株式会社ディーアンドエムホールディングスのプレスリリース
デノンは、9.2ch AVサラウンドレシーバー「AVR-X4700H」を7月下旬に、11.2ch AVサラウンドアンプ「AVC-X6700H」を8月下旬にそれぞれ発売いたします。
AVR-X4700HおよびAVC-X6700Hは、8K映像信号のパススルーに対応した初のAVアンプとして世界に先駆けて発売されます。もちろん、ただ単に8Kに対応しただけではありません。明るさと色の表現力を高め、映像のリアリティを向上させるHDR(ハイダイナミックレンジ)については、従来のHDR10、Dolby Vision、HLGに加え、HDR10+、Dynamic HDRにも対応。TVからのマルチチャンネルリニアPCM信号やDolby Atmos、DTS:Xなどのイマーシブオーディオ信号の入力を可能にするeARC、ゲーミング&VR体験を革新するALLM、VRR、QMS、QFTなどの最新機能もサポートし、ホームシアターにおける体験の質をかつてない高みへと引き上げます。いずれもHDMI端子は8入力/3出力を装備。そのうち1入力(HDMI 7)、2出力(モニター1/2)が8K/60および4K/120pのパススルーに対応しています。全端子がデジタル映像コンテンツの著作権保護技術「HDCP 2.3」、そして従来のHD映像の2倍以上の広色域表現を可能にする「BT.2020」のパススルーに対応しています。
- 品名:9.2ch AVサラウンドレシーバー
- 品番:AVR-X4700H
- 希望小売価格:180,000円(税抜価格)
- JANコード : 49-51035-07287-5(AVRX4700HK)
- 発売時期 : 2020年7月下旬
- 品名:11.2ch AVサラウンドアンプ
- 品番:AVC-X6700H
- 希望小売価格:330,000円(税抜価格)
- JANコード : 49-51035-07278-3(AVCX6700HK)
- 発売時期 : 2020年8月下旬
サウンドクオリティについては、“モンスター”と形容されるに相応しい圧倒的な物量とデノンが誇る高音質化技術を惜しみなく投入された旗艦モデルAVC-X8500Hの開発過程で得られた知見およびカスタムメイドの高音質パーツや回路設計技術を最大限に活用し、クラスを超えたクオリティにまで引き上げました。ロスレスオーディオやイマーシブオーディオの真価を引き出し、ダビングステージに迫るサウンドをホームシアターで再現すること。このデノンのAVアンプが目指す理想を具現化したプレミアムクラスのAVアンプ。それがAVR-X4700H、AVC-X6700Hです。
AVR-X4700H、AVC-X6700Hは、立体音響再生のクオリティを最大限に引き出すために、パワーアンプに全チャンネル同一のディスクリート構成を採用し、チャンネルごとの音質差を排除しています。AVR-X4700Hは、最大出力235Wの9chディスクリート・パワーアンプを搭載。単体では9.2chまでの再生に対応し、パワーアンプを追加することで最大11.2chまで拡張することができます。AVC-X6700Hは、増幅素子にAVC-X8500Hと同じDHCT(Denon High Current Transistor)を採用した最大出力250Wの11chモノリスコンストラクション・パワーアンプを搭載。新たに13.2chのプロセッシングに対応し、パワーアンプを追加すれば[7.1.6]やフロントワイドを含む[9.1.4]までシステムを拡張することができます。また、5.1chシステムで使用する場合には5つのスピーカーをすべてバイアンプ駆動する「5.1chフルバイアンプ」にも対応します。音声フォーマットについてはDolby Atmos、DTS:X Auro-3Dに加え、IMAXシアターの体験をホームシアターで再現するIMAX Enhanced、および新4K/8K衛星放送で使用されているMPEG-4 AAC(ステレオ、5.1ch)もサポートしています。バーチャル3Dサラウンドテクノロジーについては、Dolby Atmos Height Virtualizer およびDTS Virtual:Xに対応。ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーを設置していない環境においても、高さ方向を含むあらゆる方向からのサウンドに包み込まれるイマーシブオーディオ体験が可能になります。
AVR-X4700H、AVC-X6700Hは、Hi-FiコンポーネントおよびハイエンドAVアンプを開発する中でデノンが培ってきたディスクリート・パワーアンプやダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクションなどの技術、ノウハウを受け継ぐとともに、デジタルオーディオ回路にD.D.S.C.-HD32を搭載。サラウンドサウンドのデコードからAL32 Processing Multi Channel処理、D/A変換に至るまで、すべての処理を32bitで行っています。また新たにAVC-X8500Hと同じ最新型の32bitデュアルコアDSPを採用し、ハイエンドモデルに迫る機能性と音質を実現しました。
ネットワークオーディオ機能にはHEOSテクノロジーを搭載しており、「Denon Home 150」、「Denon Home 250」などのHEOS Built-inスピーカーをシステムに追加すればワイヤレス・マルチルーム環境を簡単に構築することができます。音楽ストリーミングサービスは、話題のロスレス配信サービスAmazon Music HD※1をはじめ、AWA※1、Spotify※1、SoundCloud※1に対応。また世界中のインターネットラジオ放送を楽しむこともできます。AirPlay 2にも対応しており、Apple Music※1やアプリの音声も高音質で楽しむことができます。Bluetooth®については受信と送信の両方に対応しており、BluetoothヘッドホンなどでTVの音声や音楽を楽しむことができます。さらにローカルネットワーク上のミュージックサーバー(PC / Mac / NASなど)やUSBメモリーに保存したDSDファイルやハイレゾ音源の再生にも対応しています。またAmazon Alexaによる音声コントロールにも対応。Amazon EchoなどのAlexaが利用可能なデバイスに話しかけるだけで再生、停止、スキップ、音量の調整などの基本的な操作に加えて、Amazon Musicの楽曲から曲名やアーティスト名、年代、ジャンルなどを指定して再生することができます。また、インターネットラジオ局を音声で呼び出すこともできます。
※1 サービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があります。
スマートフォン、タブレットでAVレシーバーの操作と設定ができる「Denon 2016 AVR Remote」にも対応。Wi-Fiは2.4/5GHzのデュアルバンド、MIMOおよびIEEE 802.11 a/b/g/nに対応しており高速かつ安定した通信が可能です。AVR-X4700HはFM/AMチューナーを搭載しており、FM補完放送「ワイドFM」にも対応。誰でも簡単に初期設定ができるようにガイドする「セットアップアシスタント」や日本語GUIもアップデートし、使いやすさに磨きをかけています。
デノンについて
2010年10月1日に100周年を迎えたデノンは、日本初のレコード・蓄音器製造会社、および日本初の業務用
録音機器製造会社を起源とするプレミアムオーディオブランドです。世界初のデジタルPCMレコーダーを実用化
するなど、革新的な技術力と開発力は、世界中から高い評価を得ています。2001年からはその呼称を
「デンオン」から「デノン」に統一し、グローバルブランドとしてさらにその活躍の場を広げています。