【国立文楽劇場】初春文楽公演 年のはじめはブンラクで!

第2部『新薄雪物語』は28年ぶりの上演!

文化庁のプレスリリース

初春文楽公演(国立文楽劇場)

来年1月3日に初日を迎える国立文楽劇場新年恒例の「初春文楽公演」。

今回は28年ぶりの上演となる時代物の名作『新薄雪物語』をはじめ、見ごたえのある演目を上演します。

◆第1部 『寿式三番叟』『摂州合邦辻』

 第1部は祝いの言葉に乗って人形が舞い踊る『寿式三番叟』で幕を開けます。続いて、『摂州合邦辻』を上演。高安家の後妻・玉手御前は、義理の息子に道ならぬ恋をしかけます。玉手の父・合邦は娘に怒り、刺してしまいますが、虫の息となった玉手御前は驚くべき告白をするのです……。苦しい息の下で真実を明かす場面に注目です。

寿式三番叟
摂州合邦辻

◆第2部 『新薄雪物語』

 第2部は28年ぶりの上演となる時代物の名作『新薄雪物語』をお届けします。満開の桜が咲き誇る清水寺で恋に落ちた園部左衛門と薄雪姫。2人は鎌倉将軍家を背景とする勢力争いに巻き込まれ、謀反の疑いをかけられます。我が子を救うために2人の親たちが下した決断とは……。本心を隠し命がけで立ち向かう親たちの姿が見どころです。

新薄雪物語「清水寺の段」
新薄雪物語「園部兵衛屋敷の段」

◆第3部 『壺坂観音霊験記』『連獅子』

 第3部は、視力を失った沢市と妻お里の夫婦愛を描いた『壺坂観音霊験記』と、歌舞伎でも有名な『連獅子』を上演します。映画「国宝」でも取り上げられた『連獅子』。歌舞伎のよくある演出では、親獅子(父)と子獅子のみ登場しますが、文楽では母を加えて雄獅子、雌獅子、子獅子と三頭の獅子が舞います。三頭揃った毛振りは必見です。文楽劇場では20年ぶりの上演となります。

壺坂観音霊験記
連獅子

 国立文楽劇場では、毎年お正月の縁起物「にらみ鯛」「大凧」を舞台上部に設置しております。令和8年の大凧の干支文字は、「今年の漢字」を清水寺の舞台で毎年揮毫されている清水寺貫主の森清範様にお書きいただきました。また、3日から7日まではご来場の方限定でオリジナル手ぬぐいを抽選でプレゼントします。新年の雰囲気を味わいながら、年のはじめに文楽はいかがでしょうか?


令和8年初春文楽公演(国立文楽劇場)

◆演目と公演時間

・第1部 午前11時開演(午後1時50分終演予定)

『寿式三番叟』 『摂州合邦辻』

・第2部 午後2時30分開演(午後5時20分終演予定)

『新薄雪物語』

・第3部 午後6時開演(午後7時50分終演予定)

『壺坂観音霊験記』『連獅子』

◆料金<全席均一・税込>

・第1部…一般6,500円(学生4,600円)

・第2部…一般6,500円(学生4,600円)

・第3部…一般6,000円(学生4,200円)

※障害者の方と介護者1名は2割引です(他の割引と併用不可)。

※インターネットでも学生料金・障害者割引による申し込みが可能です。

◆チケットのお申込み

 国立劇場チケットセンター

 [電話予約](午前10時~午後6時) 0570-07-9900 03-3230-3000(一部IP電話等) 

 [インターネット予約]国立劇場チケットセンター https://ticket.ntj.jac.go.jp/

 ※電話予約は12月29日(月)~1月1日(木・祝)まで休業いたします。

◆公演情報詳細

 https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2025/2026bunraku01/

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