL
https://m.youtube.com/watch?v=lG7CggU3w64&feature=youtu.be
Produced by: Minor Act
作詞:LOVE
作曲:里ロビン
歌:Zinee, 天道清貴, Kosuke
三味線:簑田弘大
ダンサー:Aya, Mana, Hirosumi, Yoshiyuki, Nawoto, Justin, Rico, Yume, Shota, Pixie, Mizuki, Yuzuki, etc.