事業会社3社を引受先とし、制作体制の強化とオリジナルIP開発を加速
THINGMEDIA株式会社のプレスリリース
ショートドラマスタジオおよび映像プロダクションを運営するTHINGMEDIA(シングメディア)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中博之、以下「THINGMEDIA」)は、株式会社MIXI(以下「MIXI」)をリード投資家とし、株式会社プレイド(以下「プレイド」)、世界最大級のショートドラマアプリ『DramaBox』を運営するDrama Times株式会社を引受先とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドにて総額2億円の資金調達を実施いたしました。
これにより、ANOBAKA及びニッセイ・キャピタルをリード投資家として実施したシードラウンド(2025年2月)での調達を含めた、累計調達額は3億円となります。
資金調達の背景
ショートドラマ市場はグローバルで急成長を続けており、海外ではアプリ単位で数億ダウンロード規模のプラットフォームが台頭するなど、新しいエンターテインメントの形として定着しつつあります。
THINGMEDIAはこの成長市場において、日本発の良質なコンテンツを世界へ届けるべく、スタジオ機能と制作体制の構築を進めてまいりました。
今回のシリーズAラウンドでは、今後の本格的な事業成長とグローバル展開を見据え、異なる強みを持つ事業会社3社を引受先とする資金調達を実施いたしました。
調達資金の使途
今回調達した資金は、当社が注力すべき「制作体制」および「コンテンツ」への投資に集中させます。
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制作体制の強化(採用): グローバルヒットを生み出すための、優秀なプロデューサーおよび制作チームの採用
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自社作品の開発(コンテンツ): 世界市場をターゲットとした、オリジナルIPおよびショートドラマ作品の制作費
本ラウンドの投資家(敬称略)
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株式会社MIXI
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株式会社プレイド
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Drama Times株式会社(DramaBox)
前回ラウンドの投資家(敬称略)
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株式会社ANOBAKA
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ニッセイ・キャピタル株式会社
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個人投資家
投資家からのコメント
株式会社MIXI コーポレートデベロップメント本部 投資事業部 高橋 雄次郎 氏
ショートドラマは、いまグローバルで急速に拡大している新しいエンターテインメントの形であり、非常に魅力的な市場です。この領域において、THINGMEDIA様がこれまで培われてきた「人の心を動かす高い映像表現力」と、新しいフォーマットに挑戦し続けるチームの姿勢は、世界で勝負できる大きな強みになるとみています。
今回の出資を通じて、日本発の良質なコンテンツが世界へ届き、作品を通じて熱量の高いコミュニティが生まれる未来をご一緒に実現したいと考えています。創り出されるコンテンツがきっかけとなり、世界中で豊かなコミュニケーションが広がっていくことを期待し、同社の挑戦を支援してまいります。
株式会社プレイド 代表取締役CEO 倉橋 健太 氏
私たちのミッションである「データによって人の価値を最大化する」ことを実現するためには、顧客のインサイトを深く理解するデータ分析力と、そのインサイトに基づき人の心を動かすクリエイティブの力が不可欠です。
THINGMEDIA様は、多岐にわたる映像コンテンツの企画・制作において高いプロフェッショナルな能力と豊富な実績をお持ちです。これまでも「KARTE」の魅力を伝えるための映像制作をはじめ、当社のさまざまなコミュニケーションの場面において欠かせないパートナーとしてプロジェクトを共にしてきました。
今回の出資と、PLAID ALPHAのCreative Unitとの連携強化を通じて、THINGMEDIA様が持つクリエイティブの力を、プレイドの顧客企業に対し迅速に提供できる体制を整備します。
これにより、企業のCX変革を、戦略的なデータ活用と訴求力のあるクリエイティブの両面から、より強力にサポートしてまいります。
