ファイネックスのプレスリリース
調査概要
調査期間 | 2025年3月22日~23日 |
対象者 | AnimeJapan 2025の会場を訪れたアニメファンの外国人 |
有効回答者数 | 254人(男性:172人、女性:75人、無回答:7人) |
調査方法 | AnimeJapan 2025の会場でWeb上でのアンケートを実施 |
※調査結果をご紹介いただく際には、ファイネックスまでお問い合わせください。
調査結果概要
海外のアニメファンは消費意欲が旺盛
好きなアニメ・漫画作品の楽しみ方として、「原作を楽しむ」に次いで「グッズを買う・飾る」が2位に。グッズを買う・コラボカフェや展示に出向くといった消費を伴う行動に積極的な傾向がみられる。
海外のアニメファンは「聖地巡礼」にも意欲的
8割以上が「聖地巡礼をしたことがある・する予定がある」と回答。地方への誘客の余地があることがわかる。
海外のアニメファンは横のつながりが強い
AnimeJapan 2025を知った理由は「友人から聞いた」が最も多い。アニメ・漫画作品に関する情報を「ファンの非公式サイト・ブログ・SNS」から得ているケースも多く、ファン同士での交流が盛んな様子が見て取れる。
調査結果詳細
Q1 今回AnimeJapan 2025を訪れた目的は何ですか?
AnimeJapan 2025を訪れた目的について複数回答で尋ねたところ、「会場の雰囲気を楽しみたいから」が170票と最も多くの賛同を集めました。日本のアニメ全般に興味がある・アニメを体感してみたいという人が多いことがわかります。
「欲しいグッズがあるから」が3位に、「好きなアニメの最新情報を得たいから」が4位にランクインしています。特定の「推し作品」の関連情報やグッズを求めて来場している人も一定数いる様子がうかがえます。また、関連消費に積極的な様子もわかります。
Q2 好きなアニメ・漫画作品に関して、どのような楽しみ方をしていますか?
好きなアニメ・漫画作品に関してどのような楽しみ方をしているかを複数回答で尋ねたところ、「原作を楽しむ」に次いで回答が集中したのが「グッズを買う・飾る」「アニメの展示やコラボイベント・カフェ等に行く」でした。好きな作品に対する消費意欲が旺盛であることが明らかになりました。
「聖地巡礼」には55票が集まりました。これは「コスプレをする」や「ファンアートやグッズを制作する」よりも多く、気軽にできるアニメの「推し活」のひとつとして、聖地巡礼は大きな可能性を秘めていることが見て取れます。
Q3 アニメの「聖地巡礼」をしたことがありますか?
アニメ作品の舞台になった場所や、作品にまつわる場所を訪れる「聖地巡礼」をしたことがあるかどうか尋ねたところ、「ある」または「今後予定している」と答えた人が81.1%におよびました。聖地巡礼に対して非常に前向きであることが明らかになりました。
Q4 聖地巡礼をしたことが「ない」と答えた人へ、その理由は?
聖地巡礼をしたことがないと答えた142人にその理由を複数回答で尋ねたところ、「好きなアニメの『聖地』がどこにあるか知らないから」に79票が集まり、最も多くなりました。「『聖地』が遠い、行き方がわからない」も42票に達しました。
どんな聖地があるのかや、そのアクセス方法を多言語で詳細に紹介することで、インバウンドを地方へ誘客する余地が多くあることが明らかになりました。
Q5 AnimeJapan 2025を何で知りましたか?
AnimeJapan 2025をどうやって知ったかを尋ねたところ、「友人から聞いた」が最も多く36%におよびました。ファン同士での口コミが、アニメに関する消費行動に大きな影響を及ぼしている様子がうかがえます。
Q6 好きな作品に関して、どのように情報を得ていますか?
好きなアニメ・漫画作品についてどのように情報を得ているか複数回答で尋ねたところ、「ファンの非公式サイト・ブログ・SNS」が157票を集め、「作品公式による情報発信」の183票に迫る数値となりました。
Q2の「好きな作品に関してどのような楽しみ方をしているか」では、「リアルな場でファン同士が集まって交流する」「SNS等オンライン上でファン同士交流する」がそれぞれ47票、37票を集めています。友人やファン同士で交流しながら、作品愛を深めている様子が見て取れます。
まとめ
今回の調査で、海外のアニメファンは消費意欲が旺盛で、グッズ購入やコラボカフェなどの消費に対して積極的である様子がわかりました。アニメ関連消費の中でも「聖地巡礼」に対して前向きな人は8割におよび、「聖地」として観光客を受け入れる側が多言語で情報発信をすることで、インバウンド誘客の余地は多く残されていることも浮き彫りになりました。
また、ファン同士での交流が盛んで、口コミが重要な役割を果たすことも明らかになりました。聖地巡礼の様子をSNSなどで発信してもらうことで、芋づる式にインバウンド誘客につながる可能性がありそうです。
アニメの市場規模は2024年、3兆円を大きく超えて過去最高額を記録。海外での売上は年々増加しており、国内での売上を上回っています(一般社団法人日本動画協会「アニメ産業レポート2024」による)。株式会社ファイネックスでは、海外におけるアニメ人気を消費者サイドから裏付けるものとして、引き続き調査・発信をしてまいります。
株式会社ファイネックスについて
株式会社ファイネックスは、インバウンド向けの多言語フリーマガジン及びWebサイト「att.JAPAN」を発行・運営する、訪日外国人メディアのパイオニアです。インバウンド専業25年、日本の魅力を多言語で世界に発信してきました。
海外でのアニメ人気に着目し、2007年からはアニメ特集号「att.ANIME」も発行。年1回、聖地巡礼や最新アニメの情報を多言語で発信しています。
多言語パンフレット/Webサイト制作、多言語SNS運用、広告配信、翻訳業務など、外国人に向けた情報発信なら何でもお任せください。
社名 | 株式会社ファイネックス(FINEX CO., LTD.) |
所在地 | 東京都新宿区四谷2-12-5 四谷ISYビル6F |
代表者 | 代表取締役 桑原 信彦 |
事業内容 | 多言語パンフレット/Webサイト制作、多言語SNS運用、翻訳業務 等 |
資本金 | 4,000万円 |
URL | https://finex.co.jp/ |