Snow Manが席巻、主役は“人”「芸能人着用衣装ランキング2025」発表

──データが示す「人起点のファッション経済」と需要の生まれ方

アイエント株式会社のプレスリリース

OMO(Online Merges with Offline)ソリューションを手掛けるアイエント株式会社(本社:東京都渋谷区神宮前、代表取締役 大森智人)は、ファッションに特化したEC支援やPRプラットフォームを開発・運営しており、自社サービス「コレカウ(有名人の着用衣装が見つかるファッションメディア)」のデータをもとに、2025年にテレビやSNSで注目を集めたタレント・番組・ブランドのファッション人気ランキングを発表しました。

【2025年 ランキング傾向】

2025年は、ファッションの影響度が「ブランド」や「商品」そのものから、「誰のスタイルに共感したか」という視点へと、より明確に現れたランキング結果となりました。

タレント本人の発信や、日常に近いシーンでの着用、継続的な露出が重なることで、その人物のスタイルや価値観に共感したユーザーが行動を起こす——こうした “人起点”の消費行動が、今回のランキング結果に色濃く反映されました。これは、芸能人・タレントの在り方が「メディア出演者」から“ファッションメディアそのもの”に進化したことを意味します。

Snow Manが象徴する「人起点 × 感情消費」の構造

男性・番組・ブランドランキングにおいて、Snow Man、とりわけ佐久間大介さんの存在感が際立つ結果となりました。佐久間さんの着用アイテムが複数の順位を牽引し、「個人 × SNS × メディア露出」の影響力が連動することで、人気が連鎖的に拡大していく構造がこれまで以上に明確になっています。

特筆すべきは、コレカウのユーザーの約8割が女性である点です。

その中で、Snow Manという男性グループがランキング上位を席巻したことは、ファッション消費の軸が「自分のための装い(自己消費)」から、推し活(推しのスタイルを追い、共感し、応援する活動)を起点とする「感情消費」へと変化していることを示す象徴的な現象と言えます。

コレカウユーザーは、自身のコーディネート探しに加え、「推しが着ていたものを知りたい」「推しの世界観に触れたい」という強い動機を持って行動しており、この“感情消費”こそが、検索・話題化・拡散を生み出す原動力となっています。

コレカウが捉える「Emotion Driven Marketing(EDM)」

こうした市場構造を背景に、コレカウが可視化しているのは、

「Emotion Driven Marketing(EDM)」=感情を起点とした行動データです。

誰が、どの文脈で、どのアイテムを身に着けた瞬間に検索需要が生まれたのか。コレカウは、テレビ・SNS・ドラマといったオフライン/オンライン双方の接点を横断し、“人に心が動いた瞬間”をデータとして蓄積・分析しています。

ドラマ×カルチャー×事業成長の象徴的事例

先日話題となった、2001年放送のドラマ『HERO』で木村拓哉さんが着用し大きなトレンドを生んだ「A BATHING APE®」のレザークラシックダウンジャケットが、25周年限定モデルとして復刻された事例からもわかるように、ドラマは一過性にとどまらず、長く愛されるアイテムを生み出す力を持つ媒体であることが改めて印象づけられました。

「A BATHING APE®」がメディアや著名人の着用を通じてカルチャーとして定着し、ブランドとしての価値を積み重ねてきた歩みは、ファッションが“話題”にとどまらず、確かな事業へと成長していくプロセスそのもの。その流れの先で、NIGO®氏が手がけるHUMAN MADEが2025年11月27日に東証グロース市場へ上場したことは、これまでの取り組みの積み重ねが、上場に至る一因となった可能性を示す象徴的な出来事と言えるでしょう

男性有名人衣装人気ランキング

なんと!Snow Manメンバー9名がTOP10入り!

Snow Manの勢いがさらに加速!

今年はなんと、10位以内にSnow Manメンバー9名全員がランキング入りという他のアイドルグループを圧倒する独占状態。グループ全体での露出力 × 個別人気の掛け算により、ファッション市場における影響力の独占的シェアを獲得した結果となりました。

中でも、昨年に続き注目度No.1となった佐久間大介さんの人気はまさに “圧倒的” の一言。2025年もその勢いは止まりません。

■第1位 佐久間大介 さん

圧倒的1位は、予想を裏切らず佐久間大介さん!今年で3年連続の1位を獲得しました。

独自の着こなしセンスは、すでに“ファッションアイコン”として確固たる地位を確立。個性とトレンドを自在に融合させたスタイルは、多くのファンの心を掴み続けています。番組出演に加え、グループ内でも群を抜くSNS発信量が話題を継続させ、着用アイテムへの検索需要を安定的に押し上げています。

