新年の静けさに、祈りと記憶を重ねて。ショートドラマ『いつか…いつの日か…』全3話公開。
ネクスターホールディングス株式会社のプレスリリース
◻︎トーキョークリエイティスト株式会社
■はじめに
皆様、新年明けましておめでとうございます。
本作は、初詣から始まるこの一年のはじまりに、少しだけ心の片隅に置いておいてほしい――そんな思いから、この作品は生まれました。
昨年は終戦から80年、そして昭和100年という節目の年でもありました。世界に目を向ければ、いまなお緊張が続き、「本当の意味での平和」はまだ遠い――そう感じることも少なくありません。
それでも今日、こうして好きな人たちと食卓を囲み、笑える日常がある。その日常は、先人の方々が望み、託した希望の延長線上にあります。
このお正月に、あらためて。そして自戒の意を込めて――2026年のはじまりに、少しだけ長く綴らせていただきました。
■本作のコンセプト
・歴史的解釈の尊重:当時は、「生き残ること」が必ずしも良いとはされなかったが、生き残ってしまった葛藤など、教科書には載らない人々の心情にも注視し、歴史の多角的な側面を伝えることを意識しました。
・神社の背景と現代社会への問いかけ:現在は「パワースポット」として親しまれている神社も、その成り立ちには多くの悲劇や切実な祈りが込められています。現代の平和な日常と、かつての過酷な背景を対比させることで、私たちが享受している現代の豊かさを見つめ直す機会を創出したいと考えました。
・最新のAI技術による臨場感の創出:生成AIを活用した独自のビジュアル手法を導入し、従来のショートドラマの映像表現では難しかった緻密な情景描写を実現しました。最新技術と歴史的考証を融合させることで、当時の空気感を再現し、視聴者が物語の世界へより入り込める体験を提供します。
■ストーリー概要
現代の日常を生きるコハルは、友人のイコと共に金運目当てで神社を訪れるが、そこで軍服姿の男・タケシと衝突する。その瞬間、彼女の視界には過去の幻影が流れ込み、帰宅後、母から「生きて帰ることが良しとされなかった」時代の真実を聞かされる。
自分が無自覚に過ごしてきた「今」という未来が、かつて誰かにとっては命を懸けて願ったものだったと知ったコハル。日常は何も変わらないまま、彼女の中には確かな感情の変化が生まれていく。
◾️劇中の大網神社について
本作に登場する「大網神社」は、東京・日本橋界隈の一角に鎮座し、「強運厄除」や“銭を清める井”の信仰で親しまれる小さな社に着想を得て、物語のために再構成した架空の神社です。出征奉告祭で授かった御守により出征兵士が無事に帰還したこと、そして1945年3月10日の東京大空襲の際にも社殿を含む境内が戦災を免れたこと――そうした“祈りと記憶”のエピソードを、本作の世界観として織り込みました。
また、ロケーション協力として撮影にご協力いただいた根津神社も、戦災の記憶と復興の歴史を今に伝える社です。1945年1月28日の空襲の記録が残り、被災した社殿の修復後には境内のつつじが増植され、いまも季節の彩りとして受け継がれています。 さらに千本鳥居と、奥の境内には稲荷社も鎮座し、都心にありながら静かな“歴史の足跡”が息づいています。
■作品概要
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作品名 |
いつか•••いつの日か••• ― 終戦80年後の睦月 ― |
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配信開始日時 |
2026年1月1日(水)00:30 |
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配信先 |
TikTok:https://www.tiktok.com/@nexter_nippon YouTube:https://www.youtube.com/@miyu.61 Instagram:https://www.instagram.com/nexter_tokyo/ |
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出演 |
吉井琴春(コハル 役)、長瀬将暉(タケシ 役)、宮川委子(イコ 役)、他 |
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制作スタッフ |
監督|原案|脚本:細田悠巨 カメラ:大塚郁 音声音響:雨宮玲 ヘアメイク:木村浩也 |
■出演者コメント
吉井琴春(コハル 役)
今作の時代背景を知れば知るほど、当時の空気や重みを軽々しく想像することはできないと感じるようになりました。役者として、当時のその人物が何を背負い、何を信じて生きていたのかを考え続けながら、撮影に臨みました。
死を美徳とした時代を生きた人々の想いや感情を表現することは、決して簡単なことではありませんでした。先人の歩んできた経験に触れながら、自身の中に生まれる感情の揺れを大切にし、感謝と敬意を込めて演じています。
Instagram : https://www.instagram.com/koharu.441
長瀬将暉(タケシ 役)
この役を通して、戦時中を生きた男性たちが、どんな覚悟や迷いを抱えながら日々を過ごしていたのかを考える時間になりました。演じていく中で、現代を生きる私たちには簡単に理解できない価値観や生き方が、胸の奥に重く残り、今ある生活が決して当たり前ではないことを強く意識させられました。その思いを噛みしめながら向き合った作品です。
Instagram : https://www.instagram.com/mabo_yuzu
TikTok : https://www.tiktok.com/@mabo_yuzu
宮川委子(イコ 役)
この作品に触れて、普段の生活の中で置き去りにしていた感情や、目を向けないまま過ごしてきた思いに、ふと立ち止まらせてもらいました。忘れてはいけない感情を思い出させてくれます。過去の出来事を描きながらも、現代を生きる私たちの選択や日常につながる形で描かれている点がとても印象的で、短い時間の中でも自然と「自分ごと」として引き寄せられ、静かに考えさせられる作品だと感じています。
Instagram :https://www.instagram.com/ikoicheko1031
