「相米４K ふたつの創造ふたつの感性」永瀬正敏、小泉今日子、浅野忠信が登壇

9月17日（水）10：00AM情報解禁相米４K　ふたつの創造ふたつの感性『ションベン・ライダー』『風花』トーク・ライブのゲストが決定！

A PEOPLE株式会社のプレスリリース

9月27日（土）よりユーロスペースにて「相米４K　ふたつの創造ふたつの感性」というタイトルのもと、「ションベン・ライダー　４Kレストア版」「風花　４Kレストア版」が公開される。公開中に行われるトーク・ライブの出演者が決定。「ションベン・ライダー」から永瀬正敏（9月27日（土））、「風花」から小泉今日子（9月28日（日））、浅野忠信（9月30日（火））が登壇する。どんなエピソード、相米監督への想いが伝えられるだろうか。

相米慎二には、ふたつのマスターピースがある。「台風クラブ」と「お引越し」。前期・相米と後期・相米の代表作。それに対し、“裏マスターピース”ともいえる2本が前期の「ションベン・ライダー」、後期の「風花」である。その2本が「４K」で蘇った――。

「翔んだカップル」（1980）でデビュー、その主演・薬師丸ひろ子による第2作「セーラー服と機関銃」（1981）。すぐに生まれた第3作「ションベン・ライダー」（1983）。相米は語っている。「この作品は夏休みの間、ひたすら西に向かって走るという映画です」（A PEOPLE・刊「相米慎二　最低な日々」より）。風のように疾走するブルース（河合美智子）、ジョジョ（永瀬正敏）、辞書（坂上忍）。前期・相米を象徴する初期3本を“小児科の映画”と言っていた相米。最初に達したひとつの頂点と、その創造と感性。

“風”の映画が「ションベン・ライダー」なら、“花”の映画は「風花」（2001）だ。あまりにも美しい、東京の桜の満開のもとでのレモン（小泉今日子）と廉司（浅野忠信）によるファーストシーン。花は風に舞い、やがて、雪は花のように散るだろう。後期・相米映画「あ、春」（1998）で“大人の映画”としての評価を得た相米慎二、その遺作。後期・相米、ここにも新たな創造と感性が花開いた。

2001年、9月9日、相米慎二は逝ったー－。53歳だった。風のように速く、花のように美しく舞った。その人生に私たちは“４Kレストア”を通じて、また出会うのである。それは、再会ではなく、新たな「ふたつの創造ふたつの感性」とのはじめての邂逅である――。

A PEOPLE株式会社

「ションベン・ライダー　４Kレストア版」

監督：相米慎二

原案：レナード・シュレイダー
脚本：西岡琢也／チエコ・シュレイダー

出演：藤竜也／河合美智子／永瀬正敏／鈴木吉和／坂上忍
（1983年／118分）　配給：A PEOPLE CINEMA