カスタマークラウドは、2026年を「第二創業元年」と定め、AGI時代を前提とした価値創出を社会インフラへと実装する新たな挑戦を開始。日本発のグローバルAIスタートアップとして、渋谷を起点に世界へと展開
カスタマークラウド株式会社のプレスリリース
カスタマークラウド株式会社(代表取締役社長:木下寛士、本社:渋谷スクランブルスクエア)は、経営者・起業家のトップメッセージを生成AIアバターとして設計・映像化する取り組みの一環として、グローバルパートナーズ株式会社と協業し、創業者社長・ゾス山本による「2026年 年頭メッセージ」生成AI動画を制作・公開した。
本取り組みは、年頭所感という象徴的なトップメッセージを、実写撮影ではなく生成AIによって表現する試みであり、年始コミュニケーションの新たな実装モデルを示すものとなる。
年頭所感に生成AIという選択
年頭所感は、新年の始まりにあたり、経営者やリーダーが社会や関係者へ向けて方針や意思を示す、日本において長く続く慣例行事である。一方で、撮影やスケジュール調整、発信手法の制約などから、形式が固定化しやすい側面もあった。
今回のゾス山本による年頭メッセージでは、生成AIアバターを用いることで、実写撮影を前提としない年頭所感という新たな形式を採用している。
「若者・企業・世界」をつなぐ年頭メッセージをAIで可視化
ゾス山本は、20代で上場企業取締役、30代で常務取締役を務めた後、若者・企業・グローバル市場を横断する支援に取り組んできた。
本年頭メッセージでは、これまで講演や対談の場で語られてきた思想や価値観をもとに、
「若者への視点」「企業の役割」「世界との向き合い方」を軸とした内容を、生成AIによって構造化・映像化している。
AIアバターは、ゾス山本の語り口や思考テンポを反映する形で設計され、2026年に向けたメッセージを伝える。
実写に依存しない年始コミュニケーション
本取り組みでは、以下を前提とした設計を採用している。
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撮影環境を必要としない制作プロセス
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メッセージ内容の更新・再編集
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多言語化や短尺クリップへの展開
これにより、年頭所感を「一度きりの挨拶」に留めず、用途や対象に応じて展開可能な年始コミュニケーション資産として活用することが可能となる。
年頭所感の「資産化」が進む
生成AI動画の活用により、年頭所感は単なる年始の儀礼から、
再利用・再配信可能なトップメッセージ資産へと変化しつつある。
年頭所感という慣例行事のアップデートへ
本取り組みは、生成AIを効率化の手段としてではなく、
経営思想や社会への視座を拡張するためのメディアとして活用する事例である。
年頭所感という慣例的な行事においても、テクノロジーの進化とともに、
その表現形式や発信のあり方は再定義されつつある。
ゾス山本(山本 康二)
グローバルパートナーズ株式会社 創業者・代表取締役社長。
通称「ゾス山本」。
20代で光通信取締役、30代で常務取締役を歴任。
若者・企業・グローバル市場をつなぐ活動を軸に、
次世代の経営・教育・コミュニケーションのあり方を探求している。
年頭所感|渋谷から世界へ、羽ばたけ。
2026年、カスタマークラウドは次の成長フェーズへ移行します。
私たちはこの年を「第二創業」と位置づけ、バリュエーションを軸とした、グローバルスタンダードでの事業展開へ本格的に移行します。
これは、事業モデル・組織・プロダクトを、資本市場の評価軸に適合させるフェーズへの転換を意味します。
当社が開発・展開するAGI技術は、もはや技術優位性そのものを競う段階にはありません。
それは、事業をスケールさせるための前提条件であり、今後の競争力は、技術をいかに再現性のある事業構造に組み込めるかによって決まります。
私たちが重視しているのは、AGIを単体のプロダクトとして提供することではなく、産業の中で継続的に価値を生み出す仕組みとして実装することです。
この考え方のもと、カスタマークラウドではAIを人の補助ではなく、開発・運用・改善を自律的に駆動する主体として位置づけ、2025年より世界に先駆けて実サービスへの組み込みを進めてきました。