TikTok : https://www.tiktok.com/@ikoicheko
■制作体制について
ネクスター株式会社が運営する制作スタジオ「 製作委員会 TOKYO creatist 」では、より多角的な視点から物語を届けるため、新たに二つの軸を立ち上げました。
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Nexter_Nippon(ネクスター・ニッポン): 本作のように、日本の歴史や伝統、文化的な背景に光を当て、令和時代の再解釈を加えてドラマ化するプロジェクト。
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Nexter_Tokyo(ネクスター・トーキョー): 皆様の身近な体験談や実話をベースに、現代のリアルを切り取った作品を投稿するプロジェクト。
私たちは、この二つの軸を通じて、時代を超えた普遍的な感動と、今を生きる人々の共感を呼ぶコンテンツを制作し続けてまいります。
※Nexter_Tokyo作品は2026年1月下旬に公開予定
◾️関係者からのご挨拶
General Manager:加藤誠也
本作は、終戦から80年という節目の年に制作された作品です。
今回私は、物語全体のプロット考案や演出面に携わりました。
史実をもとに作品をつくる過程で、当時は美徳とされていた価値観と、現代を生きる私たちの感覚との間に大きな隔たりがあることを強く感じました。そのギャップこそが、今あらためて向き合うべきテーマだと考え、作品の中に落とし込んでいます。
短い作品ではありますが、見る人それぞれの立場や経験によって、異なる受け取り方ができる内容になっていると思います。
クリエイター(カメラ・動画編集):大塚郁
本作では、編集・助監督・カメラと、複数の立場で制作に関わりました。現場では、物語や感情の流れを止めないことを最優先に考えながら、撮影から編集まで一貫して作品と向き合っています。
短い尺の中でも、過去と現代が静かに重なる瞬間や、言葉にならない余韻がきちんと残るよう、細かな判断を積み重ねました。それぞれの役割を行き来しながら、作品全体の温度を保つことを意識しています。
クリエイター(音響・動画編集):雨宮玲
本作の音響では、感情を強く押し出すのではなく、映像や物語にそっと寄り添うことを意識しました。静けさの中にある音や、わずかな環境音の変化が、登場人物の心情や時代の空気を感じさせるよう、一つひとつ丁寧に調整しています。
音が前に出すぎることなく、それでも確かに何かが残る。そんな距離感を大切にしながら、作品全体の余韻を支えました。
ヘアメイク:木村浩也
本作のヘアメイクでは、時代や役柄を強く主張しすぎないことを大切にしながら、人物がその時代を生きているように見えるリアリティを意識しました。特に戦時中を生きる人物については、汚しメイクや質感表現において、映画『国宝』などの作品で用いられている技術や考え方も参考にしています。
装いが説明になってしまわないよう細部まで調整し、表情や佇まいが自然に映ることで、物語の世界観を静かに支えられればと考えました。
本件に対する問い合わせ
会社名:トーキョークリエイティスト株式会社
役職:General Manager 加藤 誠也(カトウ セイヤ)
メールアドレス: seiya@nexter.tokyo
「 TOKYO creatist 」について
2008年、各ジャンルの世界チャンピオンや日本チャンピオンといったトップパフォーマーが集結し、パフォーマンス界に新たな風を起こす集団として「 TOKYO creatist 」が誕生しました。
その後、2017年にはインフルエンサー集団として再構築され、「インフルエンサーサミット」や「ビジョビ」、インスタグラマー発のD2Cブランド、YouTubeを活用したIPプロジェクトなど、時代に合わせて多様なスタイルへと進化。
そして2025年。「 TOKYO creatist 」は、エンタメとSNSを融合した “ショートドラマスタジオ” として再び走り出しました。
当スタジオでは、「 感を、動する。-To Move Your Heart !- 」をフィロソフィーに掲げ、語り継がれてきた既存の物語や伝統文化、体験談などを「 令和時代の物語 」として再解釈したドラマを制作しています。量産され消費されるショート動画ではなく、現代の感性に寄り添った心に残る作品を創り出すことを今後も目指してまいります。
ネクスターブランドゥホールディングスについて
ネクスターブランドゥホールディングスは、15期目を迎えるネクスター株式会社(SNSマーケティング)を主軸に、グループ会社では、システムコンサルティング、農林漁村発イノベーション(6次産業化支援)、創業20年の公的機関・金融機関に実績豊富なクリエイティブ制作、Web/アプリ開発支援、UGC、共創IP・縦型ショートドラマ製作スタジオ、D2C/P2Cブランド事業、創業10年の和製マーラータン事業など、ソーシャルメディアを中心とした多岐にわたる事業の純粋持株会社です。
事業会社名 : トーキョークリエイティスト株式会社 (共創IP・縦型ショートドラマ製作スタジオ事業)
持株会社名 : ネクスターブランドゥホールディングス 株式会社
英語表記 : Nexter Inc. |Nexter bran-do Holdings.
本社所在地 : 東京都 新宿区 大久保 3-8-3 住友不動産新宿ガーデンタワー LaTour Shinjuku Garden 29F
責任者名 : 代表取締役社長CEO 細田悠巨、執行役員CBO 伊藤実祐
スタッフ数 : 47名(グループ合計・業務委託、アルバイト含む)
資本金 : 1億 2,428万 4,842円(グループ合計・資本準備金含む)
公式HP : https://nexter.tokyo/
公式Twitter : @nexter_tokyo https://twitter.com/nexter_tokyo
公式Instagram : @nexter_tokyo https://www.instagram.com/nexter_tokyo/
注: 本記事内のデータはすべて実績値に基づいています。詳細については、ネクスター株式会社までお気軽にお問い合わせください。