SNSに投稿されるたびに、衣装や私服が話題となり、着用ブランドが即座に検索される流れも定着。さらに、『ラヴィット!』で披露されるカジュアルな衣装は、ほぼ毎週ランキング入りするほどの人気ぶりを見せました。

なかでも特に注目を集めたのは、Instagramで使用していた「GLOBE TROTTER」のショルダーバッグ。加えて、たびたび登場している「Acne Studios」のニットや、ハイブランドのバッグ・時計類にも毎回大きな関心が寄せられました。

■第2位 向井康二 さん

昨年の第3位に続き、洋服好きとしての高いセンスが際立った向井康二さんが第2位にランクイン。

SNSで披露される私服や衣装は毎回大きな注目を集め、スタイリングの参考にするファンも多く見られました。

2025年は、日タイ合作映画『(LOVE SONG)』で主演を務めるほか、10月期ドラマ『フェイクマミー』への出演。俳優としての評価も高まり、活躍のフィールドをさらに広げています。

特に人気を集めたのは、『それSnow Manにやらせて下さい』の人気企画・コーディネート対決第3弾「おうちデートコーデ対決」で着用していた「ZARA」のカーディガン。また、Instagramで紹介された愛用のマグカップなど、等身大で親しみやすいアイテムにも多くの関心が寄せられました。

ファッション面はもちろん、俳優としての活躍とあわせて、今後の動向からもますます目が離せません。

■第3位 目黒蓮 さん

映画・ドラマに引っ張りだこの目黒蓮さんが、第3位にランクイン。アイドル、歌手、俳優、モデルと多方面で活躍を続ける中、2025年は特にメディア露出の幅広さが衣装人気に直結する一年となりました。

映画やドラマのプロモーションで見せる端正なスーツスタイルから、CMで披露した柔らかなカジュアルスタイルまで、どのジャンルでも“絵になる”存在感は健在です。

なかでも注目を集めたのは、2025年新年一発目に配信されたSnow ManのYouTubeで着用していたネイビーのニット。ユニセックスで展開されていたこともあり、取り入れやすいアイテムとして“おそろい購入”するファンも多く見られました。

話題作への映画出演に加え、ハリウッドデビューというニュースも飛び込み、そのスケールは国内にとどまらず、目黒蓮さんの存在感は次のフェーズへ。来年以降の展開に大きな注目が集まっています。

なお、TOP10圏外(11位以降)においても、上位にはtimelesz、Hey! Say! JUMP、JO1、Travis Japanといったアイドルグループの名前が並び、男性ランキング全体として、アイドルの影響力が引き続き強い傾向がうかがえます。

女性有名人衣装人気ランキング

小泉今日子さんが堂々の1位に!

キュートでカッコいい――そんな“きょんきょん”は、いつの時代も憧れのファッションアイコン。

■第1位 小泉今日子 さん

ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』で主演を務め、今年ダントツの人気を獲得した小泉今日子さんが堂々の第1位を獲得しました。

シリーズを通して愛されてきた“千明”のキャラクターは、今回も小泉さんの自然体な魅力と重なり合い、スタイリング面でも大きな注目を浴びました。

オフィスではキリッとした印象を与えつつ、どこか抜け感もあるスタイル。一方で、日常やプライベートでは、肩の力を抜いたカジュアルスタイルの中にさりげない華やかさが感じられ、「頑張りすぎないおしゃれ」という大人の余裕を感じさせるコーディネートでした。そのバランス感覚は、多くの女性にとって”理想的な着こなし”そのもの。

年齢を重ねた今だからこそ表現できる自然体のスタイルと、変わらぬ存在感。その両方が共感を呼び、2025年を象徴するトップランナーとなりました。

■第2位 川口春奈 さん

昨年の第2位に続き、2025年も主演作『アンサンブル』で大きな注目を集めた川口春奈さんが、今年も第2位にランクインしました。

本作で演じたのは、冷静沈着で知的な弁護士役。役柄に合わせた端正でミニマルなオフィススタイルが中心となりましたが、ファッションセンスに定評のある川口さんは、おうちシーンやデートシーンでも多彩なコーディネートを披露。

川口さんの持つ凛とした美しさと衣装の相性は抜群で、昨年に続き、衣装人気を安定して牽引する存在感を発揮しています。

中でも特に話題となったのが、川口春奈さんが使用していた「REVOMAX」の水筒。シンプルかつスタイリッシュなデザインが、“リアルに使えるアイテム”として多くの注目を集めました。

