クリプトン・フューチャー・メディア株式会社のプレスリリース
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:伊藤博之、以下クリプトン)は、2025年12月20日(土)・21日(日)に上海静安体育センター(中国上海市)にて、当社バーチャルシンガーたちの3DCGコンサートと企画展を併催する形のイベント「MIKU WITH YOU 2025(未来有你 2025)」が開催されたことをお知らせいたします。コンサートは予定通りの全4公演を実施して、16,000人以上を動員。バーチャルシンガーの『初音ミク』『鏡音リン』『鏡音レン』『巡音ルカ』『MEIKO』『KAITO』が、現地のファンに歌と“世界に拡がる創作文化の楽しさ”を届けました。
2025年のテーマは「魔法学院」!
「MIKU WITH YOU(未来有你)」は、『初音ミク』が10周年を迎えた2017年に中国で発足したコンサート企画です。イベント名には、“未来(ミク)には君がいる”、“未来(ミライ)には君がいる”という意味が込められています。
7回目の実施となった今回のテーマは「魔法学院」。イベントのメインビジュアルはイラストレーター・Rumoonさんによる描きおろしで、テーマソング『Mag1c』は音楽プロデューサー・magensさんが新規制作してくださいました。どちらも現地で活躍されているクリエイターの方です。
また、『初音ミク』たちのパフォーマンスを圧巻の生演奏で支えてくれるバンドメンバーについても、現地のミュージシャン4名が担当してくださいました。
“歌声の楽器”から、世界に拡がる創作文化に寄り添う存在へ。
このたび、コンサートでパフォーマンスを披露した『初音ミク』『鏡音リン』『鏡音レン』『巡音ルカ』『MEIKO』『KAITO』たちは、バーチャルシンガーである前に、音楽制作向けのソフトウェアであります。歌詞とメロディーを入力すれば誰もが簡単に「歌声」を生成できるソフトウェアで、言わば“歌声の楽器”です。パフォーマンス時のバーチャルシンガーとしての姿は、各製品のパッケージに描かれているキャラクター像が元になっています。
多くのクリエイターが『初音ミク』たちの歌声を用いて作った音楽をネット上に投稿したことで、イラスト・歌・ダンスといったような創作の連鎖が起き、言語の壁を超えて世界に拡がる文化現象となりました。そして、『初音ミク』たちはソフトウェアという枠組みを飛び越えて、各製品が使用された楽曲を歌うバーチャルシンガーとしても世界を舞台に活躍するようになりました。
ネットの世界で育まれた『初音ミク』たちの歌声やパフォーマンスは、今後も世界中の皆さまの創作活動に寄り添い続けることでしょう。クリプトンは今後もこの世界に拡がる創作文化を育み続けるために、様々な地域の皆さまと手を取り合いながら進んでまいります。
▼『初音ミク』とは https://piapro.net/
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が2007年に企画・開発した、歌詞とメロディーを入力すると歌わせることができる歌声合成ソフトウェア。パッケージに描かれたキャラクターは、ブルーグリーンのツインテールが特徴的な姿を持つ。本ソフトで作られた音楽がインターネット上に多数投稿されたことでイラスト・歌・ダンスなどの創作の連鎖が拡がり、文化現象となった。
今では「バーチャルシンガー」としても多方面で活躍するようになり、国内では初音ミクたちのライブと創作の楽しさを体験できる企画展を併催したイベント『初音ミク「マジカルミライ」』が、2013年からの累計で58万人以上を動員。2026年はOSAKA、TOKYO、HAMAMATSUの3都市で開催される。また国外では、初音ミクの世界ツアーシリーズ「HATSUNE MIKU EXPO」が、これまでに50都市で120公演を巡演。2025年11月にはシリーズ初のアジアツアーを完走、2026年には北米ツアーを控えている。他にもイベントに限らず、伝統芸能や著名なアーティストとのコラボレーションなど、様々な関連コンテンツが国内外で展開されている。
※ 『鏡音リン』『鏡音レン』『巡音ルカ』『MEIKO』『KAITO』もクリプトン・フューチャー・メディア株式会社が展開するバーチャルシンガー
<会社概要>
会社名:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
代表者:代表取締役 伊藤博之
所在地:〒060-0003 北海道札幌市中央区北3条西4丁目1-1 日本生命札幌ビル11F
設 立:1995年7月
サウンド素材を輸入販売する「音の商社」として創業。得意分野の「音」を探究しながらデジタルコンテンツに関わる事業を展開する中、2007年に歌声合成ソフトウェア『初音ミク』を企画開発した。掲げるミッションは、クリエイターが物事を「ツクル」ための技術やサービス、つくった物事を発表する場を「創る」こと。北海道札幌市から国内外に向けて、4,000万件以上のサウンドコンテンツのライセンス販売をはじめ、音声技術開発、音楽配信プラットホームの開発・運営、キャラクターライセンス事業、ライブ・イベント制作事業、地域を応援するローカルプロジェクトの企画・運営など、多岐にわたるサービス構築・技術開発に取り組んでいる。