『愛に乱暴』森ガキ侑大監督 喜びのコメント到着!
株式会社ヒューマックスエンタテインメントのプレスリリース

株式会社ヒューマックスエンタテインメント(東京都新宿区、代表取締役社長:秋元 巳智雄)が制作・出資した、⾼杉真宙主演、森ガキ侑⼤監督の最新作『架空の⽝と嘘をつく猫』が世界15大映画祭「タリン・ブラックナイト映画祭」で撮影賞を受賞しました。
原作は、『川のほとりに⽴つ者は』で本屋⼤賞にノミネートされた寺地はるなの同名⼩説。脚本は『浅⽥家︕』で⽇本アカデミー賞脚本賞を受賞した菅野友恵。そして、主⼈公・⽻猫⼭吹(はねこ・やまぶき)を演じるのは、『盤上の向⽇葵』、テレビドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」と出演作が相次ぎ、現在⼤活躍中の⾼杉真宙だ。その他、⼭吹の幼馴染で恋⼈となる佐藤頼を伊藤万理華、⼭吹の初恋の相⼿、遠⼭かな⼦を深川⿇⾐が演じるほか、安藤裕⼦、向⾥祐⾹、安⽥顕、余貴美⼦、柄本明ら幅広い世代の実⼒派俳優たちが集結した。さらに、ヒコロヒーやはなわなど、バラエティに富んだ出演者が脇を固める。
弟の死により現実を⾒なくなった⺟親を筆頭に、家族誰もが”不都合な真実“から⽬をそらし、それぞれの嘘を重ねながら、それでもなお⼀緒に暮らしている“機能不全”の⽻猫家の約30年間を描いた物語は、不完全で、やっかいで、でもどこか愛おしい―そんな家族のかたちを、森ガキ侑⼤監督が丁寧に紡ぎ、観る者の⼼に温かさと優しい希望を届けてくれる。
タリン・ブラックナイト映画祭で撮影賞を受賞︕
世界15⼤映画祭のひとつ、タリン・ブラックナイト映画祭(PÖFF)。2025年11 ⽉7 ⽇から開催されてきた本映画祭が架橋を迎え、公式コンペティション部⾨に選出されていた本作が撮影賞を受賞しました︕現地を訪れていた森ガキ監督は、ワールド・プレミアとなった15 ⽇の公式上映以降、現地の映画⼈たちと交流を続けていた。

本作の上映後には毎回、森ガキ監督へ感想を伝えようとする観客が後を絶たず、「今年観た中で最⾼の映画でした」、「とても楽しくて美しかった」、「普段⾒ている映画は⾳の種類が多すぎる感じがする中で、この映画は普通の⽇常の⾳が反映されたりしていて落ち着いて美しい映画でした」、といったコメントや、「この作品が本当に⼤好きです。物語にすごく⼼を動かされましたし、監督も素晴らしかったです。とてもいい時間でした。時間がゆっくり進む映画だけれど、その分とても胸に響く重みがあります。こういった素晴らしいテーマの映画を作ってくれて、本当にありがとうございます。」といった絶賛の感動コメントや、「すごく考えさせられたし、物語に引き込まれるような感覚がありました。とても美しい体験でした。⽇本映画ならではの感覚を楽しませてもらいました。」といった賞賛の声が多く届いている。

そんな本作がこの度、⾒事撮影賞を受賞し、世界15 ⼤映画祭の⼀つという世界的な場で⾼い評価を獲得した。本作の撮影を担ったのは、⻑年に渡って⽇本映画界を⾒つめ続けてきたレジェンドカメラマンの⼭崎裕(やまざき・ゆたか)。