また、ファッションアイテムでは「Mila Owen」のスウェットライクニットや、「FRAY I.D」のショートジャケットなど、カジュアルでありながら品の良さと女性らしさを感じさせるアイテムが人気を博しました。

■第3位 多部未華子 さん

ドラマ『対岸の家事』で専業主婦役を演じた多部未華子さんが、第3位にランクインしました。

今回は2歳の娘を育てながら家事に奮闘する“ママ”役。動きやすさを重視したカジュアルスタイルを軸に、やわらかな印象を与えるきれいなカラーのアイテムを取り入れた着こなしが印象的でした。

リアリティのあるスタイルでありながら、可愛らしさと実用性を兼ね備えたコーディネートに共感の声が多数寄せられました。

特に人気を集めたのは、「SHIPS」のパッチワークデニムパンツや「miette」のボーダーロンT、「ZARA」のハートキルティングジャケットなど、日常に取り入れやすい“リアルバイ”アイテム。小物類にも毎回注目が集まり、全身トータルで「真似したい!」という声が相次ぎました。

番組別衣装人気ランキング

ファッション情報の主戦場は“リアルタイム発信”へ完全に移行

リアルタイム・本人投稿・日常感が最大の武器であるSNSが上位を占める結果となりました。

特筆すべきは、TOP10入りした媒体の多くにSnow Manの存在が色濃く関与している点です。

InstagramとXでは佐久間大介さんの投稿が着用アイテム検索を牽引し、YouTubeではSnow Man公式チャンネルでの着用衣装が安定して注目を集めました。

また、バラエティ番組『ラヴィット!』『それSnow Manにやらせて下さい』でも佐久間さんの着用アイテムがランキングに影響。ドラマ『愛の、がっこう。』ではラウールさんの衣装が注目されるなど、メンバーそれぞれの露出が媒体全体の影響力を底上げする結果となっています。Snow Man旋風が媒体ランキングにも直結した一年だったと言えるでしょう。

■第1位 Instagram

ファッション情報を収集する媒体として、今年もInstagramが堂々の第1位を獲得。

昨年に続きトップを維持した背景には、リアルタイム性と情報の即時拡散力があります。タレントやアイドル本人による投稿は、ドラマや番組の放送とほぼ同時に共有され、「今、何を着ているか」「どんなアイテムを使っているか」をダイレクトに伝える情報源として定着しました。

推しのスタイルをいち早くキャッチし、同じアイテムを取り入れること自体が、ファン活動の一部として楽しまれています。

特に佐久間大介さんのInstagram投稿は、公開のたびに着用アイテムへのリクエストが相次ぎ、高い反響を継続的に生み出しています。

■第2位 続・続・最後から二番目の恋

11年ぶりに千明と長倉家の4兄弟が帰ってきた!

熱烈なファンを多く持つこのドラマ、放送を心待ちにしていた方も多かったのではないでしょうか。今回もその期待を裏切ることなく、とにかく笑えて、とにかく泣けて、愛にあふれていました。人生の節目にそっと寄り添ってくれる、そんなドラマでした。

そしてこのドラマの大きな魅力のひとつが、小泉今日子さん演じる“千明”のファッション。オンでもオフでも、どのスタイルにも千明らしさが詰まっていて、見ているだけで気分が上がるコーディネートばかりでした。洋服以外にも小物も注目されました。中でもバッグは真似しやすかったのではないでしょうか。「LASTFRAME」や「Beyond The Vines」、「MICHAEL MICHAEL KORS」のバッグは、さりげなく彩りを添える差し色アイテムとしてコーディネートを華やかにしていました。

■第3位 YouTube

YouTubeが”推し活を楽しむための定番コンテンツ”として、安定した支持を集める結果となりました。

企画動画やVlog、舞台裏映像など、推しの素顔や日常を感じられるコンテンツが多く、ファンにとっては欠かせない情報源となっています。

全身の雰囲気や着こなしの空気感が伝わりやすく、「この時着ていた服」「この動画で使っていたアイテム」といった形で記憶に残りやすい点も支持につながっています。

推しの活動や人柄を楽しむ中で、結果的に衣装や私服も注目される——YouTubeは、推し活と衣装人気が自然に結びつく場として確立しています。

Snow Man公式、Aぇ! group公式YouTubeでの発信が特に高い反響を集め、動画内の衣装・私服がファンの注目を集めました。

ブランド衣装人気ランキング

ランキング上位の常連ブランドに加え、今年は大幅なジャンプアップを果たしたブランドも登場!