Drama Times株式会社(DramaBox)于 深 氏
私はこれまで、THINGMEDIA様と密接な協業を続けてまいりました。同社はグローバルで流行しているショートドラマのテンポ感と、日本ならではの美意識・繊細な表現を融合することに挑戦しており、その取り組みには大きな可能性を感じています。
制作の過程でTHINGMEDIA様はチームの育成と制作技術の改善に継続的に取り組み、ショートドラマというジャンルにおいて、着実に専門性と競争力を高めています。私たちはこのチームが将来的にショートドラマ領域においてさらに大きな造詣を築き、業界の新しいジャンルを共に切り拓いていくと確信しています。
ショートドラマに求められるのは、単なる制作技術だけではありません。人間の欲求・感情に対する深い理解、視聴者のニーズを洞察する力、時代性に応える企画力が不可欠です。THINGMEDIA様はこれらすべての要素を兼ね備え、また成長を続けている点にこそ、私たちは大きな魅力と将来性を見出しています。
私たちは、THINGMEDIA様のさらなる発展と市場拡大を強く期待しており、同社の挑戦を今後も全力で支援してまいります。
株式会社ANOBAKA 小林 晃 氏
世の中はすっかりインフレ時代になりました。
私の仮説では、この環境での勝ち筋の一つは新市場の創出ではなく、既存市場の見え方を変えることだと考えております。
THINGMEDIAは、CM制作会社でもショートドラマ制作会社でもありません。映像制作という既存産業を、スタートアップの文脈で再定義しようとしております。
スタートアップやVCは儲からないと言われる時代ですが、いかにもスタートアップ然とした事業だけが答えではない。このTHINGMEDIAの少しスタートアップらしくない形こそが、次のスタートアップだと私は考えています。
乞うご期待!
ニッセイ・キャピタル株式会社 堀田 芽ノ世 氏
THINGMEDIAの挑戦は「映像制作の質」と「スタートアップとしての急成長」を両立させようとする、極めて難易度の高いものです。急成長するショートドラマ市場で、作品が世にどんどん出てくる中で、一貫して質にこだわり、ストイックに制作し続ける姿を、投資して以来、日々見させて頂いており、リスペクトしています!
映像制作のプロフェッショナル集団であるTHINGMEDIAが日本発・スタートアップとして、世界を熱狂させる作品を排出する姿を夢見て、投資家としてTHINGMEDIAの挑戦をこれからも力強く支援していきます!
THINGMEDIA株式会社からのコメント
代表取締役 田中博之
創業以来、私たちは映像制作のプロフェッショナルとして『質』にこだわり続けてきました。ショートドラマという急成長市場においても、最後に勝敗を分けるのはコンテンツの力だと確信しています。
今回、その『つくる力』を信じて投資してくださったみなさまと共に、日本発の良質なドラマを世界へ届ける挑戦ができることを嬉しく思います。最高のクリエイターが集まるスタジオをつくり、世界を熱狂させる作品を生み出してまいります。
取締役 佐藤一樹
THINGMEDIAを田中と始めたときからスタートアップに憧れてました。憧れてるだけでした。
7年自分たちでやってみて自信がついた部分もありますが、その反面、理想には程遠い、足りないと思い、その理想を実現するために、自分たちはスタートアップとしてチャレンジします(というかもうしてます)。
THINGMEDIAはただの映像制作会社で終わらない、偉大な会社になるんです、するんです。楽しんでいきましょう(ガクブル案件)。
THINGMEDIA株式会社について
THINGMEDIA(シングメディア)は、2018年3月に創業した渋谷の映像スタートアップです。
映像制作のプロフェッショナルとして、企業向けの広告・ブランデッドムービー等の企画・制作を手がけ、特にゲームクライアントやデジタルプロダクト領域に強みを持つ「映像プロダクション事業」と、ショートドラマを中心としたIPコンテンツの企画・制作・配信を行う「スタジオ事業」を展開しています。
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名称:THINGMEDIA株式会社
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所在地:〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-20 ZINE YOYOGI-KOEN 4A
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設立:2018年3月16日
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代表者:代表取締役 田中 博之、取締役/プロデューサー 佐藤 一樹
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企業サイト:https://thingmedia.co/