第82回ベネチア国際映画祭での快挙を記念し、母校である大阪ビジュアルアーツ・アカデミーで進路検討者向け凱旋セミナーを開催。世界で活躍する映画監督から、映画の技術・心構えを直接学べる貴重な機会です。
学校法人 21世紀アカデメイアのプレスリリース
学校法人 21世紀アカデメイア(学長:田坂広志、本部:東京都千代田区)が設置するエンターテインメントのイノベーション・カレッジ「大阪ビジュアルアーツ・アカデミー」(校長:工藤久利、所在地:大阪府大阪市)は、2011年度卒業生で、世界三大映画祭である第82回ベネチア国際映画祭で三冠を獲得した映画監督 藤元明緒氏を招き、「世界で活躍する藤元監督による凱旋セミナー」を、2025年12月21日(日)に、大阪ビジュアルアーツ・アカデミーで開催いたします。
映画『LOST LAND/ロストランド』が、本年度のベネチア国際映画祭において、革新的な作品を集めたオリゾンティ部門で、日本人監督として初の審査員特別賞を受賞した藤元監督。
今回のセミナーは、大阪ビジュアルアーツ・アカデミーのオープンキャンパス内で開催します。
藤元監督に映画制作のすべてを語っていただくとともに、実際にカメラを使い、役者の芝居をどのように切り取るのかを学ぶワークショップを実施します。
国際的に高い評価を得た映画監督から直接学べる貴重な機会です。映画業界を志しす高校生・大学生・社会人の皆さんのご参加をお待ちしています。
1.開催の背景
本校は「入学したその日から実社会」を掲げ、映像・映画制作、音響、舞台、声優、デザイン、出版など、幅広いエンターテインメント分野を、徹底的な実践教育を通じ学べる学校です。
今回の凱旋セミナーでは、卒業生の藤元明緒監督をお迎えし、ワークショップを行っていただきます。
藤元監督には2022年度の特別授業でも、放送・映画学科の学生に向けて短編映画制作の指導をご担当いただきました。その際の深い洞察と温かいご指導は多くの学生にとって大きな励みとなり、今回もまた貴重な学びの時間になることを私たちも楽しみにしています。
また、21世紀アカデメイアでは、日本だけでなく世界で活躍する人材を育成する「異文化グローバリスト教育」と、専門技術を生かして社会に貢献するビジネスを起こす「ソーシャル・アートプレナー教育」に取り組んでいます。
藤元監督は、「長年迫害を受けてきたロヒンギャの声を、映画を通して世界に届けたい」という真摯な想いから『LOST LAND/ロストランド』を制作され、国際的な評価を受けられました。その作品づくりに向き合う姿勢は、本学園が大切にしている「専門技術で社会に貢献する」という考え方とも深く重なるものです。
今回のセミナーでは、映画製作におけるテクニックや心構えはもちろんのこと、藤元監督が作品に込めた想い、世界で活躍するための考え方、海外との共同製作や映画を通じて社会課題に挑んだリアルな経験談を、監督自身の言葉で語っていただける貴重な機会となります。
2.開催概要
■日時
2025年12月21日(日)13:00〜16:30(受付開始 12:30)
■場所
大阪ビジュアルアーツ・アカデミー 校舎(住所:大阪市北区曽根崎新地2-5-23)
■対象
高校生、再進学を考えている大学生・社会人、および進路検討者
※オープンキャンパス内での開催のため、本校への進学を検討している方のみご参加できます
■参加方法
参加予約フォームよりお申し込みください
3.藤元明緒さん プロフィール
1988年生まれ、大阪府出身。ビジュアルアーツ専門学校 大阪(現:大阪ビジュアルアーツ・アカデミー) 放送・映画学科で映画制作を学ぶ。
卒業後は、アジアを舞台に海外との合作映画を制作し続けています。
主な作品歴
● 『僕の帰る場所』(2018年)
在日ミャンマー人家族を描いた初長編。
第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門 作品賞、国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞。
33の国際映画祭で上映。
● 『海辺の彼女たち』(2021年)
ベトナム人技能実習生を描いた長編第二作。
PFF 第3回大島渚賞、第26回新藤兼人賞 金賞、第13回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞、第31回日本映画批評家大賞 新人監督賞を受賞。
国際的な登竜門として知られる第68回サンセバスチャン国際映画 新人監督部門に選出されました。
● 『LOST LAND/ロストランド』(2025年)
ロヒンギャ難民の現実を、幼い姉弟の旅路を通して描いた長編第三作。
主演の姉弟を含む200名以上のロヒンギャが出演し、世界初のロヒンギャ語による映画としても注目されました。その深い社会性と表現力が高く評価され、第82回ベネチア国際映画祭で三冠を受賞。
革新的な作品を集めたオリゾンティ部門において、日本人監督として初の審査員特別賞を獲得。さらに、アジア地域の優れた作品に贈られる最優秀アジア映画賞特別表彰、映画批評家から最も高い評価を受けた監督に授与されるビサート・ドーロ賞(金の鰻賞)最優秀監督賞を受賞し、国際的に大きな注目を集めています。2026年4月に日本公開予定です。
4.大阪ビジュアルアーツ・アカデミーについて
テレビ番組制作・映画スタッフ・映像クリエイター・フォトグラファー・デザイン・マスコミ出版・芸能スタッフ・マネージャー・コンサートスタッフ・レコーディングエンジニア・声優・俳優・タレント・ダンサー・ミュージシャン・サウンドクリエイターなど、多彩なジャンルのプロを育成する、エンターテインメント&クリエイティブの総合校です。
現場で使える技術を身につけるなら、現場を知るプロが考案するカリキュラムが一番。機材や楽器も現場と同じものまたは講師のオーダーメイドを使用しています。
現場での実践⼒養成に特化した環境があり、万全の就職・デビューサポートシステムで将来をしっかりとサポート。
75,000⼈以上の卒業⽣は、東京をはじめとした全国各地のエンターテインメント&クリエイティブ業界だけではなく、海外でも活躍をしています。
■公式サイト
https://www.visual-arts-osaka.ac.jp/
■校舎所在地
〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地2-5-23
21世紀アカデメイアについて https://www.akademeia21.com/
第4次産業⾰命が急速に進展し、ロボティクスや人工知能(AI)が社会に広がっていく時代には、人材に求めら
れる条件が根本から変わっていきます。その結果、ただ大学で「知識」を学んだだけの人材は、生き残れません。また、ただ専門学校で「技能」を身につけただけの人材は、活躍できません。
これからの時代、職場や企業、業界や社会において優れたリーダーシップを発揮して活躍する⼈材は 、人間だけが発揮できる高度な能力である「5つのプロフェッショナル⼒」を⾝につけた⼈材であり、この⼈材を、21世紀アカデメイアでは「ファイブ・スター・プロフェッショナル」(Five Stars Professional)と名付け、その育成のための独⾃の実践体験的なカリキュラム、「セブン・ステップ・カリキュラム」を開発し、すべての学⽣に提供しています。