クラシックの美しさと現代の洗練。世界最高峰の舞台を大スクリーンで―「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」永遠の名作から斬新な新演出まで、豪華ラインナップが勢ぞろい!
東宝東和株式会社のプレスリリース
ロイヤル・バレエ『リーズの結婚』の公開を記念してスペシャルトークショーを開催!
バレエ演出振付家・山本康介が今シーズンの魅力を語り尽くす!
『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26』
バレエ第一弾「リーズの結婚」スペシャルトークイベント
日時:1月16日(金) 19:00~19:30 ※上映前
会場:TOHOシネマズ 日本橋 スクリーン8(東京都中央区日本橋室町2丁目3−1 コレド室町2 3F)
ゲスト(敬称略):山本康介(バレエ演出振付家/洗足学園音楽大学教授)
司会(敬称略):森菜穂美(舞踊評論家/シネマ字幕監修)
英国ロイヤル・バレエ&オペラの名作舞台を映画館で楽しめる『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26』。そのバレエ第一弾となる『リーズの結婚』の上映を前に、スペシャルトークイベントが1月16日、TOHOシネマズ 日本橋にて開催された。本イベントは19時からの上映回に先立ち実施され、会場には作品を心待ちにする多くの観客が来場。上映前とは思えないほどの熱気に包まれる中、舞踊評論家で本シリーズのシネマ字幕監修も務める森菜穂美が司会として登壇し、トークショーがスタート。ゲストとして登壇したのは、バレエ演出振付家/洗足学園音楽大学教授で元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団、元ファースト・ソリストの山本康介。ローザンヌ国際バレエコンクールのテレビ放映の解説を担当し、著書「英国バレエの世界」を出版するほど、英国バレエを知り尽くした山本だからこその視点で、本作の見どころから2025/26シーズンのラインナップに至るまで英国ロイヤルの魅力について幅広く語ってくれた。
山本は、司会の森から『リーズの結婚』の感想を尋ねられると、「とても役柄に合っていると思いました。主役のコーラスを演じたマルセリーノはアクティブな人で、リーズ役のフランチェスカともとても仲が良い。2人の自然なやりとりや仕草が、そのままバレエに反映していると感じました」と、キャスト陣へ称賛を送った。山本は、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団時代にコーラス役を演じており、『リーズの結婚』の振付を手掛けた名匠フレデリック・アシュトンと直接仕事をしていた芸術監督のデイヴィッド・ビントレーから指導を受けていたと話す。当時を振り返り、「僕は17歳でバレエ団に入りました。当時、日本人は演技派というよりきちんとしたステップを踏みながらそつなくテニックをこなす人という認識だった。その中でデイヴィッドは僕にドラマ性を見出してくれました。2幕にフルートボーイという役があるんですが、イギリスではその役をやる小さい男の子は出世頭になると言われていて、その後、突然準主役のアラン役に抜擢されたんです。最初は役の重みを分かっていなかったので「金髪のカツラ被るのが嫌だな」くらいにしか思っていませんでしたが(笑)。けれど、1つずつ動きを分解しながら練習を重ねると、演じる楽しさを感じるようになりました」と、恩師との思い出を振り返りながら、演じることの楽しさを見出した瞬間を明かした。
さらに山本は以前、デイヴィッドにアシュトンの印象を尋ねたことがあると話す。「彼は全然厳しくなくて、お芝居に関して絶対こうしろと指示するようなことはなかった。ダンサーの感情を優先して、自然に気持ちが沸き上がってくるように誘導するような振付家だったと話してくれました」と振り返った。山本は自身が手掛ける振付にもアシュトンの要素を取り入れていることを明かし、「フレッド・ステップというのが、フレデリック・アシュトンの作品の中には必ず出てきて、自分の振付にも取り入れているんです。アシュトンの作品を観る機会があったら皆さん是非探してみてください。「ウォーリーを探せ」みたいに見つけてもらえたら面白いんじゃないかな」と話し、これから本編を鑑賞する観客へメッセージを送った。さらに、本作の見どころについて山本は「『リーズの結婚』は日常を描いた作品で、不幸事もないし悪者もいない。とても平穏でファミリー的な物語で、今の世の中に必要な作品だと思います。古い要素を持っているバレエ作品で、マリウス・プティパの古典バレエの踊りの部分と、物語を引っ張るお芝居の部分が比較的分かれているバレエのため、既存のバレエとしては比較的入りやすい作品だと思います。初めてバレエを観る方にも分かりやすい作品です」と語った。