このアプローチを、私たちは「AGI駆動開発(AIネーティブ開発)」と定義しています。
AGI駆動開発では、AIが自律的にシステム開発を担い、運用データを学習し、改善を継続的に回すことで、開発生産性・運用効率・品質が時間とともに逓増する構造を実現します。
この仕組みはすでに CC AGI 上で実運用されており、プロダクトや顧客ごとに個別最適化する従来型モデルから、スケーラブルかつ高い収益性を前提とした事業モデルへの転換を進めています。
当社が目指すのは、単発の受託やライセンス提供ではなく、継続的なARR成長と、ユニットエコノミクスが改善し続ける事業構造です。
AGIを「人間を超える存在」として語るのではなく、実用的な汎用知能として、産業の中で機能させること。それが私たちの立場であり、AI生産工場という形で社会実装を進めてきた理由です。
そのために、戦略・技術・デザイン、そしてAIによる実装と運用を分断せず、一体のオペレーティングモデルとして設計しています。
事業展開においては、国内市場に閉じることなく、当初からグローバルスタンダードを前提とした設計・展開を行っています。
「ビットバレー2.0」は、その象徴的な取り組みです。
渋谷を起点に、AIを「点」ではなく「面」として展開し、日本のAI産業をグローバル市場と直接接続するエコシステムを構築しています。
これまで当社は、
・AI生産工場による開発・運用の自動化基盤
・ローカルLLMおよび国家AI基盤との接続
・AGI技術と金融インフラを前提とした事業設計
これらを軸に、横展開可能な基盤型アセットを構築してきました。
さらに、大使館や各国機関との連携を通じ、国家レベルの需要と市場ニーズを往復しながら、中長期での事業拡張と市場浸透を見据えた展開を進めています。
今後は、「連結経営」という考え方のもと、複数事業・複数プロダクトを束ね、全体としての成長率と企業価値が加速する構造を一層強化していきます。
2026年は、カスタマークラウドが「技術主導のスタートアップ」から「評価され続けるAIプラットフォーム企業」へ移行する一年です。
日本には、世界で通用する才能があります。
必要なのは、その力が集い、交わり、価値へと転換される「場」です。
2026年。
渋谷から世界へ。
その一歩を、私たちは現実にします。
カスタマークラウド株式会社
代表取締役社長
木下 寛士
木下 寛士(きのした・ひろし)
・カスタマークラウド株式会社 代表取締役社長
・BytePlus グローバル公式パートナー
「渋谷から世界へ。」を掲げ、日本のAI産業を再構築することをミッションに、米国・中国をはじめとする世界各国のAIエコシステムをつなぐグローバルハブとして事業を展開。AGI、Local LLM、エージェント技術を軸に、AIを企業経営・社会基盤へ取り込む経営者として活動している。
2018年の創業以来、AI・DX支援を通じて、日本を代表する大企業から成長企業まで幅広い変革をリード。世界最先端のAIクラウドインフラ「BytePlus」や、次世代コラボレーション基盤「Lark」の公式パートナーとして、日本企業への展開を推進してきた。
AI生産工場の AI Dreams Factory をリリースし、AIプロダクトを継続的に生み出す生産体制と、グローバルAIコミュニティを結ぶメディア・人材・国家連携のエコシステムを構築。米国・中国に加え、アジア、アフリカ、その他の国々の大使館やグローバル企業との連携を通じ、日本発のAI産業を世界へ発信している。
2025年11月、「ビットバレー2.0構想」を正式始動。渋谷を起点に、日本のAI産業を点ではなく“面”として再編し、次世代の産業基盤を創出することに挑戦している。
▼ AIアバターによる新年メッセージ特設ページ(年頭所感LP)
年頭所感をAIアバターで生成・配信する取り組みの概要、参加者情報、公開コンテンツを掲載
https://www.customercloud.co.jp/event/aiavatargen/newyear2026/campaign/
※カスタマークラウド、生成AIアバターの年頭所感キャンペーンを日本で初展開
https://chatgpt.com/share/695450eb-e944-8011-81e7-4f7867307800