ハイブランドは引き続き安定した人気を保ちながら、若年層からの注目度も高く、ランキング全体において存在感を放つ結果となりました。

■第1位 MAISON SPECIAL

昨年2位からついにトップへ。トレンドを牽引し続けるMAISON SPECIALが、今年第1位に輝きました。

今季も「ドラマ×バラエティ×SNS」の全方位で著名人が着用し、そのたびに大きな反響を獲得。モードとカジュアルを融合したエッジィなデザインは、ファッショニスタからも高い支持を集めています。

中でも特に注目を集めたのは、ドラマ『アンサンブル』で川口春奈さんが着用していたアシンメトリーコクーンパンツ。モード感のあるデザインが、装いのアクセントとして強く印象に残りました。

さらに、『ラヴィット!』で佐久間大介さんが着用した花のデザインをあしらったカーディガンも話題に。テレビ映え・SNS映えの両面で存在感を放つ、まさにMAISON SPECIALらしいアイテムが人気を集めました。

■第2位 CHROME HEARTS

今年のランキングで最大のサプライズとなったのが、CHROME HEARTSの大躍進です。

圧倒的な存在感と唯一無二の世界観で支持を広げ続ける同ブランドが、昨年の112位から一気に第2位へと急浮上しました。

注目を集めたのは、佐久間大介さんがInstagramで着用していたチェック柄のジャケット。アウターに限らず、ジュエリーや財布、カットソーなど幅広いアイテムを着用しており、そのたびに大きな反響を呼びました。さらに、末澤誠也さん(Aぇ! group)、山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)、松倉海斗さん(Travis Japan)など、多くの著名人が愛用していることも話題に。

著名人の着用をきっかけにブランドへの関心が高まり、今年のランキング上位入りを後押しする結果となりました。

ブランド起点の情報発信に限らず、著名人の着用を契機に関心が加速し、検索や購買意欲の高まりへつながった可能性がうかがえます。いわば、タレントの着用・発信を起点に認知と関心が伸長する「タレントドリブン成長」の一例と言えるでしょう。

■第3位 HERMES

昨年11位からトップ3入りを果たしたHERMES。

タイムレスで美しいプロダクトは長年にわたり多くのファンを魅了し、その揺るぎないブランド力が今年のランキング上位進出につながりました。多くの消費者の“憧れ”を掻き立てる存在であり続けています。中でも大きな話題となったのは、2位に続き佐久間大介さんの愛用アイテム。Xで使用していたバッグやカーディガン、ジュエリーなどが注目を集め、バッグに関しては複数のシリーズを所有していることも話題となりました。

そのほかにも、渡辺翔太さん(Snow Man)や向井康二さん(Snow Man)など、著名人による着用が相次ぎ、幅広い層に支持されるハイブランドでありながら、特に“男性の愛用品”としての存在感が強く印象づけられる結果となりました。

こうした動きは、ハイブランドが「女性の憧れ」にとどまらず、男性人気の象徴へと進化していることを示唆しています。

コレカウが提供する人気ブランド/タレント/番組のデータとは?

メディアに登場した有名人の着用アイテムが見つかるファッションメディア「コレカウ(https://www.korecow.jp/)」では、掲載コンテンツ情報をもとに独自のデータ収集システムで集計・分析を行っています。

エンドユーザーからのリクエストや話題性の高い番組を中心にコンテンツを収集しており、2025年の掲載コンテンツ数は約27,000件。累計UUは1,100万人規模に達しています。

また、オンラインショールーム「STYLIA(https://stylia.korecow.jp/about/)」で取得した衣装データも活用しデータ基盤を拡充しています。

コレカウが保有する「27,000件の着用データ × 1,100万人規模のユーザー行動データ」は、「誰が・どの瞬間に・何を着たときに検索需要が生まれるのか」を可視化できる希少な行動データです。

これにより、リアルタイムでのファッショントレンド分析に加え、ドラマ制作と企業タイアップの企画検討、ブランドにおける着用露出のROI検証、さらにはSTYLIAとの連動による「タレント×ブランド」の効果測定など多角的な活用が可能となります。

コレカウは、PR・マーケティング領域において“人起点の消費行動”を捉える、独自性の高い市場指標としての価値を提供しています。

【アイエント株式会社について】

会社名:アイエント株式会社

HP:https://ient.co.jp/

代表取締役:大森智人

資本金: 100百万円

所在地:東京都渋谷区神宮前6-18-3 7F

サービス:

・有名人着用衣装が見つかるファッションメディア「コレカウ」( http://www.korecow.jp )

・オンラインショールーム「STYLIA」( https://stylia.korecow.jp/about/ )

・最低限のリスクでファッションECモール出店「perky room」( http://perkyroom.ient.co.jp/ )

・SaaS型伝票レスシステム「POPPO」( https://e-poppo.com/pr/ )

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