『ワンダフルライフ(After Life)』(是枝裕和監督/1999) で初めて劇場⽤映画を⼿掛け、以降『Distance』(2001)、『誰も知らない』(2004)、『花よりもなほ』(2006)、『歩いても歩いても』(2008)、『奇跡』(2011)、『海よりもまだ深く』(2016) と是枝作品の多くを担当してきただけでなく、河瀨直美監督の『2つ⽬の窓』など、数々の映画や番組で撮影を担当してきた。全編、原作者・寺地の故郷である佐賀でのロケとなった本作でも、⼟地ならではの優しい空気を映像に映し出し、【⽇本らしく落ち着いていて、詩的で美しい映像】という評価を受け、今回の受賞に繋がった。
『おじいちゃん、死んじゃったって。』で同映画祭のNETPAC AWARD(最優秀アジア映画賞)を受賞して以来、8年ぶりに戻ってきたタリン・ブラックナイト映画祭での結果に森ガキ監督は、「8 年ぶりのタリンブラックナイト映画祭のコンペティションはカンヌ国際映画祭やベルリン、カルロヴィヴァリ国際映画祭などで、受賞をもつ監督たちが参加する映画祭へと変わっていました。そんな映画祭で撮影賞をいただけた事に⼤変嬉しく思います。」とその喜びを明かし、「⼭崎さんと、演出にたいする
撮影⽅法を話している時間が何より尊いと感じました。毎⽇、撮影終わりに2 ⼈で反省会をしたのを覚えています。⼭崎さん、おめでとうございます︕︕」と共に作品を作り上げた⼭崎さんへ、感謝とお祝いの⾔葉を贈っている。
〈森ガキ監督/コメント全⽂〉
8年ぶりのタリンブラックナイト映画祭のコンペティションはカンヌ国際映画祭やベルリン、カルロヴィヴァリ国際映画祭などで、受賞をもつ監督たちが参加する映画祭へと変わっていました。そんな映画祭で撮影賞をいただけた事に⼤変嬉しく思います。
いつも⼭崎さんは、優しく。監督の側で映画にとってこのシーンはこうであるという導きを画で伝えてくるのが、すごく⼼地よい時間でした。⼭崎さんと、演出にたいする撮影⽅法を話している時間が何より尊いと感じました。毎⽇、撮影終わりに2 ⼈で反省会をしたのを覚えています。⼭崎さん、おめでとうございます︕︕
最優秀撮影賞︓⼭崎裕、『架空の⽝と嘘をつく猫』審査員講評
⼭崎裕の静謐な撮影と、作品全体のデザイン、そして視覚的センスが融合し、観客はある家族の葛藤に満ちた世界を、その葛藤とは対照的なシンプルさで描き出す。精緻な構図、抑制されたカメラワーク、そして⾊彩は、まさに⽇本の古典的⼿法であり、登場⼈物たちの抱える問題を誇張や陳腐な表現なしに表現できる、完成された世界へと私たちを誘う。それは優雅で静謐な雰囲気を醸し出し、内⾯の葛藤や感情的な解決への切望を覆い隠し、観客が空⽩を埋めることができるような⾵景を作り出している。
不完全で、やっかいで、でもどこか愛おしい――。そんな家族の“嘘”と“絆”を丁寧に紡いだ映画『架空の⽝と嘘をつく猫』は2026年1⽉9⽇(⾦)より公開予定。今後の続報にご期待ください。
⾼杉真宙
伊藤万理華・深川⿇⾐・安藤裕⼦・向⾥祐⾹・ヒコロヒー
鈴⽊砂⽻・松岡依郁美・森⽥ 想・⾼尾悠希・後藤剛範・⻑友郁真・はなわ
/安⽥ 顕・余 貴美⼦・柄本 明
監督︓森ガキ侑⼤
脚本︓菅野友恵
原作︓寺地はるな『架空の⽝と嘘をつく猫』(中央公論新社刊)
⾳楽︓ Cali Wang
製作︓菊池貞和・津嶋敬介・村松秀信・秋元⺒智雄・森ガキ侑⼤・安部順⼀・指⼭弘雄・友廣⼀雄
プロデューサー︓布川 均・⾚澤賢司(ヒューマックスエンタテインメント)・宮川宗⽣ ラインプロデューサー︓眞保利基
撮影︓⼭崎 裕 照明︓尾下栄治 録⾳︓猪股正幸 美術︓中村三五 編集︓鈴尾啓太 VFX︓須藤公平
スタイリスト︓髙⽊阿友⼦ ヘアメイク︓⻄村佳苗⼦ ⾳響効果︓勝亦さくら 助監督︓鈴⽊雄⼤ 制作担当︓⽻出和也 スチール︓⻄⼭ 勲
映画「架空の⽝と噓をつく猫」製作委員会(ポニーキャニオン・ホリプロ・東映エージエンシー・ヒューマックスエンタテインメント・KUJIRA・中央公論新社・サガテレビ・ビ―プラスト)
制作協⼒︓佐賀県フィルムコミッション
製作幹事・配給︓ポニーキャニオン
制作プロダクション︓ヒューマックスエンタテインメント・ホリプロ
⽂化庁⽂化芸術振興費補助⾦(映画創造活動⽀援事業)独⽴⾏政法⼈⽇本芸術⽂化振興会
©2025 映画「架空の⽝と嘘をつく猫」製作委員会 2025 年/⽇本/125 分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/PG12
2026年1月9日(金)TOHO シネマズ日比谷 他 全国ロードショー
会社概要
株式会社ヒューマックスエンタテインメント
所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー22F
代表者 代表取締役社長 秋元 巳智雄
事業内容 シアター事業/ライブハウス事業/アミューズメント事業/メディア事業/ポストプロダクション事業

