「AIの進化の影で、無自覚に進むマイノリティの排斥」を描いた本ドキュメンタリーは、4つの国際アワードを受賞、8カ国18の映画祭・アートアワードで公式上映／展示が決定しています
株式会社Creator’s NEXTのプレスリリース
現代美術家 窪田望が監督したドキュメンタリー作品『AIが消し去る声』の特別無料での上映と、トークセッションをPivot Tokyo主催「AI BB TOKYO 2025 冬」にて2025年12月24日(水)に開催します。
本作は『AIの進化の影で、無自覚に進むマイノリティの排斥』を描いたドキュメンタリー作品です。AIの専門家である窪田が、生まれつき５本指ではなく暮らす裂手症の当事者やご家族、医療従事者の方々への取材映像を通して「AI社会の背後にある分類の暴力性」を浮かび上がらせます。世界各国の国際映画祭・アートアワードで評価いただき、4つの国際アワードを受賞、8カ国18の映画祭・アートアワードで公式上映／展示が決定しています。
特別上映会では、ドキュメンタリーにご出演くださった裂手症の当事者の方や、そのご家族の方と窪田のトークセッションを開催するほか、鑑賞者の方を含めた皆さまと「AIと倫理」に関するディスカッション なども行う予定です。
■ドキュメンタリー作品『AIが消し去る声』について
▼『AIが消し去る声』予告編(30秒)
生成AIの現場ではよく５本指にならないトピックスが話題になります。エンジニアは、５本指にならない指を5本指にするために大量のGPUや電気代を使ったりしますが、果たしてその行為はただのエラー修正、と記述して良いものなのか？「そこには排斥されているマイノリティの暮らしがあるのではないか。」窪田はそう考え、生まれつき５本指ではなく暮らす裂手症の当事者やご家族、医療従事者の方々に話を伺い、ドキュメンタリー形式の映像作品を制作しました。
出演(敬称略)
浅原ゆき(NPO法人Hand&Foot)
大塚悠(NPO法人Hand&Foot)
川端秀彦(南大阪小児リハビリテーション病院 院長)
すらいむ(インフルエンサー、起業家)
■4つの国際アワードを受賞し、8カ国18の映画祭・アートアワードで公式上映／展示
これまでの国際映画祭・アートアワードでの受賞については下記の通りです。
受賞
CENRETA Art Award(タイ)/Grand Prize(最優秀賞)
ICP Entertainment Film Festival(米国)/Best Humanity Film
Holywood Stage Script Film Competition(米国)/Best Short Documentary
14th Delhi Shorts International Film Fest-25(インド)/Best Documentary
■特別上映会 開催概要
日時：12/24 (水) 10:30 – 11:50
場所：MAGNET BY SHIBUYA 109 7F
主催：Pivot Tokyo株式会社
参加形式：会場参加のみ（オフライン開催）
※オンライン配信・アーカイブ配信はありません。
プログラム：
・《AIが消し去る声》上映
・鑑賞者の方含めたAIと倫理に関するディスカッション
・ NPO法人Hand&Footの代表の浅原ゆきさん、
さらに講演家・インフルエンサーのすらいむさんもお招きし、窪田望とのトークを実施予定。
▼「AI BB TOKYO 2025 冬」とは
最新の AI 技術をビジネスに活用するための最前線を知ることができる国内唯一無二のグローバルイベントです。業界をリードする企業と革新を起こしているスタートアップが集い、最先端の AI ソリューションと実践的なビジネス事例を学びます。参加者は、AIエージェント、予測分析、パーソナライズ、ビジネスインテリジェンスなど、AIが企業に与える影響について深く掘り下げることができます。
https://www.web3bb2025.pivot-tokyo.com/
■現代美術家 窪田望の活動について
コンセプト『外れ値の咆哮』
AIの社会実装事業を推進する企業の経営者としての顔を持ち、国内外に20のAI特許を持つ窪田は、これまでデータ解析やAI 技術を20年来研究してきました。AI開発の現場では入力するデータに異質なデータが混じると良い出力精度が出なくなることがあり、これを外れ値と呼び、通常はこれを排除します。窪田は「社会的マイノリティーなどの生活は無視されて良いはずはないのに、進化の過程で見落とされている」とこれらの実態に疑問を感じました。作品制作を通じて、社会の中で不要とされてきた外れ値の価値を再評価し、本質的価値を浮き上がらせるような表現を追求していこうとしています。