『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26』を配給している東宝東和では、ロイヤル・バレエのほか、パリ・オペラ座バレエのシネマも配給している。1月23日(金)からはパリ・オペラ座の『くるみ割り人形』が上映され、ロイヤルとパリ・オペラ座それぞれの「くるみ」を見比べて楽しむことができる。山本にロイヤル・バレエとパリ・オペラ座バレエの違いについて尋ねると、「イギリスは演劇の国なので、心身共に演じ切ることに重きを置いています。その反面、フランスはすごく型を重んじているというか。歌舞伎と能みたいな違いかなと思います」と、元ダンサーだからこその視点でその違いを語る。今シーズンの『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26』では、『シンデレラ』『くるみ割り人形』『ウルフ・ワークス』『ジゼル』が上映される。それぞれの作品の見どころについて、「古典の作品は皆さん好きだと思いますが、『ウルフ・ワークス』のように文学的なモチーフがバレエに発展している作品は好き嫌いが分かれると思います。僕が伝えたいメッセージとしては、新しい事をやっていかないと古いものも残っていかない。新しいバレエも何度でも鑑賞していくと自分の感性が磨かれて、見比べていくことで良さが分かり、バレエをより楽しめるようにと思います」と、バレエファンに向けて、バレエをより楽しむコツを明かしてくれた。さらに、「シネマシーズンは、映画館でリラックスしながら見ることができるうえに、劇場とは違ったアングルを楽しむことができる。是非、皆さんには色んな演目を楽しんでいただきたいです」と、締めくくり、温かな拍手に包まれたままイベントは幕を閉じた。
<ロイヤル・バレエ『リーズの結婚』作品情報>
【STORY】
村娘のリーズは、恋人の農夫コーラスとの結婚を夢見ている。しかし、母親のシモーヌは裕福な家の息子アランとの縁談を望んでいた。リーズは母親の目を盗み、密かにコーラスと想いを交わすが、シモーヌは娘を監視してアランとの結婚を進めようとする。嵐の後、リーズとコーラスは再び愛を確かめ合うものの、母親のシモーヌに気づかれて寝室に閉じ込められてしまう。シモーヌがアランとの婚約を強引に進める中、二人は彼女の前で跪き、許しと祝福を求める。やがてシモーヌも根負けし、一同に祝福されながら二人は結婚する。
《リーズの結婚》LA FILLE MAL GARDÉE
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:フェルディナン・エロール
編曲:ジョン・ランチベリー
台本:ジャン・ドーベルヴァル
美術:オズバート・ランカスター
照明デザイン:ジョン・B・リード
ステージング:クリストファー・カー
主演指導:アレクサンダー・アグジャノフ、スチュアート・キャシディ、ジャン・クリストフ・ルサージュ、イザベル・マクミーカン
シニア・レペティトゥール:サマンサ・レイン
レペティトゥール:シアン・マーフィ
指揮:ジョナサン・ロー
首席ゲストコンサートマスター:ヴァスコ・ヴァシレフ
管弦楽:ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
〈キャスト〉
シモーヌ(金持ちの未亡人):ジェームズ・ヘイ
リーズ(シモーヌの娘):フランチェスカ・ヘイワード
コーラス(リーズに恋する若い農夫):マルセリーノ・サンベ
トーマス(裕福なブドウ畑のオーナー):クリストファー・サウンダーズ
アラン(トーマスの息子):ジョシュア・ジュンカー
雄鶏:リアム・ボズウェル
鶏:マディソン・ベイリー、キム・ボミン、レティシア・ストック、マリアンナ・ツェンベンホイ
リーズの友人たち:ミーシャ・ブラッドベリ、アネット・ブヴォリ、レティシア・ディアス、ハンナ・グレンネル、
桂千理、前田紗江、佐々木万璃子、シャーロット・トンキンソン
村の公証人:アイデン・オブライエン
村の公証人の事務官:リアム・ボズウェル
ポニーのオスカー
2025年11月5日上演作品/上映時間:2時間41分
#RBOリーズの結婚
1/16(金)~1/22(木) TOHOシネマズ 日本橋 ほか1週間限定公開!
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/
■配給:東宝東和
『リーズの結婚』予告
「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」シーズン予告